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ExcelのMID関数の使い方|文字列の途中から指定した文字数を抽出する方法

Microsoft Excelは表計算ソフトとして有名ですが、実はテキスト処理にも便利な関数が多数用意されています。その代表格がMID関数です。この記事では、MID関数の基本的な使い方を、具体例を交えながらわかりやすく解説します。

※本記事の内容は、Excel 2016、Excel 2019、Microsoft 365に含まれるExcel(Windows/macOS両対応)、およびExcel Onlineに適用されます。

MID関数とは?

MID関数は、文字列の「途中」から任意の部分を抜き出すための関数です。他の関数と同じように、セルに関数と引数を組み合わせた数式を入力して使います。典型的なMID関数の数式は次のようになります。

=MID(A1,17,4)

各引数の意味は以下の通りです。

  • 第1引数(例では「A1」):抽出対象となる文字列を指定します。文字列を引用符で囲んで直接入力することもできますが、通常は対象のテキストが入力されたセルを参照します。セルに数値が入力されていても、文字列として扱われる点に注意してください。
  • 第2引数(例では「17」):抽出を開始する位置(何文字目から取り出すか)を指定します。1以上の整数で指定し、先頭から右方向へ1文字ずつ数えて、指定した位置から抽出を始めます。文字列全体の長さより大きい数値を指定すると結果は空欄("")となり、0や負の数を指定するとエラーになるので注意しましょう。
  • 第3引数(例では「4」):抽出する文字数を指定します。開始位置の文字から右方向へ1文字ずつ数えて、指定した文字数分だけ抜き出します。

MID関数の実際の使用例

具体例を見てみましょう。ここでは、A1に入力された「Lifewire is the most informative site on the Interwebs.」という英文に対して、A2に数式 =MID(A1,17,4) を入力しています。

ExcelのMID関数の使い方|文字列の途中から指定した文字数を抽出する方法

第2引数の「17」は開始位置を示しています。下図の赤い数字のように、先頭から17文字目は「most」の「m」にあたるため、抽出はここから始まります。

続いて、第3引数の「4」は4文字分(最初の1文字を含む)を抽出することを意味します。その結果、「most」という単語が返されます(青い数字で示した部分)。実際にこの数式をセルA2に入力すると、正しく「most」が表示されることが確認できます。

ExcelのMID関数の使い方|文字列の途中から指定した文字数を抽出する方法

MIDB関数:より複雑な兄弟分

MID関数には、同じ構文を持つ関連関数「MIDB」があります。唯一の違いは、文字数ではなくバイト数を単位として動作する点です。バイトとは8ビットのデータ単位で、多くの言語ではすべての文字を1バイトで表現できます。

では、なぜMIDB関数が必要なのでしょうか? それは、2バイト文字を扱いたい場合に役立つからです。いわゆる「CJK」言語(中国語・日本語・韓国語)は、文字の種類が非常に多いため、1文字を2バイトで表現します。これらの言語に対して標準のMID関数を使えば、1文字ずつ丸ごと選択されるため、通常の用途ではそちらで十分です。しかし、より高度なデータ処理を行っていて、文字を構成するバイト単位で値を取得したい場合には、MIDB関数が活躍します。

特に日本語環境では、全角文字は2バイトとしてカウントされ、半角英数字は1バイトとしてカウントされます。そのため、半角と全角が混在する文字列を正確に処理したい場合には、MIDB関数の方が扱いやすいケースもあります。用途に応じてMID関数とMIDB関数を使い分けるとよいでしょう。

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