Excelで画像をセルの値にリンクする4つの簡単な方法
大きなデータセットを扱っていて、特定のセル範囲を画像として表示・出力したい場合、「リンクされた画像」機能が非常に便利です。リンクされた画像は元のセルの値が変更されると自動的に更新されるため、常に最新の状態を保てます。この記事では、Excelで画像をセルの値にリンクさせる4つの方法を、手順とともに詳しく解説します。
Excelで画像をセルの値にリンクする4つの方法
まず、今回使用するサンプルデータをご紹介します。2年間(2020年と2021年)の製品別売上データを用意し、年間売上の変動を確認できるようにしています。見出しを含むデータ全体は、B4:D13のセル範囲に入力されています。

それでは、B4:D13のセル範囲の値に画像をリンクさせる方法を順番に見ていきましょう。
1. 「形式を選択して貼り付け」でリンクされた画像を作成する
最初の方法は、最もシンプルで効果的な「リンクされた画像」貼り付けオプションを使う方法です。
➤ まず、B4:D13のセル範囲を選択し、リンクされた画像を表示させたいセル(例:F4セル)を選択します。
➤ 次に右クリックし、「形式を選択して貼り付け」の右矢印にカーソルを合わせ、「その他の貼り付けオプション」から「リンクされた画像」を選択します。

すると、下のスクリーンショットのようにF4セルにリンクされた画像が即座に作成されます。数式バーをよく見ると「=$B$4:$D$13」と表示されており、これが年間売上の変動データへの参照を表しています。

重要なのは、このリンクされた画像は静的なものではないという点です。つまり、元のセルの値を変更すれば、画像も自動的に更新されます。
例えば、「TV」のデータを削除して「Webカメラ」のデータを入力すると、リンクされた画像にも新しく追加した製品が反映されます。

2. カメラツールを使って画像をセルの値にリンクする
次に、「カメラ」ツールを使う方法をご紹介します。「リンクされた画像」の貼り付けオプションの代わりに利用できます。
この機能は、初期設定ではリボンに表示されていないことがほとんどですが、簡単に追加できます。まず、リボン上で右クリックし、「リボンのユーザー設定」を選択します。

次に「Excelのオプション」ダイアログボックスが表示されるので、以下の手順に従います。
➤ 最初に「新しいグループ」をクリックして、新しいグループ(ユーザー設定)を作成します。
➤ 次に「すべてのコマンド」を選択し、「カメラ」コマンドを探します。最後に「追加」をクリックします。

これで、下のスクリーンショットのように挿入タブに追加されたコマンドが表示されます。

準備ができたら、B4:D13のセル範囲を選択し、「カメラ」ツールをクリックします。

その後、右側に表示されるプラス記号に合わせてカーソルをドラッグします。

すると、元データ(年間売上の変動)にリンクされた画像がすぐに作成されます。

3. ハイパーリンク機能を使う
「画像をクリックしたら特定のセルにジャンプしたい」という場合はどうすればよいでしょうか。ワークシートに画像があると仮定しましょう。

この画像に特定のセルをリンクさせるには、画像を選択した状態で「挿入」タブから「リンク」オプションを選択します。

すると「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスが表示されるので、「リンク先」で「このドキュメント内」を選択します。次に、作業中のシート(Hyperlinkシート)を選択した状態で、リンクしたいセル(例:B5)を入力します。

「OK」を押すと、既存の画像が指定したセルにリンクされます。画像をクリックすると、B5セルにジャンプし、ExcelDemyのURLが表示されます。

4. INDIRECT関数で画像をセルの値に動的にリンクする
最後に、画像をセルの値に動的にリンクさせる高度な方法を解説します。以下の手順に沿って進めてください。
ステップ01:画像を挿入する
下のスクリーンショットのように、いくつかのSNSサービスのロゴ画像が用意されているものとします。

参考までに、Excelへ画像を挿入する手順もご紹介します。
➤ まずセルを選択し、「このデバイス」コマンドをクリックします(このコマンドは「リボンのユーザー設定」で追加できます)。

➤ 画像を挿入したら、「図の書式設定」パネル(右クリックまたは画面右側)を開き、「セルに合わせて移動やサイズ変更をしない」にチェックを入れます。その後、画像のサイズに合わせて行の高さと列の幅を調整してください。

ステップ02:名前を定義する
「名前ボックス」機能を使えば、SNS企業名と対応するロゴの名前を簡単に定義できます。B5:C7のセル範囲を選択し、「選択範囲から作成」を選びます。そして「左端列」にチェックが入っていることを確認します。

ステップ03:ドロップダウンリストを作成する
選択操作をより使いやすくするために、データの入力規則ツールでドロップダウンリストを作成しましょう。E5セルにカーソルを置いた状態で、「データ」タブから「データの入力規則」を選択します。

続いて、下のようなダイアログボックスが表示されます。「入力値の種類」で「リスト」を選択し、「元の値」に「$B$5:$B$7」を設定して「OK」を押します。

これで、下のスクリーンショットのような対話型のドロップダウンリストが完成します。

ステップ04:画像を貼り付ける
次に、C5:C7のセル範囲から任意の画像を、最初の方法で使った「リンクされた画像」貼り付けオプションで貼り付けます。現時点では、この画像はまだ動的ではありません。

ステップ05:INDIRECT関数でリンクする
貼り付けた画像を動的にするには、テキスト文字列で指定されたセル参照を返す「INDIRECT」関数を使用します。
そこで、再び「名前マネージャー」を開き、「新規」をクリックして新しい名前付き範囲を作成します。

次に、「名前」を「Logo」とし、「参照範囲」欄に以下の数式を入力します。
=INDIRECT('Dynamic Link'!$E$5)
ここで「'Dynamic Link'」は現在のシート名、「$E$5」は任意のSNS名が入力されているセルです。

さらに、貼り付けた画像を選択した状態で、数式バーに以下の数式を入力します。
=Logo

これで、画像が動的にリンクされました。SNSのドロップダウンリストから任意の項目を選ぶと、画像が自動的に切り替わります。

ここでは「Facebook」を選択したところ、F5セルの画像が自動的に変更されました。
まとめ
今回は、Excelで画像をセルの値にリンクさせる4つの方法を、最初から最後まで詳しく解説しました。「形式を選択して貼り付け」「カメラツール」「ハイパーリンク」「INDIRECT関数による動的リンク」のそれぞれに特徴があり、用途に応じて使い分けることで作業効率が大きく向上します。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。ご質問やご提案があれば、ぜひコメント欄でお知らせください。
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