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High Sierraセキュリティアップデート2019-003の不具合を解決する5つの対処法

Macをオンライン攻撃から守る最も効果的な方法のひとつが、セキュリティアップデートの適用です。Appleは既知の脆弱性を修正するため、各macOSバージョン向けに定期的にセキュリティパッチを公開しています。

2019年5月13日、AppleはmacOS Mojave 10.14.5アップデートと同時に、SierraおよびHigh Sierra向けの「セキュリティアップデート2019-003」をリリースしました。macOS Mojave 10.14.5のサイズは約2.8GB、セキュリティアップデート2019-003は約1.9GBです。これらのアップデートは複数の製品に存在する脆弱性に対処するもので、Safari 12.1.1もこのセキュリティアップデートに含まれています。

セキュリティアップデート2019-003の主な変更点

  • 対応スマートTVでのAirPlay 2サポート
  • Apple News+アプリの改善
  • 2018年モデルMacBook Proのオーディオレイテンシ低減
  • OmniOutlinerおよびOmniPlanのバグ修正
  • 保護されていないBluetooth接続を使用するアクセサリの無効化
  • FileVaultで個人復元キー(PRK)使用後のユーザーアカウントパスワードリセットに関する問題の修正
  • アプリケーションファイアウォールのバグ修正
  • Gatekeeperチェックのバイパス問題の修正
  • 細工されたオーディオ・ビデオファイルに関連する脆弱性の修正
  • ディスクイメージの問題修正
  • EFIの認証問題の修正
  • カーネルのバグ3件を修正
  • SQLiteのバグ4件を修正
  • WebKitの複数のバグを修正

High SierraユーザーはApp Storeからセキュリティアップデートをダウンロードできるほか、スタンドアローン型のインストーラも入手可能です。

インストール自体は簡単なはずですが、多くのユーザーからHigh Sierraセキュリティアップデート2019-003に関するトラブル報告が寄せられています。報告によると、起動の遅さ、アプリのクラッシュ、インストール失敗など、さまざまな問題が発生しているとのことです。

プロのヒント: システムの問題や動作の遅さを引き起こす可能性のあるパフォーマンス問題、ジャンクファイル、有害なアプリ、セキュリティ脅威を、Macスキャンで事前に検出しておきましょう。

また、セキュリティ機能が正しく適用されなかったため、何度もアップデートをインストールし直したユーザーもいます。このケースでは、インストールは成功して再起動を促されるものの、再起動後に再度アップデートのインストールを求められるという現象が起こります。さらに、まったく起動できなくなってしまったユーザーもいるようです。

症状はユーザーごとに異なりますが、共通しているのは、新しいHigh Sierraアップデートをインストールした直後に問題が発生し始めたという点です。この問題により多くのMacユーザーが不便を強いられていますが、Appleからの公式コメントはまだありません。問題を引き起こしているこのセキュリティアップデート自体にバグがある可能性もあるため、Appleの対応を待つしかない状況です。

セキュリティアップデート2019-003がMacで問題を引き起こす原因

セキュリティアップデートがMacにさまざまな問題をもたらすのは、決して珍しいことではありません。High Sierraセキュリティアップデート2019-003の問題は、以下のような要因によって引き起こされている可能性があります。

  • アップデートのインストール失敗、または不完全なインストール
  • 不具合のあるサードパーティ製アプリ
  • ストレージ容量の不足
  • ハードディスクの問題
  • ウイルスやマルウェアへの感染

以下では、セキュリティアップデート適用後に発生した問題を解決するためのトラブルシューティング手法を紹介します。一般的な対処手順と、特定の問題に特化した修正方法の両方を含んでいます。お使いの環境に応じて、これらの解決策を組み合わせて試してみてください。

High Sierraセキュリティアップデート2019-003による問題の解決方法

作業を始める前に、まず基本的なメンテナンスを行い、Macをトラブルシューティングに備えておきましょう。ウイルス対策ソフトを実行して、マルウェアが動作していないかを確認します。感染ファイルをすべて削除し、ウイルスやマルウェアを完全に駆除してください。

不要になったアプリやファイルを削除し、Mac修復アプリを使ってジャンクファイルを一掃しましょう。クリーンアップが終わったらMacを再起動し、以下の方法を順番に試していきます。

ステップ1: Apple Diagnostics(Apple診断)またはApple Hardware Testを実行する

この診断ツールはすべてのmacOSデバイスに内蔵されており、ハードウェアの問題をチェックできます。2013年以降に発売されたMacでは「Apple Diagnostics」、それ以前のMacでは「Apple Hardware Test」という名称です。ハードウェア起因の問題を排除するために、まずこのユーティリティを実行しましょう。

Apple Diagnosticsの実行方法:

  1. Macを再起動し、起動中にDキーを押し続けます。
  2. Apple Diagnosticsが自動的に起動し、コンピュータの問題をスキャンします。
  3. 処理が完了すると、検出された問題の一覧が表示されます。

スキャン中に重大な問題が見つかった場合は、Appleサポートに相談するか、修理センターにMacを持ち込んでください。問題がない場合は、次の対処法に進みましょう。

ステップ2: NVRAMをリセットする

MacのNVRAMは電源を切っても情報を保持する仕組みのため、再びコンピュータを使い始めるときに改めてデータを取得する必要がありません。しかし、アップデート処理中に一部のデータが破損し、Macに問題を引き起こすことがあります。NVRAMをリセットすれば、この問題は簡単に解決できます。

NVRAMをリセットするには、Macを再起動してCommand + Option + P + Rを押し続けます。NVRAMがリセットされると、コンピュータが再度自動的に再起動します。再起動後、セキュリティアップデートによる問題が解消されたかどうかを確認してください。

ステップ3: ストレージ容量を確認する

アップデートが失敗してMacに問題が生じるもうひとつの原因は、ストレージ容量の不足です。High Sierraセキュリティアップデート2019-003は大きなファイルなので、十分な空き容量が必要です。専門家は、アップデートをインストールする際には少なくとも10GBの空き容量を確保することを推奨しています。使っていないアプリやジャンクファイルを削除すれば、アップデートに必要なスペースを確保できるでしょう。

ステップ4: セーフモードでインストールする

通常モードでの起動に問題がある場合は、代わりにセーフモードで起動できます。起動時にShiftキーを押し続けるだけで、セーフモードが立ち上がります。Mac App Storeを開き、そこからHigh Sierraセキュリティアップデート2019-003をインストールしてください。その後、通常モードで再起動し、問題がまだ残っているかどうかを確認します。

ステップ5: macOSを再インストールする

上記のすべての手順を試してもアップデート関連の問題が解決しない場合は、macOSの再インストールが最後の手段です。ご安心ください。データを消去せずに再インストールすることは可能です。OSを再インストールすると、Appleのシステムファイルがすべて上書きされ、問題の原因となっているファイルが正常なものに置き換えられます。

リカバリーモードでmacOSを再インストールする方法:

  1. Macを再起動する際に、Command + Rを押し続けます。
  2. macOSユーティリティウィンドウが表示されたら、macOSを再インストールをクリックします。
  3. 続けるをクリックします。
  4. 画面の指示に従って、macOSをインストールするハードドライブを選択し、インストールを開始します。

インストールが完了するまで待ち、以前の問題がまだ残っているかどうかを確認してください。

まとめ

2019-003のようなセキュリティアップデートの適用は、攻撃者に悪用される恐れのあるバグや脆弱性を修正するため、Macを攻撃から守るうえで非常に重要です。High Sierra向けのこのセキュリティアップデートのインストールで問題が発生した場合は、本ガイドの手順に従えば、macOSを最新の状態に保ちながら問題を解決できます。

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