macOS High Sierra(10.13)アップデート失敗の原因と6つの解決策
Appleは数か月前、最新オペレーティングシステム「macOS High Sierra」を正式リリースしました。他のMac OSと同様に、High Sierraは、多くのユーザーが毎日使用している機能やアプリケーションを洗練させることで、Macをより信頼性が高く、高性能で、レスポンスの良いマシンにすることを目的として設計されています。
Appleが品質と信頼性に最大限のこだわりを持ってHigh Sierraを開発したことは間違いありませんが、だからといってエラーから完全に免れるわけではありません。新OSのダウンロード・インストール・利用者が増えるにつれ、不具合の報告も増加しています。この記事では、macOS High Sierraのインストールエラー、特に多くのユーザーを悩ませている「ダウンロードやインストールのフリーズ」への対処法を詳しく解説します。
1. macOS High Sierraのダウンロードに失敗する
High Sierraの問題は、App Storeからインストールパッケージをダウンロードしようとした最初の段階で発生することがあります。多くのユーザーから、次のようなポップアップダイアログが表示されたという報告があります。
- エラーが発生しました。
- ダウンロードに失敗しました。
- macOS High Sierraのダウンロードに失敗しました。
- macOSのインストールを続行できませんでした。
当然ながら、これはmacOS High Sierraへアップグレードできないという深刻な問題です。このエラーはインターネット接続不良によって引き起こされることが多いため、まず安定した通信環境があるか確認しましょう。可能であればWi-Fiから有線接続へ切り替えるのがおすすめです。MacBook Airを使用している場合は、電波状態の良い場所で作業してください。また、多数のユーザーが同時にダウンロードしていることでサーバーに負荷がかかっている可能性もあるため、時間をおいて再試行するのも有効です。
再ダウンロードを試みる前に、App Storeを強制終了し、以前のダウンロードで残った一時ファイルを削除しておきましょう。手順は以下の通りです。
- 画面左上のAppleロゴをクリックし、Appleメニューを開きます。
- 「強制終了」を選択します。
- リストから「App Store」を選んでクリックします。
途中までダウンロードされたファイルを削除するには、「ダウンロード」フォルダを開き、「macOS 10.13 High Sierra」という名前の項目を見つけて削除してください。
2. macOS High Sierraのインストールに必要なディスク容量が不足している
macOS High Sierraには最低2GBのRAMと約9GBのハードディスク空き容量が必要ですが、スムーズなインストールと快適な動作を保証するためには、15〜20GB程度の空き容量を確保しておくことが推奨されます。
インストール中に「ハードドライブの空き容量が不足しているためmacOS High Sierraをインストールできません」というエラーメッセージが表示された場合は、以下の方法を試してみてください。
- 古いファイルや使用していないアプリを削除する。
- アプリのキャッシュを削除する。
- 古いデバイスのバックアップを削除する。
- iTunesから不要なメディアファイルを削除する。
- 一時ファイルを削除する。
- 使用していない辞書や言語パックを削除する。
- 日常的には使わないが残しておきたいファイルは、外付けドライブへ移動する。
- 大きなファイルを圧縮する。
- ゴミ箱を空にする。
作業量が多いように感じるかもしれませんが、ジャンクファイルや破損ファイルを探す時間を節約したいなら、サードパーティ製の自動クリーニングツールを活用するのも一案です。ワンクリックでスキャンを実行すれば、不要な一時ファイルを簡単に見つけられ、同じアプリ内でそのまま削除できるため非常に便利です。
3. macOS High Sierraがインストールできない
インストールパッケージは無事ダウンロードできたのに、いざインストールしようとすると失敗するケースもあります。この場合、Macに既存のmacOS Sierraが残っていることによる競合が考えられます。以下の手順で問題を解消しましょう。
- Launchpad(ランチパッド)を開きます。
- 疑問符が付いた「Install macOS Sierra」というファイルを探して削除します。
- Macを再起動します。
- macOS 10.13 High Sierraのアップデータを再度ダウンロードします。
- Appleメニューを開きます。
- 「App Store」を選択します。
- 「アップデート」タブに移動し、macOS Sierraの横にある「アップデート」をクリックします。
4. インストール中にmacOS High Sierraがフリーズする
インストールパッケージのダウンロードと起動には成功したものの、先へ進まないこともあります。「続ける」ボタンをクリックしてもグレーアウトしたまま反応しない場合です。この症状に悩まされているのはあなただけではありません。新OSをようやく楽しもうとした矢先に直面する、最も一般的な問題の一つです。確かに厄介ですが、回避策はまだいくつか残されています。
まず、インストールを妨げている可能性があるため、Mac上のウイルス対策ソフトを一時的に無効化またはアンインストールしてみてください。次に、セーフモードでアップデートをインストールする方法を試せます。Macをセーフモードで起動するには、Shiftキーを押しながら電源ボタンを押してください。その後、改めてmacOS High Sierraのインストールを試みます。それでも解決しない場合は、応答しなくなったインストーラを一度強制終了してから再実行しましょう。手順は以下の通りです。
- Controlキーを押しながら、Dock上のインストーラアイコンをクリックします。
- 「終了」を選択します。
- 「アプリケーション」フォルダを開き、macOS High Sierraのインストールファイルを見つけて選択し、終了させます。
- インストールをやり直します。
5. インストール後にMacが起動しなくなる
ここまで読むと、アップグレードにまつわる問題は尽きないように思えるかもしれませんが、ここまで来たら諦めるのは惜しいところです。インストール後の起動トラブルについては、新しいOSのための環境を整えるためにNVRAMまたはPRAMをリセットすれば解決できます。NVRAM/PRAMをリセットすることで、Macは実質的に初期状態からスタートします。手順は以下の通りです。
- Option、Command、P、Rの4つのキーを同時に押しながら、電源ボタンを押します。
- 2回目の起動音が聞こえるまでキーを押し続け、聞こえたらすべてのキーを同時に離します。
6. インストール後にアプリがクラッシュする
macOS High Sierraへのアップデートに伴い、Appleは完全に64ビットアーキテクチャへ移行しました。残念ながら、一部のアプリはまだこの変更に対応していません。32ビットアプリをまだ使用している場合は、64ビット版のアップデートが提供されていれば必ず更新してください。対応するアップデートがないアプリについては、アンインストールするしかないでしょう。
ただし、アプリのアンインストールは単純にファイルを削除するよりも複雑です。さまざまなフォルダに散在するプログラムファイルをすべて取り除く必要があります。手間を省きたいなら、サードパーティ製のアンインストーラーツールを使えば、問題のあるアプリを完全かつクリーンに削除できます。
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