メールで送る前に!Excelファイルを圧縮する13の簡単な方法
Excelのワークシートファイルは、時に非常に大きなサイズになることがあります。そうしたファイルを扱う際は、編集のたびに更新や起動に時間がかかるため忍耐が必要ですし、何よりメールへの添付がとても困難です。Excelファイルのサイズを減らす方法はいくつかありますが、本記事では、メール送信用にExcelファイルを圧縮するためのおすすめの方法をご紹介します。
メール送信用にExcelファイルを圧縮する13の方法
1. 不要なワークシートを削除して圧縮する
5つのワークシートを含むExcelブックがあるとします。不要なワークシートを削除するだけで、メール送信用にファイルを簡単に軽量化できます。ここでは、シート2〜5が不要であると仮定して手順を説明します。

手順:
- まず、削除したいワークシートのタブを右クリックします。
- 次に「削除」をクリックします。

- 「Microsoft Excel」という確認ウィンドウが表示されます。
- ここで「削除」ボタンをクリックします。

- これでワークシートがブックから削除されました。同じ操作を繰り返せば、他の不要なシートもまとめて削除できます。

2. 不要な数式を削除して圧縮する
品目名と受注数(Order 1・Order 2)を含むデータ(B4:E8)があるとします。右端の列には両者の合計が入力されており、次の数式が使われています。
=C5+D5数式を計算結果の「値」だけに置き換えることで、ファイルを軽量化できます。手順は以下の通りです。
手順:
- まず、数式が入力されたセルを選択します。ここではE5:E8に数式があるため、それらを選択します。

- 次に「ホーム」タブを開き、「コピー」ボタンをクリックします。

- 続いて、再び「ホーム」タブから「貼り付け」をクリックします。
- 表示されるメニューから「形式を選択して貼り付け」を選びます。

- 「形式を選択して貼り付け」ダイアログが表示されます。
- 「貼り付け」欄で「値」を選択します。
- 最後に「OK」ボタンをクリックすれば、不要な数式が削除されます。

あわせて読む:ExcelファイルをZIP形式に圧縮する方法(2つのやり方)
3. 画像を圧縮してファイルを軽くする
Excelに挿入された画像は、ファイルサイズを押し上げる大きな要因です。画像を圧縮すれば、Excelファイル自体のサイズも小さくなります。手順は以下の通りです。

手順:
- まず、圧縮したい画像を選択します。

- 次に「図の形式」タブをクリックします。

- 「図の圧縮」を選択します。

- 「圧縮オプション」の「この図のみに適用する」のチェックを外します。
- 解像度は「電子メール(96ppi)」を選択します。
- 最後に「OK」をクリックして完了です。

あわせて読む:画像入りExcelファイルのサイズを減らす方法(2つの簡単な方法)
4. 書式を削除して圧縮する
書式を削除することでもファイルを軽量化できます。書式には主に2種類あります。
4.1 データ書式をクリアする
フォントの変更や背景色の設定といったデータ書式は、すべてファイルサイズを増加させます。以下のようなデータ書式が適用されたデータセット(B2:F8)があるとします。これらを削除すれば、ファイルサイズを大幅に減らせます。

手順:
- まず、データ範囲全体を選択します。
- 次に「ホーム」タブを開きます。

- 「編集」グループの「クリア」を選択します。

- 「書式のクリア」をクリックします。

- これでデータ書式がすべてきれいに削除されます。

4.2 条件付き書式をクリアする
条件付き書式も通常のデータ書式と同様に、ファイルサイズを増加させます。セルC5:F8に条件付き書式が適用されたデータがあるとします。メール送信用にファイルを圧縮するには、これらを削除しましょう。

手順:
- まず、条件付き書式が適用されたセル(C5:F8)を選択します。
- 次に「ホーム」タブを開きます。

- 「条件付き書式」をクリックし、「ルールのクリア」を選択します。
- さらに「選択したセルからルールをクリア」を選びます。

- これで条件付き書式がすべて正常に削除されます。

あわせて読む:Excelファイルをもっと小さくする方法(7つの簡単な方法)
5. バイナリ形式(.xlsb)で保存してメール送信する
Excelファイルをバイナリ形式で保存すると、ある程度ファイルサイズを削減できます。手順は以下の通りです。
手順:
- まず「ファイル」タブを開きます。

- 次に「オプション」を選択します。

- 「保存」をクリックします。

- 「ブックの保存」セクションへ移動します。
- 「ファイルの保存形式」で「Excelバイナリブック」を選択します。

- 最後に「OK」ボタンをクリックして完了です。

6. ZIP形式に圧縮して送信する
ExcelファイルをZIP圧縮すると、サイズが約10〜15%即座に減少します。圧縮したファイルをメールで相手に送れば、受け取った側は解凍してそのままExcelブックを使用できます。
手順:
- まず、Excelファイルを右クリックします。
- 次に「送る」を選択します。

- 「圧縮(zip形式)フォルダー」を選びます。

- これでExcelファイルのZIP圧縮は完了です。

あわせて読む:ExcelファイルをZIP圧縮する方法(3つの簡単な方法)
7. ウォッチを削除して圧縮する
多くのシートや数式を含む大規模ファイルを扱っている方は、「ウォッチ」機能をご存じでしょう。ウォッチを複数登録すると、その分だけスプレッドシートが重くなります。使い終わったら削除しておくのがおすすめです。ここでは、セルE8にウォッチが設定されているデータを例に、削除手順を説明します。

手順:
- まず、対象のセル(E8)を選択し、「数式」タブを開きます。

- 「ワークシート分析」グループの「ウォッチウィンドウ」をクリックします。

- 「ウォッチウィンドウ」が表示されます。
- 対象のセルを選択し、「ウォッチの削除」ボタンをクリックします。

- これでウォッチが正常に削除されました。

あわせて読む:データを消さずにExcelファイルのサイズを減らす方法(9のコツ)
8. 非表示データを整理してサイズを削減する
非表示になっているデータを整理することでも、Excelファイルのサイズを削減できます。ここでは、「Data Formatting」ワークシートが非表示になっているブックを例に、再表示の手順を説明します。
手順:
- まず、任意のワークシートタブを右クリックします。
- 次に「再表示」をクリックします。

- 「再表示」ウィンドウが表示されます。
- 「Data Formatting」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

- これで「Data Formatting」ワークシートが表示されました。不要な非表示シートが見つかったら、中身を確認して削除すればファイルが軽くなります。

あわせて読む:ファイルを開かずにExcelファイルのサイズを減らす方法(簡単な手順つき)
9. 空白セルの書式をクリアして圧縮する
作業を終えたExcelブックには、もう使われていない余分なセルが多数残っていることがあります。こうした未使用セルは、ファイルサイズを増加させる原因になります。
空白セルから書式を取り除けば、ファイルサイズを減らせます。手順は以下の通りです。
手順:
- まず「ホーム」タブを開きます。

- 「クリア」を選択します。
- 次に「すべてクリア」をクリックします。

空白セルをクリアするもう一つの方法は以下の通りです。
手順:
- まず「ホーム」タブを開きます。

- 「検索と選択」をクリックします。
- 「ジャンプ」を選択します。

- 「選択オプション」ウィンドウが表示されます。
- 「空白セル」を選んで「OK」ボタンをクリックします。選択された空白セルに対して「すべてクリア」を実行すれば完了です。

あわせて読む:100MB超の巨大Excelファイルを圧縮する方法(7つの便利な方法)
10. 手動計算に設定してファイルを軽くする
手動計算に切り替えると、Excelでの計算処理が速くなります。また、大規模なExcelファイルでは、ファイルサイズの削減にも役立ちます。
手順:
- まず「数式」タブを開きます。
- 次に「計算方法」をクリックします。

- 最後に「手動」を選択します。

11. ピボットテーブルを活用する
数式を羅列する代わりにピボットテーブルやExcelテーブルを使うと、結果をより効率的に表示できます。ピボットテーブルの活用は、Excelファイルのサイズ削減にもつながります。
12. ファイルのプロパティで圧縮属性を付ける
Excel上での作業をすべて終えた後は、Windowsのファイルプロパティを使うと簡単にファイルを軽量化できます。これはExcelではなくWindowsの機能です。
手順:
- まず、Excelファイルを右クリックします。
- 次に「プロパティ」を選択します。

- プロパティ画面が表示されます。
- 「全般」タブから「詳細設定」をクリックします。

- 「内容を圧縮してディスク領域を節約する」にチェックを入れます。
- 最後に「OK」をクリックして完了です。

あわせて読む:ピボットテーブルでExcelファイルのサイズを減らす方法
13. 行・列全体への参照を避ける
SUMIFやVLOOKUPなどの関数で行や列全体を参照すると、無駄な計算が発生しファイルが重くなります。必要に応じて、データ範囲全体ではなく一部のセルだけを参照するようにしましょう。
変更前(列全体を参照):
=SUMIF(D:D,$F4,E:E)変更後(必要な範囲だけを参照):
=SUMIF(D1:D50,$F4,E1:E50)この数式はD列の先頭50セルのみを参照するため、計算負荷とファイルサイズを抑えられます。
まとめ
以上、メール送信用にExcelファイルを圧縮するための13の方法をご紹介しました。練習用ファイルをダウンロードして、ぜひ実際に試してみてください。ご意見やフィードバックはコメント欄でお待ちしています。今後もこのような記事をお届けしますので、ぜひ当サイトをチェックしてください。
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