ExcelのISBLANK関数の使い方:空白セルの判定から条件付き書式への応用まで
Microsoft ExcelのISBLANK関数は、意外と活用されていないものの、動的なスプレッドシートを作成するうえでさまざまな場面で役立つ便利な関数です。長いリストにデータの入力漏れがないか確認したいときや、条件付き書式と組み合わせて更新が必要なセルをすべて洗い出したいときなど、ISBLANK関数は強力な味方になります。
この記事では、ExcelのISBLANK関数を最大限に活用する方法をわかりやすく解説します。
※本ガイドのスクリーンショットはExcel 365のものですが、手順はExcel 2016および2019でも同様に機能します。ただし、メニューの配置が多少異なる場合がありますのでご注意ください。
ISBLANK関数とは?
ISBLANK関数は、セルが空白かどうかを判定する関数です。セルに何らかの入力があるかどうか(スペース、改行、見えない白文字も含む)をチェックし、空白であればTRUE(真)、何かが入力されていればFALSE(偽)を返します。
基本的な構文は以下の通りです。
=ISBLANK(A1)
「A1」の部分は、任意のセル参照や範囲に置き換えて使用できます。
ExcelでISBLANK関数を使う方法
ISBLANK関数にはさまざまな活用法がありますが、ここでは最もシンプルな例として、セル範囲が空欄か入力済みかを一括で調べるケースを紹介します。データベースの完全性を確保したいけれど、手作業で一件ずつ確認するのは時間がかかるという場面で特に便利です。
この例では、A列にサンプルデータを配置しています。B列には次の数式を入力します。
=ISBLANK(A2)
この数式を列全体にコピー&ペーストすると、対応するA列のセルが順番に参照されます。その結果、データが入力されている行ではFALSE、空欄のセルではTRUEが返されるため、データの入力が必要な箇所がひと目でわかるようになります。
これは非常にシンプルな例ですが、応用範囲は広く、たとえば「スペースや改行が入力されていて見た目上は空欄に見えるセル」を正確に検出したい場合にも有効です。さらに、IF関数やOR関数など他の関数と組み合わせれば、より高度で柔軟な処理を実現できます。
条件付き書式でISBLANK関数を使う方法
セルが空白かどうかを判定できるのは非常に便利ですが、別の列にTRUE/FALSEのテキストがずらりと並ぶのは避けたいこともあるでしょう。そんなときは、条件付き書式を活用しましょう。
先ほどの例と同じ数式を条件付き書式のルールとして適用すれば、元のリストをそのまま保ちながら、空欄のセルだけを色分けして強調表示できます。手順は以下の通りです。
- ホームタブを選択します。
- スタイルグループにある条件付き書式>新規ルールを選択します。
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
- 「次の数式を満たす値を書式設定」ボックスに=ISBLANK(A2:A33)と入力します。
※この数式内の範囲はあくまで例です。実際にチェックしたい範囲に置き換えてください。 - 書式を選択し、識別しやすい目立つ色などの書式を設定して、該当セルを強調表示できるようにします。
- OKを選択し、続けてもう一度OKを選択します。これで数式が指定した範囲に適用されます。今回の例では、空欄のセルが赤色で強調表示されました。
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