Excelでデータマーカーを追加する方法|折れ線グラフ・散布図の実例付きで徹底解説
データマーカーを活用すると、データセットの中から重要な情報を目立たせたり、視覚的にわかりやすく表現したりできます。「Excelでデータマーカーを追加する方法を知りたい」という方は、この記事がきっと役立ちます。本記事では、折れ線グラフと散布図にデータマーカーを追加する手順を中心に、マーカーの変更方法やカスタマイズ方法、さまざまな種類のマーカーの適用方法についても詳しく解説します。
練習用ワークブックは以下のリンクからダウンロードできます。
Excelでデータマーカーを追加する2つの実例
まず、「データマーカーとは何か」を簡単におさらいしておきましょう。
ひとことで言えば、データマーカーとはグラフ上の特定のデータポイントを表す記号のことです。たとえば折れ線グラフでは、線上の各点がそれぞれのデータ値を示すデータマーカーとして機能します。それでは早速、例をひとつずつ見ていきましょう。
ここではMicrosoft Excel 365を使用していますが、お手持ちのバージョンでも同様に操作できます。
例1:折れ線グラフにデータマーカーを追加する
下図のように、セル範囲B4:D13にデータセットが入力されているとします。このデータには、月、マーケティング費用、売上(米ドル)が記録されています。

手順:
- まず、セル範囲C4:D13を選択し、リボンの「挿入」タブをクリックして、「折れ線グラフまたは面グラフの挿入」のドロップダウンを開きます。

- 続いて、「マーカー付き折れ線グラフ」を選択します。

次に、「グラフ要素」オプションを使ってグラフを整えていきます。
- 初期選択に加えて、「軸タイトル」をオンにすると各軸に名前を付けられます。ここでは横軸に月、縦軸に米ドルと入力しましょう。
- 次に「グラフタイトル」を追加します。たとえば「月別 売上とマーケティング費用の内訳」のようなタイトルが適切です。
- さらに「凡例」を挿入して、2つのデータ系列を表示させます。
- 最後に「目盛線」をオフにすると、すっきりとした見やすいグラフになります。
これで下図のようなグラフが作成されます。

- 続けて、円形のマーカーのいずれかを右クリックし、「データ系列の書式設定」を選択します。

- 表示されたウィンドウで「マーカー」→「マーカーオプション」を開き、「組み込み」にチェックを入れます。最後にマーカーの「種類」を選びましょう(ここでは四角形を選択)。

これだけで、グラフにデータマーカーを追加できました。とても簡単です!

関連記事:Excelで毎月のマーカーを追加する方法(簡単な手順で解説)
例2:散布図にデータマーカーを追加する
今度は、セル範囲B4:D12に入力された「イギリスとドイツの人口推移」のデータセットを使います。このデータには、1950年以降の10年ごとの年と、イギリスおよびドイツの人口(百万人単位)が記録されています。

ステップ01:散布図を作成する
- まず、セル範囲B4:C12を選択し、「挿入」タブから「散布図(X、Y)またはバブルチャートの挿入」のドロップダウンを開いて、「散布図」を選択します。

次に、「グラフ要素」オプションでグラフを編集します。
- 初期選択に加えて、「軸タイトル」をオンにして軸名を入力します。ここでは横軸に年、縦軸に人口(百万人)とします。
- さらに「凡例」を挿入してデータ系列を表示させます。
- 最後に、必要に応じて「目盛線」をオフにしてもよいでしょう。
すると、下図のような結果になります。

ステップ02:2つ目のデータ系列を追加する
- 続いて、グラフを選択して右クリックし、「データの選択」を開きます。

- 「追加」ボタンをクリックして、新しい系列をグラフに追加します。

「系列の編集」ダイアログボックスが表示されます。
- まず「系列名」を入力します(ここでは「ドイツの人口」)。
- 続いて「X系列の値」として、たとえば年の範囲を指定します。
- 次に「Y系列の値」として、たとえばドイツの人口の範囲を指定します。
- 最後に「OK」をクリックすれば完了です。

手順を完了すると、下のスクリーンショットのような結果になります。

ステップ03:データマーカーを追加する
- 次に、個別のデータマーカーを右クリックし、「データ系列の書式設定」を開きます。

- 「マーカー」セクションの「マーカーオプション」をクリックし、「組み込み」にチェックを入れます。最後にマーカーの「種類」を選択しましょう(ここではひし形を選択)。

これで下図のような結果になります。

関連記事:Excelのグラフにマーカーラインを追加する方法(3つの活用例)
データマーカーを変更する方法
好みに合わせて、データマーカーを別の図形に変更することもできます。実際の操作を見てみましょう。
手順:
- まずグラフを選択し、右クリックして「データ系列の書式設定」を選択します。

- 同様の手順で「マーカーオプション」を開き、「組み込み」を選択します。
- 次に「種類」のドロップダウンから、好きな図形を選んでデータマーカーに設定します。

最終的に、下のスクリーンショットのような仕上がりになります。

オリジナルのカスタムデータマーカーを作る方法
「既定のマーカーではなく、独自のデータマーカーを使いたい」という場合もあるでしょう。ご安心ください。このセクションでは、カスタムデータマーカーの作り方を解説します。手順はシンプルなので、ぜひ一緒に試してみてください。
ここでは、セル範囲B4:C12に1950年からの年列と、百万人単位の人口列が入力されているものとします。

ステップ01:折れ線グラフを挿入する
- 最初に、セル範囲C4:C12を選択し、「挿入」タブから「折れ線グラフまたは面グラフの挿入」のドロップダウンを開きます。

- 続いて、「マーカー付き折れ線グラフ」を選択します。

その後、「グラフ要素」オプションでグラフを整形すると、下図のような状態になります。

ステップ02:図形を挿入する
- 次に、「挿入」タブの「図形」ドロップダウンを開き、一覧から好きな図形を選びます。ここでは例として星型を選んでみましょう。

- 図形を挿入したら、「Ctrl + C」キーでコピーします。

- 隣接するセル上で右クリックし、「貼り付けオプション」から「図として貼り付け」を選択します。

これで、元の図形とまったく同じ見た目の画像が作成されます。

ステップ03:画像をデータマーカーとして使う
- まず、コピーした画像(ここでは2つ目の星型)を「Ctrl + C」キーでコピーします。
- 続いて「データ系列の書式設定」ウィンドウを開き、「マーカー」セクションの「塗りつぶし」で「図またはテクスチャ」ボタンを選択し、最後に「クリップボード」をクリックします。

- さらに「罫線」セクションで「線なし」を選択しておくときれいに仕上がります。

これでカスタムデータマーカーの設置は完了です。とても簡単ですね!

関連記事:Excelのグラフでマーカーの形を変える方法(3つの簡単な方法)
Excelのグラフに異なるデータマーカーを追加する方法
グラフ内のポイントごとに、異なるデータマーカーを設定することも可能です。手順を確認していきましょう。
手順:
- まずグラフを選択し、対象のマーカーを右クリックして「データポイントの書式設定」を開きます。

- 続いて「マーカーオプション」に移動し、「組み込み」を選択します。
- 次に「種類」のドロップダウンから、データマーカーに使う図形を選びます。

- ここでは四角形を選び、サイズを8に設定してみました。

同じ操作を他のデータマーカーにも繰り返せば、下図のような出力が得られます。

練習セクション
各自で練習できるよう、各シートの右側に下図のような練習セクションを用意しています。ぜひ自分で操作を試してみてください。

まとめ
本記事では、Excelでデータマーカーを追加する方法について、折れ線グラフと散布図の2つの実例を通して解説しました。マーカーの変更やカスタムマーカーの作成、ポイントごとのマーカーの使い分けも紹介していますので、日々の業務や資料作成にぜひお役立てください。ご不明な点があれば、下のコメント欄でお気軽にお尋ねください。また、このような記事をもっと読みたい方は、ぜひ当サイトExcelDemyをご覧ください。
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