Windows 10でネットワーク資格情報の入力エラーを解決する4つの対処法
Windowsセキュリティは、ネットワークドライブへアクセスしてパソコン間でファイルを共有するときや、リモートデスクトップに接続するときに、ネットワーク資格情報の入力を求めます。これは、マイクロソフトがWindows 10のパソコンを保護するために設けているポリシーによるものです。しかし、「資格情報を入力してもユーザー名またはパスワードが正しくないと表示される」「サーバーIPへの接続に使用した資格情報が機能しない」といったトラブルに悩まされているユーザーは少なくありません。この記事では、Windows 10がネットワーク資格情報を何度も要求してくる問題を解決するための4つの対処法をわかりやすく解説します。
解決策1:高度な共有設定を変更する
Windows 10でネットワーク資格情報を入力できない場合、パソコン側の共有設定が有効になっていないことが原因として考えられます。まずは、以下の手順で簡単なチェックを行いましょう。
1. タスクバーの検索ボックスに「ネットワークと共有センター」と入力し、ネットワーク情報と接続設定を開きます。
2. 画面左側のメニューから「詳細な共有設定の変更」を選択し、「プライベート」セクションまでスクロールして共有オプションを確認します。
3. 「ホームグループ接続」の項目を探し、「Windowsがホームグループ接続を管理できるようにする」が選択されているか確認します。選択されていない場合は、この項目をクリックしてください。
4. 続いて「すべてのネットワーク」セクションに移動し、サブメニューから「パスワード保護共有」を見つけます。「パスワード保護共有を無効にする」が選択されていることを確認し、「変更の保存」をクリックして設定を反映させましょう。

注意:この設定は、アクセスされる側(サーバー側)のパソコンでのみ行う必要があります。クライアント側ではないため、どちらのパソコンなのかを必ず確認してから作業してください。
解決策2:資格情報マネージャーにWindows資格情報を追加する
上記の方法でもネットワーク資格情報のエラーが解消されない場合は、アクセスしたい相手のパソコンの資格情報を手動で登録してみましょう。手順は以下のとおりです。
1. 検索ボックスに「Windows資格情報の管理」と入力して資格情報マネージャーを開きます。「Windows資格情報」が選択されていることを確認し、下部にある「Windows資格情報の追加」をクリックします。
2. アクセス先のサーバーのIPアドレスを入力し、ユーザー名とパスワードには、相手のパソコンで使用しているローカルアカウントのユーザー名とパスワードと同じものを入力します。
ヒント:ローカルアカウントの代わりに、Microsoftアカウントのユーザー名とパスワードを使うと接続できたという報告もあります。常に成功するとは限りませんが、試してみる価値はあります。また、Windows 10のパソコンにロックがかかっていて、Microsoftアカウントまたはローカルアカウントのパスワードを忘れてしまった場合は、「Windows Password Key」などのパスワードリセットツールを使えば、パスワードの削除や再設定が簡単に行えます。
解決策3:IPアドレスが正しく割り当てられているか確認する
パソコンのIPアドレスを固定(静的)に設定していない場合、ローカルネットワーク内では問題なく動作していても、ネットワークサーバーの構成が変わったタイミングで、「Windows 10でネットワーク資格情報へのアクセスが拒否される」といった不具合が発生することがあります。トラブルを防ぐためにも、IPアドレスの設定を見直しておきましょう。
1. Windows + Xキーを同時に押して「ネットワーク接続」を選択します。使用中のネットワーク接続を右クリックし、「プロパティ」を選びましょう。
2. 「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」が選択されていることを確認し、下にある「プロパティ」ボタンをクリックします。
3. 「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」の両方を選択して、IPアドレスが正しく割り当てられるようにします。それでも問題が解決しない場合は、「次のIPアドレスを使う」を選んで固定IPアドレスを設定するのも有効です。
解決策4:ローカルグループポリシーを変更する
パスワードを保存しているのにWindows 10がネットワーク資格情報を記憶してくれない、資格情報がどうしても機能しないといった場合は、ローカルグループポリシーの設定を編集するのが最後の手段としておすすめです。
1. Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、gpedit.mscと入力します。左側のツリーから「コンピューターの構成」>「管理用テンプレート」>「システム」>「資格情報の委任」へ移動し、「NTLMのみのサーバー認証で保存された資格情報の委任を許可する」を選択します。
2. ポリシーの設定画面で「有効」を選択し、「表示」ボタンをクリックしてTERMSRV/*と入力します。入力が完了したら、ローカルグループポリシーエディターを閉じましょう。
3. 再度Win + Rキーを押し、今度はgpupdate /forceと入力して実行します。これにより、ポリシーが強制的に更新されます。
以上が、Windows 10でネットワークドライブにアクセスする際にネットワーク資格情報の入力がうまくいかない問題への対処法でした。環境によって原因は異なるため、1つの方法で解決しない場合でも、複数の方法を順番に試してみてください。この記事がお役に立てたなら、同じ悩みを抱えるご友人やご家族にもぜひシェアしてください。
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