Windows 10のタスクバーに関するトラブルを解決する6つの対処法
Windows 10の登場により、新しいインターフェースが生まれただけでなく、既存のツールにも多くの新機能が追加されました。その代表例が「タスクバー」です。
この記事では、Windows 10におけるタスクバーの変化について解説するとともに、よくあるエラーを解消するためのテクニックをご紹介します。
Windows 10で新しくなったタスクバーの機能
2015年のWindows 10発売に伴い、タスクバーも大幅にリニューアルされました。最大の変更点は検索ボックスの追加で、デジタルアシスタント「Cortana」とのやり取りがしやすくなったことです。
この検索ボックスが不要な場合は、タスクバーを右クリックして「Cortana」→「Cortanaアイコンを表示」を選択すれば控えめなアイコン表示になり、「非表示」を選べば完全に消すこともできます。
検索バーの右側にあるのが「タスクビュー」アイコンです。これを使うと、デスクトップ上で現在開いているすべてのウィンドウを一覧表示でき、仮想デスクトップの作成も可能です。
仮想デスクトップを活用すれば、ウィンドウやアプリケーションを用途別に整理できます。たとえば、仕事用のデスクトップと、昼休みに音楽を聴くなど娯楽用のデスクトップを作り分けるといった使い方ができます。
また、タスクビューアイコンからは、Windows 10の「タイムライン」機能にもアクセスできます。最近行った作業がすべて表示され、以前のタスクに簡単に戻ることができます。
Windows 10タスクバーの問題とその解決策
1. エクスプローラーを再起動する
タスクバー関連のトラブルに直面したら、まず試すべきなのはexplorer.exeプロセスの再起動です。このプロセスは、ファイルエクスプローラー、タスクバー、スタートメニューといったWindowsシェル全体を管理しています。

- Shift + Ctrl + Escキーを同時に押してタスクマネージャーを起動します。
- タスクマネージャーのウィンドウで詳細をクリックします。
- プロセスタブに移動し、Windowsエクスプローラーを見つけます。
- 右クリックして再起動を選択します。
この操作を行うと、タスクバーが一瞬消えて、その後すぐに戻ってきます。正常に動作しない場合は、PCを再起動するか、ユーザーアカウントからサインアウトして再度サインインしてください。
2. タスクバーがフリーズする場合
タスクバーのアイコンが反応しない場合は、PowerShellを使った修復方法が有効です。以下の手順に従ってください。
- スタートメニューを開き、「PowerShell」と入力します。検索結果のPowerShellを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

- 次のコマンドを入力して、すべてのアプリを再登録します。
Get-AppXPackage -AllUsers | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}

- 続いて、C:\Users\ユーザー名\AppData\Localフォルダーへ移動します。
注意:「Windows + R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開き、パスをコピー&ペーストすることでもアクセスできます。
- TileDataLayerフォルダーを見つけて削除します。これでタスクバーが反応しない問題は解決するはずです。
2つ目の方法:上記の方法で改善しない場合は、こちらの修正を試してください。ただし注意が必要です。この方法では、Microsoft Storeを含むすべてのWindows 10アプリがPCから削除されます。先ほどと同じようにPowerShellを開き、次のコマンドを入力します。
Get-AppxPackage | Remove-AppxPackage
Get-AppxProvisionedPackage -Online | Remove-AppxProvisionedPackage -online

完了したらPCを再起動してください。これで問題が解決する可能性が高いです。
3. タスクバーのアイコンが消える場合
タスクバーの一部のアイコンが見つからない、システムトレイに時計などの機能が表示されない場合は、コマンドプロンプトを使って問題を解決しましょう。以下の手順に従ってください。

- スタートメニューで「cmd」と入力し、検索結果のコマンドプロンプトを右クリックして「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
- コマンドプロンプトが起動したら、SFCコマンドを使用します。このコマンドはシステムファイルチェッカーユーティリティを実行し、Windowsの問題を修復します。

「sfc /scannow」と入力します。
- 完了したら、システムを再起動して終了です。
注意:この処理には時間がかかる場合がありますので、辛抱強くお待ちください。
SFCコマンドで問題が解決しない場合は、次のコマンドを試しましょう。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

このコマンドを実行すると、DISM(展開イメージのサービスと管理)ツールが起動します。処理が完了したらPCを再起動してください。タスクバーは元の状態に戻るはずです。
4. タスクバーの自動的に隠す機能が動作しない場合
タスクバーの自動的に隠す機能を有効にしているのに正しく動作せず、エクスプローラーの再起動でも改善しない場合は、別の調整が必要です。
注意:まず自動的に隠す機能が有効になっているか確認してください。
- Windows + Iキーを押して設定を起動します。

- 個人用設定に移動します。
- 個人用設定のウィンドウでタスクバーを選択します。

- 「デスクトップモードでタスクバーを自動的に隠す」が有効になっているか確認します。

うまくいかない場合は、一度オフにしてから再度オンにしてみてください。タスクバーが自動的に隠れない原因として、何らかのアプリがあなたの注意を求めている可能性もあります。開いているアプリを確認し、対応が必要なエラーメッセージや通知がないかチェックしてみましょう。
それでも解決しない場合は、システムトレイ(通知領域)でバックグラウンド動作中のアプリを確認してください。そこに注意を要するアプリがあるかもしれません。
この問題が頻繁に発生する場合は、通知の設定を根本的に変更しておくのもよいでしょう。
- Windows + Iキーを同時に押して設定を開きます。

- システム→通知とアクションに移動します。

- アプリごとの設定を確認します。
注意:これでも通知を制御できない場合は、該当アプリを再インストールすることで問題を解決できることがあります。
5. ドライバーの更新とWindows Updateの適用
古いドライバーや保留中のWindows Updateが原因で、PCに問題が発生することがあります。特にディスプレイドライバーの更新は、タスクバーの問題解決につながることがあります。Windows 10の自動更新中にドライバーの競合が発生している可能性もあるため、自分の手でドライバーを管理・更新することをおすすめします。すべてのドライバーが最新かどうかを必ず確認しましょう。
Windows Updateに保留中の項目がないか確認するには、
- Windows + Iキーを押して設定を開きます。
- 更新とセキュリティに移動します。

- Windows Updateをクリックします。

利用可能な更新プログラムがあればインストールしてください。インストールされるパッチによって問題が解決するかもしれません。ついでに、すべての更新プログラムが適用済みかどうかも確認しておきましょう。
6. システムの復元または新しいユーザーアカウントの作成
ここまでの方法がどれもうまくいかない場合は、システムの復元を試してみてください。システムの復元を使えば、問題が発生する前の状態に設定を戻すことができます。
復元ポイントでも問題が解決しない場合は、新しいWindowsユーザーアカウントを作成して問題を切り分けてみましょう。
新しいユーザーアカウントを作成するには、以下の手順に従います。
- Windows + Iキーを同時に押して設定アプリを開きます。
- アカウントを選択します。

- 左側のペインから家族とその他のユーザーを探します。
- 「その他のユーザー」セクションの下にある「このPCに他のユーザーを追加する」を選択します。

画面の指示に従ってアカウントを作成します。ローカルアカウントのみで作成したい場合は、「このユーザーのサインイン情報がありません」を選択し、その後「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選ぶと、後々の手間を避けられます。
以上が、Windows 10タスクバーを扱うために知っておくべきポイントです。これらをマスターすれば、タスクバーの管理はとても簡単になるはずです!
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