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ExcelのEFFECT関数で名目金利から実効金利を計算する方法

Excelには数多くの便利な関数が用意されていますが、その中でもEFFECT関数は、名目金利から実効金利を算出したい金融専門家の間で特に人気の高い関数です。

実効金利は「年間利回り(APY)」、名目金利は「年率(APR)」とも呼ばれます。Excelを活用すれば、金融機関が提示する名目金利をもとに、住宅ローンや自動車ローン、中小企業向けローンなど、さまざまなローンの実際の金利を簡単に計算することができます。

実効金利と名目金利の違いとは?

金融機関がローンのコストを提示する際に名目金利を用いるのは、実際の借入コストよりも低く見せることができるためです。これは、1年の中で返済と利息の計算が複数回行われるのが一般的だからです。

たとえば、毎月返済が必要なローンを組んだ場合、利息も毎月計算されます。名目金利(年率・APR)とは、単純に月利(たとえば月1%)に12(1年あたりの期間数)を掛け合わせたものにすぎません。この場合、金利は12%ということになります。

しかし、利息は毎月複利で計算されるため、当月の利息が前月の利息に対しても複利効果を持つことになり、実際の金利、すなわち実効金利は名目金利より高くなります。

実際に計算してみると、年率12%(APR・名目)のローンの場合、実効金利(APY)は約12.68%になります。

期間が1年程度の短期ローンであれば、12%と12.68%の差はごくわずかですが、住宅ローンのような長期ローンでは、この差が総返済額に大きな影響を与えることになります。

以下では、ExcelのEFFECT関数を使って、名目金利(APR)から実効金利(APY)を求める具体的な手順をご紹介します。

ExcelのEFFECT関数を使った計算手順

ここでは、月複利の名目金利12%(APR)のローンから、実効金利(APY)を算出することを想定します。まず、下図のようにExcelワークシートを準備しておきましょう。

ExcelのEFFECT関数で名目金利から実効金利を計算する方法

セルB1に名目金利(APR)、セルB2に支払回数(1年あたりの複利計算回数)が入力されていることを確認してください。

実効金利(APY)を求めるには、まずセルB3を選択し、「関数の挿入」ボタンをクリックします。次に、「関数の検索」欄のドロップダウンメニューから「財務」カテゴリを選択します。

一覧から「EFFECT」という関数を見つけて選択し、「OK」ボタンをクリックします。

ExcelのEFFECT関数で名目金利から実効金利を計算する方法

すると、「関数の引数」ウィンドウが開きます。Nominal_rateボックスにB1NperyボックスにB2と入力し、「OK」ボタンを押します。

ExcelのEFFECT関数で名目金利から実効金利を計算する方法

これにより、ExcelがセルB30.1268という値を表示します。見やすさのために、B3セルの表示形式をパーセンテージに変更しておくのもおすすめです。

ExcelのEFFECT関数で名目金利から実効金利を計算する方法

設定はこれで完了です。以降は、B1B2の値を変更するだけで、Excelが自動的にセルB3へ実効金利(APY)を計算して表示してくれます。たとえば、B1の名目金利(APR)を6%に変更すれば、B3の実効金利(APY)は6.17%へと自動的に更新されます。

ExcelのEFFECT関数を活用すれば、名目金利と年間の複利計算回数さえ分かれば、どのようなケースでも実効金利を瞬時に算出できます。ローンの比較や資金計画の精度向上に、ぜひ役立ててください。

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