Excelグラフのマーカー形状を変更する3つの簡単な方法
Excelでは、折れ線グラフ、(XY)散布図、レーダーチャートなどを作成すると、データポイントに自動的にマーカーが付きます。このデータマーカーがあることで、読み手は各データポイントの値をひと目で把握しやすくなります。しかし、プレゼン資料やレポートでは、マーカーをより見やすく目立たせたいという場面も少なくありません。
そこで本記事では、Excelグラフのマーカー形状を変更する3つの簡単で効果的な方法を、手順付きで詳しく解説します。
記事で使用しているExcelファイルをダウンロードできるので、実際に操作しながら読み進めることができます。
Excelグラフでマーカー形状を変更する3つの方法
今回使用するサンプルデータには、「月」と「月間利益」の2つの列が用意されています。このデータをもとに、マーカー付き折れ線グラフを挿入していきます。

マーカー付き折れ線グラフを挿入する手順は以下の通りです。
- まず、データ範囲全体を選択し、リボンの「挿入」タブをクリックします。
- 次に、「折れ線または面グラフの挿入」グループから、「マーカー付き折れ線」を選択します。

すると、マーカー付き折れ線グラフが作成されます。
グラフ上にマーカー(プロット点)が表示されているのが確認できます。
以降では、このグラフのマーカー形状を変更する3つの方法を紹介します。検証にはExcel 365を使用していますが、お使いのExcelのバージョンでも同様に操作できます。

方法1:「データ系列の書式設定」機能でマーカー形状を変更する
まず最初の方法は、「データ系列の書式設定」機能を使うやり方です。
以下の手順で操作しましょう。
- グラフ上の任意のマーカーをクリックします。クリック1回で系列全体のマーカーが選択されます。
- 続けて右クリックします。
- 表示されたショートカットメニューから「データ系列の書式設定」を選択します。

画面右側に「データ系列の書式設定」作業ウィンドウが表示されます。
- 「塗りつぶしと線」(塗りつぶしと枠線)アイコンを選択し、「マーカー」セクションを展開して「マーカーのオプション」を開きます。
- さらに「組み込み」を選択します。
- 「種類」ボックスの下向き矢印をクリックします。

複数のマーカー形状が一覧表示されます。
ここから好みの形状を自由に選べます。
- 今回は例として四角形を選択してみましょう。

「種類」ボックスに四角形が表示されます。
- 続いて、「サイズ」を15に設定します。
サイズも用途に合わせて任意の値を指定できます。

- 次に、「色」ボックスのドロップダウン矢印をクリックします。
- マーカーの色として「オレンジ、アクセント2」を選択します。

これで、四角形のマーカーを持つグラフが完成しました。

方法2:「選択対象の書式設定」オプションを使う
次の方法は、「書式」タブにある「選択対象の書式設定」オプションを使用します。
手順は以下の通りです。
- まず、グラフ上の任意のマーカーをクリックして、系列全体のマーカーを選択します。
- 次に、「書式」タブへ移動し、「現在の選択対象」グループを確認します。

- 「現在の選択対象」グループ内の「選択対象の書式設定」をクリックします。

すると、画面右側に「データ系列の書式設定」作業ウィンドウが開きます。
- 「塗りつぶしと線」→「マーカー」→「マーカーのオプション」の順に選択します。
- 「組み込み」を選び、「種類」ボックスの下向き矢印をクリックします。

さまざまなマーカー形状の一覧が表示されますので、好きなものを選びましょう。
- 今回は三角形を選択します。

「種類」ボックスに三角形が設定されました。
- 続けて、「サイズ」を15に変更します。
こちらも任意のサイズに調整可能です。

- 最後に、「色」ボックスのドロップダウン矢印をクリックし、「緑、アクセント6」を選択します。

これで、三角形のマーカーを持つグラフになりました。

方法3:カスタムマーカー(図形・画像)を適用する
3つ目の方法は、図形や画像をマーカーとして挿入するカスタムマーカーの活用です。これは、好みの図形や写真・画像でマーカーを自由にカスタマイズできる手法です。特定のデータポイントだけ別の形状にしたい場合や、ロゴなどの画像をマーカーにしたい場合に非常に便利です。
下の画像のように、マーカー付き折れ線グラフが用意されている状態で、月ごとに異なる図形をマーカーとして設定していきます。

手順は以下の通りです。
- まず、データセットに「図形」列を追加します。

- 次に、「挿入」タブ→「図形」をクリックします。
多数の図形が一覧表示されます。
- ここから星形を選択します。

- シート上のセルD5に、1月用の星形を挿入します。

次に、この星形をグラフ内の1月のマーカーとして設定します。
- 星形を選択して右クリックします。
- ショートカットメニューから「コピー」を選択します。

- グラフに戻り、1月のマーカーをダブルクリックします。
ここで必ずダブルクリックしてください。そうすることで、その1点のマーカーだけを選択できます。
- その状態でCtrl + Vキーを押すと、コピーした星形がマーカー位置に貼り付けられます。

すると、1月のマーカーが星形に変わります。

- 同様の手順を繰り返し、「図形」列に登録した他の月の図形もそれぞれコピーして、対応するマーカーに貼り付けていきます。
最終的に、グラフの各マーカーが異なる図形で表示されます。

練習用ファイルについて
本記事で解説した方法は、ダウンロードしたExcelファイルを使って自由に練習できます。ぜひ実際に手を動かして、マーカーのカスタマイズを試してみてください。

まとめ
今回は、Excelグラフのマーカー形状を変更する3つの方法を解説しました。「データ系列の書式設定」「選択対象の書式設定」を使えば組み込みの形状に簡単に変更でき、図形や画像を貼り付ければオリジナルのカスタムマーカーも作成できます。状況に応じて使い分けて、グラフをより見やすく魅力的に仕上げましょう。
ご質問やご意見があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。当サイトではExcelに関する便利なテクニックを多数紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。
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