保存し忘れ・上書きしてしまったExcelファイルを復元する方法【Windows/Mac対応】
重要なシートの作業中やレポートの作成中に、システムが突然クラッシュしたり、保存していないファイルをうっかり閉じてしまったことはありませんか?せっかくの作業がすべて無駄になり、最初からやり直す羽目になった経験のある方も多いのではないでしょうか。
しかし、ご安心ください。保存されていないExcelファイルや、上書きしてしまったファイルを復元する方法はいくつか存在します。最後に確認した状態と完全に一致しない可能性はありますが、ゼロから作り直すよりはるかに手間が省けますよね。
1. 保存されていないExcelブックを復元する
まずは、最近使ったファイルの中に復元できるものがないかを確認しましょう。
- Excelを起動し、「ファイル」>「開く」>「最近使用したブック」を選択します。

- 画面下部にある「保存されていないブックの復元」ボタンを探します。

- ボタンをクリックすると、保存されていないファイルの一覧が表示されます。

運が良ければ、ファイルの最新バージョンが見つかるはずです。見つかったら、作業を再開する前に必ず保存しておきましょう。
2. ファイル履歴から以前のバージョンを復元する(Windows)
1つ目の方法で復元できなかった場合でも、まだ諦める必要はありません。Windowsで「ファイル履歴」機能を有効にしていれば、上書きされる前の古いバージョンを取り出せる可能性があります。以下の手順を試してみてください。
- エクスプローラーで対象のファイルを探します。
- ファイルを右クリックし、「以前のバージョンの復元」を選択します。

- ウィンドウが開き、復元可能な過去のバージョンの一覧が表示されます。
3. Mac(macOS)でExcelファイルを復元する
MacでExcelファイルの保存を忘れたままアプリがクラッシュしてしまった場合は、AutoRecoveryフォルダを確認しましょう。以下の手順でファイルを探せます。
Finderで「ユーザー」>「(ユーザー名)」>「ライブラリ」>「Application Support」>「Microsoft」>「Office」>「Office 2011 AutoRecovery」フォルダへ移動します。
注意: ユーザーフォルダ内に「ライブラリ」フォルダが表示されない場合は、隠しファイルを表示する設定が必要です。
- まず、ターミナルに以下のコマンドを入力します。
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles YES
- 続いて、Optionキーを押しながらFinderアイコンを右クリックし、「再度開く」を選択します。
注意: AutoRecoveryフォルダへ直接移動する方法もあります。ターミナルを開いて以下のコマンドを実行してください。
open /Users/(ユーザー名)/Library/Application\ Support/Microsoft/Office/Office\ 2011\ AutoRecovery
なお、手順を実行する前に、お使いのOfficeのバージョンを必ず確認してください。バージョンによって保存先のフォルダが異なる場合があります。たとえばExcel 2016では、~/Library/Containers/com.microsoft.Excel/Data/Library/Preferences/AutoRecovery/ に自動保存ファイルが格納されます。
目的のファイルが見つかったら、編集作業を始める前に必ず保存しておきましょう。
まとめ:日頃からのバックアップが大切
以上が、保存されていない、または上書きしてしまったMicrosoft Excelファイルを復元するための主な方法です。ただし、Excelはこれらの一時ファイルを長期間保持しないため、復元できる期間には限りがあります。
大切なデータを失わないためにも、日頃からファイルのバックアップを作成し、こまめに上書き保存することを習慣づけましょう。WindowsでもMacでも、トラブルはいつ起こるかわかりません。「備えあれば憂いなし」です。
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