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Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

ガントチャートは、主にプロジェクト管理の現場で活用される図表です。残念ながら、Excelにはガントチャートを直接作成する機能が用意されていません。しかし心配はいりません。「積み上げ横棒グラフ」を加工することで、Excelでも高品質なガントチャートを作成できるのです。このチュートリアルでは、シンプルな手順に沿ってExcelでガントチャートを作る方法をわかりやすく解説します。ワークシート上では、グラフ左側のデータをもとに作成されたシンプルなガントチャートをご覧いただけます。

ガントチャートとは?基本を理解しよう

横軸(値軸とも呼ばれます)は、プロジェクト全体の期間を表します。そして、ガントチャート内の各バーは、それぞれのタスクの所要期間を示しています。プロジェクトマネージャーはこのチャートを見ることで、タスク同士の重なり(並行作業)をひと目で把握できます。そのため、ガントチャートはプロジェクト管理において非常に重要なツールなのです。

データテーブルでは、B列にタスク名、C列にタスクの開始日、D列にタスク完了までの所要日数が入力されています。

注意点:重要なのは、B列には見出し(ヘッダー)を付けないことです。見出しがあると、B列とC列の両方がカテゴリ軸として認識されてしまいます。それでは、実際にガントチャートをゼロから作成していきましょう。

Excelでガントチャートを作る9つのステップ

ここでは、架空のプロジェクトスケジュールに関するデータセットを使って、ガントチャートを作成していきます。まずは、今回使用するデータセットの全体像を確認してください。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

ステップ1:適切なパラメータでデータセットを作成する

まずは、ガントチャート作成のもととなるデータセットを整えましょう。各作業の内容と開始日、そして所要日数がわかる表を作成します。以下のようなデータを用意します。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

ステップ2:積み上げ横棒グラフを挿入する

次に、このデータセットをもとにガントチャートを作ります。まずは2-D横棒グラフを挿入し、そこからガントチャートへと仕上げていきます。以下の手順に従ってください。

  • まず、データ範囲B4~D16を選択します。続いて、リボンの挿入タブから以下の操作を行います。

挿入グラフ縦棒/横棒グラフの挿入2-D横棒 → 積み上げ横棒

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

  • 既定の設定で以下のようなグラフが作成されます。グラフ内の凡例を選択して削除しておきましょう。また、作業スペースを広く確保するため、グラフを少し横長に引き伸ばすとよいでしょう。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

ステップ3:カテゴリ軸の順序を反転させる

カテゴリ軸(グラフでは縦軸)を見ると、「Board Meeting(役員会議)」が一番上に表示されています。しかし、プロジェクト管理の慣習では、最初のタスクである「Planning Meeting(計画会議)」が上部に来るのが自然です。カテゴリ軸をダブルクリックすると、軸の書式設定作業ウィンドウが表示されます。軸のオプションタブで「項目を逆順にする」にチェックを入れましょう。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

  • これにより、カテゴリ軸を作業の進行順どおりに並べ替えることができます。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

ステップ4:横軸ラベルの位置を変更する

カテゴリ軸の順序を反転させると、横軸(値軸)もグラフの上部へ移動してしまいます。再びカテゴリ軸をクリックし、軸の書式設定ウィンドウの軸のオプションタブを展開します。次にラベルセクションを開き、ラベルの位置を「」ではなく「」に設定します。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

グラフのデータを観察してみましょう。「Board Meeting」が最後のデータなので、反転後は最上位=「高」の位置にあります。横軸のラベル位置を「高」に設定すると、以下のように横軸が「Board Meeting」側、つまりグラフの上部に表示されます。これは理解しておくべき重要なポイントです。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

ここで、横軸が2013年7月3日から始まっていることに注目してください。この日付はExcelが自動的に設定したものであり、あなたが入力したものではありません。すべてのグラフは何らかの値から始まりますが、その開始値は自分で変更できます。上のグラフを見ると、一番上の青色バーは「Planning Meeting」というデータポイントの開始日系列の値(2013年3月5日)を、赤色バーは同じデータポイントの所要日数系列の値(3)を表しています。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

横軸が2013年7月3日から始まっているため、この青色の部分は実質的に2013年7月3日と2013年3月5日の間の日数を示しています。他のデータ系列も同じ要領で確認できます。バー(青または赤)の上にマウスカーソルを合わせると、Excelは次の3つの情報を表示してくれます。

  1. まずデータ系列名。上の例では「開始日」です。
  2. 次にデータポイント名。上の例では「Planning Meeting」です。
  3. 最後にデータ系列の値。上の例では「2013/03/05」と表示されています。

ステップ5:2つの日付間の日数を調べる

それでは、2013年7月3日と2013年3月5日の間に何日あるのかを確認してみましょう。ご存じのとおり、Excelは日付や時刻を「1900年1月1日からの経過日数」を表す連番(シリアル値)として保存しています。1900年1月1日はシリアル値1、1900年1月2日はシリアル値2、という具合です。日付のシリアル値を調べる方法はとても簡単です。セルに日付を入力し、セルの書式を「標準」に変更するだけで、対応するシリアル値が表示されます。この方法で調べた結果は以下のとおりです。

  • 2013年7月3日のシリアル値は 41340
  • 2013年3月5日のシリアル値は 41397
  • したがって、両者の日数差は合計 57日 となります。

下のGIF画像で操作の流れを確認してください。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

つまりグラフ上では、「Board Meeting」のデータポイントにおいて、青色バーは数値57を、赤色バーは数値3を表しているということです。これがこのグラフの仕組みです。

ステップ6:横軸の最小値・最大値・目盛間隔を変更する

プロジェクトの最初のタスク「Planning Meeting」は2013年3月5日に始まるため、横軸もこの日付からスタートさせましょう。横軸をダブルクリックすると、軸の書式設定作業ウィンドウが表示されます。軸のオプションでは、現在の最小値が41340(=2013年7月3日)に設定されています。これを、2013年3月5日に相当する41397に変更します。最大値は自動設定されていますが、これを41480に変更し、目盛間隔(単位)10に設定しましょう。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

ステップ7:ガントチャートの日付表示形式を変更する

次に、表示形式を変更します。表示形式タブの書式コード欄に「dd/mm」と入力してください。これにより、日付がより読みやすい形で表示されるようになります。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

ステップ8:青色バーを塗りつぶしなしにして非表示にする

次に、青色のバーを選択します。下の図のように、すべての青色バーが選択された状態にします。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

データ系列の書式設定作業ウィンドウの塗りつぶしセクションで「塗りつぶしなし」を選択します。ホームタブの塗りつぶしの色ドロップダウンから「塗りつぶしなし」を選んでも構いません。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

下のグラフを見てください。もうガントチャートの完成形が見えてきましたね。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

ステップ9:ガントチャートを整形する

最後に、グラフを見栄えよく仕上げていきます。

  • 所要日数のデータ系列(任意の赤色バー)をクリックし、データ系列の書式設定ウィンドウの系列のオプション間隔の幅30%に変更します。これにより、カテゴリ軸方向のバー間の隙間が狭まり、引き締まった印象になります。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

  • データ系列の書式設定 → 塗りつぶしと線 → 塗りつぶし → 単色塗りつぶし → データ系列に好みの色を設定します。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

  • データ系列の書式設定 → 効果 → 3-D書式を展開 → 上部面取りのドロップダウン → 角度タイプを選択すると、立体感のあるデザインになります。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

  • データラベルを表示しましょう。グラフ右上のグラフ要素アイコンをクリックし、メニューからデータラベルにチェックを入れます。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

  • グラフタイトルを「Project Schedule(プロジェクトスケジュール)」などに変更し、フォントサイズを大きくします。
  • 水平方向の目盛線を表示したい場合は、再度グラフ要素アイコンをクリック → 目盛線にマウスを合わせると右矢印が現れるのでクリック → ドロップダウンから主横目盛線を選択します。
  • グラフ領域の背景色を変えたり、目盛線を破線にしたりするのも自由自在です。お好みでアレンジしてください。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

  • 以上の手順を完了すると、下のスクリーンショットのようなガントチャートが完成します。

Excelでガントチャートを作成する方法|初心者向け簡単9ステップ

押さえておきたいポイント

👉 挿入リボンから2-D積み上げ横棒グラフを作成する。

👉 軸のオプションの各項目を入力したら、キーボードのEnterキーで確定する。

まとめ

いかがでしたか?Excel 2013ガントチャートを作るのは、実はそれほど難しい作業ではありません。グラフ作成の基本的な考え方を理解し、手順に沿って練習すれば、あとは応用次第で自由にカスタマイズできます。

Excelでのガントチャート作成についてご不明な点があれば、ぜひコメント欄でお気軽にお尋ねください。皆さまからのフィードバックをお待ちしております。

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