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iPadが勝手に再起動し続ける原因と直し方【徹底解説】

iPadが何もしていないのに勝手に再起動を繰り返す——これはApple製タブレットの中でも比較的まれな、しかし深刻なトラブルの一つです。原因はハードウェア側にある場合もあれば、ソフトウェア側にある場合もあります。

ただし、すぐに最寄りのApple Storeへ駆け込む前に、まずはこの記事で紹介する対処法を一つずつ試してみてください。出かけずに問題を解決できるかもしれません。

iPadが勝手に再起動し続ける原因と直し方【徹底解説】

1. 充電ポート(Lightning / USB-C)を確認する

iPadは充電を正しく行えない場合、自動的に再起動することがあります。電源に接続している状態で再起動が起こるなら、充電ポート・ケーブル・アダプターのいずれかに問題がある可能性があります。以下を確認しましょう。

  • iPadのLightningポートまたはUSB-Cポートにホコリや糸くず、汚れが詰まっていないか確認し、つまようじやピンセットで取り除きます。
  • ケーブルは他のApple製品用のものと交換してみてください。サードパーティ製ケーブルを使う場合は、必ずMFi認証品を選びましょう。
  • 別のコンセントや充電アダプターを試します。MacやPCに直接接続してみて、充電器自体の故障かどうかを切り分けるのも有効です。
iPadが勝手に再起動し続ける原因と直し方【徹底解説】

2. iPadOSを最新版にアップデートする

システムソフトウェア(iPadOS)はiPad全体の安定性に大きく関わっています。競合タブレットに比べてバグが少ないとはいえ、特定のバージョンにはデバイスの正常な動作を妨げる重大な不具合が含まれることがあります。

しばらくアップデートしていない場合は、「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」を開き、「ダウンロードとインストール」をタップして保留中のアップデートを適用しましょう。

もし再起動を繰り返してアップデート操作まで電源が持たない場合は、後述の「リカバリーモード」を使った更新を試してください。

iPadが勝手に再起動し続ける原因と直し方【徹底解説】

また、ベータ版のiPadOSでは深刻な安定性の問題が発生することがあります。その場合は、正式版(安定版)へのダウングレードが最も確実な解決策です。

3. アプリをアップデートする

特定のアプリ使用中だけ再起動が起こる場合は、まずそのアプリの保留中のアップデートをすぐに適用してください。開発者は端末をクラッシュさせるようなバグを素早く修正するのが一般的だからです。

App Storeで対象アプリを検索し、「アップデート」というボタンが表示されていればタップします。

アップデートが表示されない、または更新しても問題が続く場合は、開発者に直接問い合わせてみましょう。連絡先はApp Storeのアプリページから確認できることがほとんどです。

さらに、iPad内のすべてのアプリをまとめて更新しておくことも強くおすすめします。バックグラウンドで動作するアプリが引き起こす大きな不具合を防ぐ効果が期待できます。App Store画面の右上にあるプロフィールアイコンをタップし、「すべてアップデート」を選びましょう。

iPadが勝手に再起動し続ける原因と直し方【徹底解説】

4. バッテリーの状態を確認する

iPadのバッテリー寿命は約1,000回の充放電サイクルとされています。数年間使い込んだデバイスなら、バッテリーが大きく劣化している可能性があります。

バッテリーの状態は、MacならcoconutBatteryなどのサードパーティ製アプリでチェックできます。iPadを接続して「iOS Device」タブを選べば、充放電サイクル数がすぐに表示されます。Windows PCの場合は、iMazingなどのアプリでサイクル数を確認可能です。

iPadが勝手に再起動し続ける原因と直し方【徹底解説】

サイクル数が1,000回を超えている場合は、Appleにバッテリー交換を相談するか、新しいiPadへの買い替えも検討しましょう。

5. すべての設定をリセットする

iPadOSにはネットワーク、プライバシー、アクセシビリティ関連など多数の設定項目があり、これらが深刻な競合を起こして自動再起動を引き起こすことがあります。最も効果的な対処法は、すべての設定を出荷時の初期状態に戻すことです。

ただし安心してください。このリセットでは(Wi-Fiネットワークの登録情報などを除き)、写真やアプリなどのデータは消えません。

操作は「設定」>「一般」>「転送またはiPadをリセット」(iPadOS 14以前は「リセット」)>「リセット」>「すべての設定をリセット」から行えます。

iPadが勝手に再起動し続ける原因と直し方【徹底解説】

6. iPadを初期化(工場出荷状態に戻す)

設定のリセットでも改善しない場合は、次の選択肢としてiPadを初期化(ファクトリーリセット)します。事前にデータのバックアップを作成できますが、頻繁に再起動するデバイスではバックアップが取れないこともあるため、その場合は過去のiTunes/FinderまたはiCloudバックアップを使うことになります。バックアップが一切ない場合、すべてのデータは失われるので注意してください。

初期化は「設定」>「一般」>「転送またはiPadをリセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」から実行できます。あるいはiPadをMacやPCに接続し、FinderまたはiTunesで「iPadを復元」を選択してもOKです。復元後はバックアップからデータを元に戻せます。

7. リカバリーモードまたはDFUモードを試す

上記の対処法でも問題が解決しない場合、または一部の操作が実行できない場合は、リカバリーモードを使ってシステムソフトウェアの更新・再インストールを試みましょう。リカバリーモードは、重大なトラブルの切り分けと修復を目的とした高度な復元環境です。

リカバリーモードに入ったら、まず「アップデート」を選択して最新のシステムソフトウェアを再インストールします。この操作ではデータは失われません。それでも再起動が止まらない場合は、もう一度リカバリーモードに入り、今度は「iPadを復元」を選択します。こちらは全データが消去されますが、iTunesまたはiCloudのバックアップがあれば内容を復元できます。

iPadが勝手に再起動し続ける原因と直し方【徹底解説】

リカバリーモードでも改善しない場合は、最終手段としてDFUモードを試します。DFU(Device Firmware Update)モードは、システムソフトウェアだけでなくデバイスのファームウェアも再インストールします。ハードウェアレベルのプログラム破損が原因の問題を解決できる可能性があります。

8. 解決しなければAppleに持ち込む

ここまでの対処法を試しても改善しない場合、自分では修理できないハードウェア障害が発生している可能性が高いです。その際は、近くのApple StoreのGenius Bar予約を取り、修理または交換を依頼しましょう。


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