Excelで比較演算子を使う方法|6つの演算子の意味とIF関数・VBAでの活用例
知っておくべきポイント
- Excelで使える比較演算子は6種類:等しい(=)、より大きい(>)、より小さい(<)、以上(>=)、以下(<=)、等しくない(<>)。
- 比較演算子の最も一般的な使い方は、IF関数の中で条件を判定することです。
この記事では、Excelにおける比較演算子の基本的な使い方を解説します。内容はExcel 2019、2016、2013、2010、Excel for the web(旧Excel Online)、Mac版Excelに対応しています。
Excelで使える6つの比較演算子
Excelでは、以下の6種類の比較演算子を使用できます。
これらの演算子は、次のような条件の判定に利用します。
- 等しい(=):2つの値や文字列が同じである(apple = apple)
- より大きい(>):一方の値が他方より大きい(10 > 8)
- より小さい(<):一方の値が他方より小さい(8 < 10)
- 以上(>=):一方の値が他方より大きいか等しい(10 >= 10)
- 以下(<=):一方の値が他方より小さいか等しい(5 <= 5)
- 等しくない(<>):2つの値が異なる(dog <> cat)
すべての比較演算子は数値の比較に使用でき、さらに=や<>などの一部の演算子は、文字列(テキスト)や日付の比較にも対応しています。
IF関数で比較演算子を使う方法
比較演算子を使える場所はExcel内に2つあります。最もよく使われるのが、IF関数の中です。
シートの任意のセルに「=IF(」と入力すると、IF関数を呼び出せます。入力中にポップアップのヒントが表示され、正しい書式を確認できます。
IF関数の各引数は次の役割を持ちます。
- 1つ目の引数:比較演算子を含む条件式(論理テスト)
- 2つ目の引数:条件が真(TRUE)の場合に表示する数値または文字列
- 3つ目の引数:条件が偽(FALSE)の場合に表示する数値または文字列
3つの引数はすべてカンマで区切って指定します。
論理テストには、直接値を指定しても、シート上のセル参照を使っても構いません。また、比較式の中に関数を組み込む(ネストする)ことも可能です。
具体的な入力例
- セルA1とセルB4のデータを比較する場合:
=IF(A1=B4,TRUE,FALSE) - セルA1の値が50未満かどうかを調べる場合:
=IF(A1<50,TRUE,FALSE) - セルA1の値がB4の半分未満かどうかを調べる場合:
=IF(A1<B4/2,TRUE,FALSE)
上記の例では、比較の結果に応じて、入力したセルにTRUEまたはFALSEが返されます。
TRUE/FALSEの代わりに、任意の値や文字列を返すよう設定することもできます。例えば:
=IF(A1>B4,"Bob","Sally")
この場合、条件が真なら「Bob」、偽なら「Sally」がセルに表示されます。
Excel VBA(マクロ)で比較演算子を使う方法
同じ比較演算子は、Excel VBAエディター内でも使用できます。VBAは、スプレッドシート上の操作を自動化するマクロを作成するための仕組みです。
VBAエディターを開く手順
- ファイル > オプション > リボンのユーザー設定を選択します。
- メインタブの一覧にある開発チェックボックスをオンにして、OKを選択します。
- Excel画面で開発タブ > Visual Basic(コードの表示)を選択します。
- 左ペインのMicrosoft Excel Objects配下にあるThisWorkbookをダブルクリックします。
- コードウィンドウ上部の左側ドロップダウンをWorkbookに、右側をOpenに設定します。
これで、Excelファイルを開くたびに自動的に実行されるコードを編集できる状態になります。このウィンドウでは、例えばセルA1とA2の値を比較し、その結果に応じてA3へ特定の値や文字列を自動入力する、といった処理が実現できます。
コード例
If [A1] < [A2] Then
[A3] = "YES"
Else
[A3] = "NO"
End If
VBAでは書式が少し異なりますが、2つの値や文字列を比較するために使う記号(演算子)は、ワークシート上のものとまったく同じです。
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