macOS High Sierraのよくあるトラブルと解決策を徹底解説
新しいAPFSファイルシステム、高速化されたブラウザ、優れたグラフィック性能、強化されたゲーム機能、VRサポートなど、数々の新機能に魅了されて、macOS High Sierraへアップグレードした方は多いのではないでしょうか。しかし、この魅力的なOSを使っているうちに、さまざまな問題に直面することもあります。本記事では、ダウンロードの不具合、アプリの互換性の問題、システムパフォーマンスのバグなど、よくある質問とそれぞれの解決策をまとめてご紹介します。
1. macOS High Sierraがダウンロードできない
最初の段階でつまずきやすいのが、macOS High Sierraがダウンロードできないという問題です。ダウンロードが途中で止まったり失敗したりして、「macOS High Sierraのダウンロードに失敗しました」や「macOSのインストールを続行できません。重要なコンテンツのダウンロードが必要ですが、現在ダウンロードできません。後でもう一度お試しください」といったエラーメッセージが表示されることがあります。
これらのエラーにはいくつかの原因が考えられます。
原因1:同時に多くのユーザーがダウンロードしている
リリース直後はアクセスが集中し、サーバーに負荷がかかるため、ダウンロードが失敗することがあります。この場合は、時間をおいてから再度ダウンロードを試みてください。
原因2:ネットワーク接続が不安定
Wi-Fi接続から有線(イーサネット)接続に切り替えて、できるだけ安定したインターネット環境を確保することをおすすめします。その上で、App StoreからHigh Sierraのインストールファイルを再ダウンロードしてください。それでも失敗する場合は、ハードディスク内の「Install macOS 10.13」というファイルを見つけてゴミ箱に移動し、App Storeから再度ダウンロードしましょう。
原因3:未完了のダウンロードが残っている
それでもダウンロードに問題がある場合は、App Storeを開いて「アカウント情報」をクリックし、「未完了のダウンロード」がないか確認してください。あれば、そこからHigh Sierraをダウンロードできます。最後にApp Storeからサインアウトし、ダウンロードが再開されるかどうかを確認してみてください。
2. macOS High Sierraがインストールできない
通常、High Sierraのダウンロードが完了すると、インストールの続行を促す画面が表示されます。表示されない場合は、アプリケーションフォルダから「Install macOS 10.13」というファイルを開いてください。また、ディスク容量が不足しているとインストールに失敗するため、事前に十分な空き容量を確保しておきましょう。空き容量を確保したら、もう一度インストールを試みてください。
さらに、インストールプロセスの最後にエラーメッセージが表示された場合は、Macを再起動する際にCommand + Rキーを押し続けると、リカバリーモードでMacが起動します。このモードで問題を解決してから、通常どおりMacを再起動できます。あるいは、Time Machineのバックアップを使用して以前のmacOSバージョンに戻し、インストールをやり直す方法もあります。
3. High Sierraへのアップグレード後にMacが起動しない
アップグレード後、想像もしなかった最悪の事態――Macが起動しなくなる――に遭遇することもあります。実際、一部のユーザーに発生している問題です。この場合、起動時にCommand + Option + P + Rを押し続け、ビープ音が鳴るまで待ってみてください。このキーの組み合わせでNVRAMがリセットされ、基本的なトラブルシューティング方法として広く活用されています。
4. Macが頻繁にログアウトする
上記以外にも、High Sierraをインストールした後にMacが勝手にログアウトしてしまう問題が発生することがあります。以下に、いくつかの解決策をご紹介します。
対策1:自動ログアウト設定をオフにする
「システム環境設定」>「セキュリティとプライバシー」>「詳細」に移動し、「○分操作がない場合はログアウト」というチェックボックスのチェックを外します。
対策2:スリープ後のパスワード要求を解除する
「セキュリティとプライバシー」の「一般」タブを選択し、「スリープまたはスクリーンセーバーが開始してから○秒後にパスワードを要求」というチェックボックスのチェックを外します。ただし、この設定を行うとMacがパスワードで保護されなくなるため、セキュリティ上のリスクが高まる点に注意してください。
対策3:ブラウザのハードウェアアクセラレーションを無効化する
サードパーティ製ブラウザがログアウトの原因になることもあります。たとえばGoogle Chromeを使用している場合は、設定を開き、画面下部の「詳細設定」をクリックして、ハードウェアアクセラレーションをオフにしてみてください。
5. 一部のアプリがmacOS High Sierraでクラッシュする
アプリケーションの互換性も、High Sierraへのアップグレード後に発生しうる問題の一つです。特に古いサードパーティ製アプリで発生しやすい傾向があります。アプリがmacOS High Sierraで動作しなくなった場合は、まず利用可能なソフトウェアアップデートがないか確認しましょう。開発元の公式サイトにアクセスして、アップデートやアプリを正常に動作させるためのヒントを探すのも良い方法です。どうしても解決しない場合は、より新しいバージョンのソフトウェアを購入するか、代替アプリを探すことを検討してください。
6. High Sierraへのアップグレード後にMacが遅くなる
アップグレード後にMacの動作が大幅に遅くなったと感じたら、いくつかのトラブルシューティングを試してみましょう。最も簡単なのはMacを再起動してみることです。それでも改善しない場合は、次の方法を試してください。
アクティビティモニタ(アプリケーション>ユーティリティ)を開いて、メモリを最も消費しているアプリケーションを見つけます。次に、そのアプリケーションをクリックして選択し、グレーの「×」ボタンを押して終了または強制終了します。
また、キャッシュファイルを削除してMacを高速化するのも効果的です。さらに、ディスクユーティリティ(アプリケーション>ユーティリティ)から「First Aid(応急処置)」を実行してディスクを修復することもおすすめします。
7. MacBookのバッテリー問題
High Sierraをインストールした後、MacBookのバッテリーの減りが速くなることがあります。心配いりません!まず原因を調べてみましょう。アクティビティモニタの「エネルギー」タブを開けば、各アプリケーションがどれほどのエネルギーを消費しているかを確認できます。電力を大量に消費する不要なアプリを特定して終了させれば、バッテリー駆動時間の改善が期待できます。
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