Microsoft Power Query for Excelとは?データ検出・整形を効率化する無料アドインの使い方
Microsoftは、Microsoft Excel向けのアドイン「Data Explorer」をリリースしました。現在ではMicrosoft Power Queryという名称で提供されています。この無料アドインは、データの検索、整形、準備にかかる手間を軽減することだけを目的として設計されています。
スプレッドシートを使って、重要な個人データや業務データを分析可能な形式に整えるのは、意外と手間がかかるものです。このプラグインは、まさにその課題を解決するために生まれました。データの再形成からインポート、フィルタリング、グループ化まで、新しいリボンタブのインターフェースからすべて完結できます。
Microsoft Power Query for Excelの概要
Microsoft Power Query for Excelは、ExcelのセルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)体験を強化するExcelアドインです。データの検出、アクセス、コラボレーションを簡素化することで、誰でも手軽にデータ分析を始められる環境を提供します。
前述のとおり、Microsoft Power Queryは無料で利用できます。注目すべきは、CSVやHTMLテーブル、Facebookなど、実に幅広いフォーマットに対応している点です。複数の異なるデータソースからデータを組み合わせて取り込み、ExcelやPowerPivotでの本格的な分析に向けた下準備を整えることができます。
また、MySQL、PostgreSQL、Oracle、IBM DB2といった主要データベースはもちろん、Microsoft独自のSQL Server、Azure、Accessからのインポートにもしっかり対応しています。アドインをインストールすると、Excelに新しい「Power Query」タブが追加されます。それでは、基本的な使い方から見ていきましょう。
外部データの取得方法
新しいタブには、「外部データの取得」セクションのもとに、便利なオプションが多数用意されています。ここから、以下のいずれかのソースからデータをインポートできます。
- Web
- ファイル
- データベース
- その他のソース
今回はWebからデータを取得したいので、最初のオプションを選択します。
URLバーにウェブサイトのアドレスを入力して、「適用」をクリックするだけです。
するとクエリウィンドウが起動し、そのサイト上で見つかったテーブルの一覧が表示されます。テーブルをクリックすれば、データの中身をプレビューで確認できます。
必要に応じて、データを昇順・降順で並べ替えたり、変換を加えたり、元のデータソースをもとにワンクリックで更新したりといった操作も自由に行えます。列見出しのドロップダウン矢印をクリックして、目的のアクションを選択しましょう。
オンライン検索機能
Data Explorer(現Power Query)の大きな魅力のひとつが、「オンライン検索」機能です。検索ボックスにキーワードを入力してEnterキーを押すだけで、Wikipediaなどの人気サイトから、クエリに関連性の高い結果が表示されます。
もうひとつの強力な機能が「マージ」オプションです。これを使えば、複数のソースからデータを結合(マージ)したり、追加(アペンド)したりできます。さらに、Excel 2013のPower Viewと組み合わせれば、視覚的に訴える美しいデータ可視化を作成することも可能です。
Microsoft Power Queryの公式ヘルプページには、さまざまなハウツーチュートリアルへのリンクが掲載されています。複数ソースからのデータインポート、共通列をキーとしたテーブルの結合、結果のグループ化・並べ替え・フィルタリングまで、入門レベルの簡単な内容から、段階的に学べるステップバイステップのチュートリアルが豊富に揃っています。理解を深めたい方は、ぜひ一度目を通してみてください。
Microsoft Power Queryは公式サイトからダウンロードできます。さっそくインストールして、その多彩な機能を試してみてください。
-
Excelでデータモデルを管理する方法【初心者向け5ステップ完全ガイド】
Excelでデータモデルを管理する方法を学びたいと思っていませんか?本記事では、Excelにおけるデータモデルの管理手順を、初心者の方にもわかりやすくステップごとに徹底解説します。この記事を読めば、データモデルの基本概念から実践的な活用方法まで、すべてをマスターできるでしょう。 より理解を深めたい方は、練習用のExcelワークブックをダウンロードして、実際に手を動かしながら学習することをおすすめします。 Excelのデータモデルとは? Excelのデータモデル(Data Model)とは、2つ以上のテーブルを共通のデータ項目(キー)で関連付けた特殊なデータテーブルの形式です。複数のシートや外部
-
ExcelでネストされたANOVA(入れ子分散分析)を実行する方法|具体例付きの詳細解説
分散分析(Analysis of Variance、略してANOVA)は非常に有用な統計分析手法です。1918年にその手法が開発されて以来、幅広い分野で活用されてきました。ANOVAは平均値と各グループ間の統計的な差異を示し、それぞれの値がどの程度関連しているかを判定します。ネストされたANOVA(入れ子分散分析)とは、これらのグループがさらに複数のサブグループに細分化され、個々のサブグループとの相関関係が必ずしも明確ではない場合の分析を指します。本記事では、ネストされたANOVAの概要と、Excelでこの分析を行う方法について詳しく解説します。 デモンストレーションに使用したワークブックは、