ネットワークセキュリティ
 Computer >> コンピューター >  >> ネットワーキング >> ネットワークセキュリティ

ソーシャルメディアで起こりがちな5つのプライバシー問題とその対策

ソーシャルメディアとプライバシーは、どうしても相性が良くありません。しかし、SNSを利用しているからといって、オンライン上での生活や一定のプライバシーを諦める必要はありません。

「プライバシーとSNSは両立しない」と感じている方も多いでしょう。自分自身の過剰な情報発信から企業によるデータ収集まで、この記事ではソーシャルメディアにおける代表的なプライバシーリスクと、その回避方法を詳しく解説します。

1. 個人情報の過剰共有

ソーシャルメディアのプライバシー保護において、最初の防衛線は自分自身です。プロフィールを「友達のみ閲覧可能」に設定していても、共有する情報には常に慎重であるべきです。

SNSのプロフィールに絶対に記載すべきでない情報は以下の通りです。

  • 自宅の住所
  • 電話番号や個人用メールアドレス
  • 金融関連のあらゆる情報
  • 正確な位置情報タグ
  • 外観から家が特定できる写真
  • 通っている学校が特定できる子どもの写真
  • 正確な旅行日程や留守にする日時の情報

個人情報の過剰共有を防ぐ方法

Facebookなどのプラットフォームでは、プロフィール・個人情報・投稿を友達だけが閲覧できるよう必ず設定しましょう

Twitter(X)やInstagramを不特定多数のフォロワー獲得目的で使っていないなら、アカウントを非公開にすることをおすすめします。そうすれば、誰がフォローでき、誰があなたのコンテンツを見られるかを自分でコントロールできます。

すでにプライベートな情報をアップロードしてしまった場合は、悪用される前に速やかに削除しましょう。

また、過剰共有を避けるもう一つの方法として、SNS内で検索機能を使わないことが挙げられます。FacebookやTwitter内で話題を検索する代わりに、Startpage.comのようなプライバシー重視の検索エンジンを利用しましょう。SNS上での行動はすべて記録され、ユーザープロファイルの構築に使われているからです。

2. 信頼できないアプリへのアクセス許可

多くの人が、SNSアカウントと連携するサードパーティ製アプリを利用しています。投稿予約ツールから、SNSアカウントと同期するモバイルゲームまで、その種類は多岐にわたります。

しかし、サードパーティ製アプリは、データマイナー(情報収集業者)が個人情報へアクセスするための主要な手段にもなっています。彼らは収集したデータを分析・加工し、広告主に販売するのです。

最悪の場合、こうしたアプリを通じてマルウェアに感染したり、機密データへ不正アクセスされたり、本人の許可なくコンテンツを投稿されたりする危険性もあります。

悪意あるアプリを避ける方法

サードパーティ製アプリを承認する際は、以下の点に注意してプライバシーを守りましょう。

  • 隠し機能や秘密機能の解除をうたうアプリは絶対に使わない
  • SNSログインを要求するクイズや診断コンテンツを避ける
  • アプリが要求する権限を必ず確認する
  • 信頼できる開発元のアプリだけを承認する
  • 新しいアプリを試す前に、知人に使った経験があるか尋ねてみる

さらに、数週間ごとにどのアプリが自分の各アカウントへアクセスしているかを確認しましょう。この情報は通常、プライバシー設定から確認できます。使わなくなったアプリへのアクセス権限は、そこで取り消せます。

3. 「友達」を経由した情報漏洩の抜け穴

SNSで見知らぬ人を友達追加するのは無害に思えますが、実はさまざまなプライバシーリスクにつながります。

例えば、詐欺師は偽アカウントを使ってスピアフィッシング(標的型攻撃)を行います。Facebookなどで個人とつながることで、詐欺メールをより説得力のあるものにするための情報を収集できるのです。

もう一つの脅威は、アプリが友人のアカウントを経由してあなたの情報へアクセスできるという仕組みです。Cambridge Analytica(ケンブリッジ・アナリティカ)事件が大きな衝撃を与えたのはこのためです。情報を収集された大多数の人々は、データ採取に使われたクイズ自体に参加していなかったのです。

実際には、クイズに参加した人の「全友達」の情報へ抜け穴を通じてアクセスできる仕組みになっていました。現在、Facebookはこの点でプライバシー対策を強化していますが、友人関係を通じてプライバシーが脅かされるリスクは依然として深刻な懸念事項です。

「友達」を装った詐欺を防ぐ方法

こうしたリスクを軽減するには、見知らぬ人からの友達申請を安易に承認しないことが重要です。加えて、定期的につながりリストを見直し、本当につながっておきたい相手以外を削除する習慣をつけましょう。

4. ハッカーによるSNSの悪用

ハッカーはさまざまな手法で、あなたのSNSアカウントをセキュリティ侵害の足がかりにします。

代表的な手口には以下のようなものがあります。

  • アカウントを乗っ取り、他のサービスでも使い回されているパスワードを収集する
  • なりすまし(Catfishing)詐欺——他人になりすまして近づく手口
  • ダイレクトメッセージでマルウェアへのリンクを送りつける

被害に遭わないための方法

ハッカーからSNSアカウントを守る第一歩は、複数のアカウントで同じパスワードを使い回さないことです。どのネットワークも情報漏洩のリスクから完全に免れているわけではありません。ひとつのサイトでパスワードとメールアドレスが流出すれば、事実上すべてのサイトで危険にさらされることになります。

さらに、SNSの受信箱に届いた不審なリンクは決してクリックしないことも大切です。リンクが正当なものだと思っても、実際に送信したのがその相手本人かどうか確認しても損はありません。現実の友人であれば、メールやSMS、別のメッセージ手段で「本当に送ったのか」と確かめてみましょう。

このひと手間が、フィッシングサイトへのアクセスやブラウザへのマルウェア感染を防ぐことにつながります。実は、間違ったリンクを開くだけでPCが侵害されることもあるのです。

5. 利用規約の変更

収益モデルや事業構造の変化に伴い、SNS企業は利用規約を変更することがあります。特に、ある企業が別の企業を買収した場合に顕著です。

例えば、Facebookが企業を買収すると、その企業のユーザーデータがFacebookの広告ネットワークと共有されるケースが少なくありません。親会社の方針に合わせて規約が変更されることもあり、Facebook傘下となったWhatsAppでは、まさにそのような動きが起きています。

データ収集を最小限に抑える方法

定期的にSNSアカウントのプライバシー設定とプラットフォームの利用規約を見直し、共有されるデータの量を減らす努力をしましょう。

とはいえ、できることには限りがあります。例えば、Facebookが心理プロファイルを自社の広告プラットフォーム間で共有するのを止めることは、ほぼ不可能です。

それでも、自分のデータがどのように使われているか最新情報を把握し、企業が収集する情報量を少しでも減らすことはできます。さらに、企業の新方針がプライバシー保護と相容れないと判断した場合は、よりプライバシー重視のサービスへ乗り換えるという選択肢もあります。

SNS上のプライバシーを守ろう

大規模なデータ漏洩や企業の過剰なデータ収集を完全に防ぐことはできませんが、ソーシャルメディアがもたらすプライバシーリスクを軽減するための対策は、自分自身で講じることができます。

もう一つの選択肢としてVPNの活用があります。VPNはSNSによるプロファイリングを完全に防げるわけではありませんが、通信の発信国を偽装できるため、位置情報に基づく追跡のリスクを下げられます。

VPNを選ぶならExpressVPNがおすすめです。現在、読者限定で49%割引の特典をご用意しています。

  1. Android 8.1 Oreoでよくある5つの問題とその解決方法

    Androidはスマートフォン市場の85%以上という圧倒的なシェアを誇るOSです。その理由は、幅広いハードウェアへの対応とオープンソースであることにあります。AppleのiOSが世界第2位のシェアを維持している一方で、Androidはランキングの頂点に立っています。カスタマイズ性の高さゆえにiOSはApple製デバイスに限定されますが、Androidはスマートフォン以外のさまざまなデバイスにも採用されており、その普及度には大きな差があります。 Googleは2017年3月に開発者向けアルファ版プレビューとしてAndroid Oreo(内部コードネームは「Oatmeal Cookie」)を公開し

  2. MacBookでよくある10のトラブルとその解決策を徹底解説

    Windows PCでもMacBookでも、どんなマシンも時間が経つとともに本来のパフォーマンスを失っていくものです。最近MacBookの調子が悪くなって困っている方も、あなただけではありません。多くのユーザーが、よくあるMacBookの問題や、それが作業効率に与える影響、そしてその原因について声を上げています。 こうした問題は、簡単なトラブルシューティングとデバイス設定のちょっとした変更だけで解決できることがほとんどです。もし「MacBookを買い替えようか」と考えていたなら、その考えは少し保留にしてみてください。 画面の不具合から起動の遅さまで、この記事では最も一般的なMacBookの問題