Excelで月次売上レポートを作成する方法|初心者でもできる簡単2ステップ
月次売上レポートとは、企業の販売活動を毎月モニタリング・評価・分析し、売上の傾向を把握するための重要な資料です。営業マネージャーにとって、月末に月次売上レポートを作成することは欠かせない業務の一つです。本記事では、Excelで月次売上レポートを効率よく作成するための簡単な方法とコツを詳しく解説します。
Excelで月次売上レポートを作成する2つのステップ
この記事では、Excelで月次売上レポートを作成するための2つのステップを紹介します。
ここでは、家電ショップの売上データを例に説明します。サンプルデータでは、1月・2月・3月の売上がそれぞれ別のシートに入力されています。これらの各シートからデータを取り出し、新しいシートで3か月分の合計売上を集計していきます。
- 下の画像は「1月の売上」データです。

- 続いて、「2月の売上」データです。

- こちらは「3月の売上」データです。

- 最後に、各商品の月別売上を集計するために、新しいワークシートを用意します。

ステップ1:各月のデータ範囲に名前を定義する
まず、各シートのデータ範囲に名前を付けておくことで、最終的な売上レポートシートで数式を簡単に入力できるようになります。以下の手順で進めましょう。
- セル範囲(C4:F10)を選択します。
- データを選択した状態で、名前ボックスに「January」と入力します。これは「1月の売上」シートから範囲を選択しているためです。
- Enterキーを押して確定します。

- 次のシートに移動し、同様にデータ範囲(C4:F10)を選択します。
- 名前ボックスに「February」と入力し、Enterキーを押します。

- ブック内の次のワークシート「March」を選択し、同じ手順を繰り返します。

- 定義した範囲を確認・編集したい場合は、「数式」タブから「ネームマネージャー」をクリックします。

- 「ネームマネージャー」という新しいウィンドウが表示されます。
- このウィンドウから、範囲や名前の編集が可能です。

ステップ2:数式を使って月次売上レポートを作成する
データ範囲の定義が完了したら、最終シートで数式を使って月次売上レポートを計算しましょう。以下の手順に従ってください。
- 数式を入力するセルを選択します。ここではセル(D5)を選択しています。
- 選択したセルに以下の数式を入力します。
=VLOOKUP($C5,IF(D$4="January",January,IF(D$4="February",February,IF(D$4="March",March))),4,FALSE)
数式の構成要素は以下のとおりです。
- VLOOKUP関数:指定したデータ範囲の中から情報を検索する組み込み関数です。
- IF関数:条件が真の場合と偽の場合で、異なる値を返す関数です。
- テーブル配列(D$4="January"):条件が真であれば「1月の売上」からデータを取得し、偽であれば「February」または「March」へ判定が進みます。
- 列番号は4です。これは各商品の合計売上を取得する列を指します。
- 検索値と完全一致する結果が必要なため、検索方法にはFALSEを指定します。

- Enterキーを押すと結果が表示されます。下のスクリーンショットのように、1月のエアコンの売上が取得できています。

- 「フィルハンドル」を下方向にドラッグすると、列内のすべての商品の結果が表示されます。
- さらに右方向にもドラッグすれば、2月と3月の結果もまとめて取得できます。

- これで、シンプルな数式だけでExcelの月次売上レポートが完成しました。

注意点
- 数式を適用した後に#N/Aエラーが表示されることがあります。これは通常、数式が探している値を見つけられなかったことを意味します。その場合は、範囲や参照が正しく選択されているか、数式をしっかり確認してください。
まとめ
本記事では、Excelで月次売上レポートを作成するためのシンプルかつ迅速な手順を解説しました。練習用ワークブックをダウンロードして、ぜひご自身でも試してみてください。この記事がお役に立てば幸いです。ご不明な点やご意見があれば、コメント欄でお気軽にお知らせください。Exceldemyチームは、いつでも皆さまのご質問にお答えします。今後も学びを続けましょう。
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