Microsoft Excelでフローチャートを作成する方法【SmartArtと図形ツールの2つの手順】
フローチャートとは、プロセスやワークフローの流れを視覚的に表現した図のことです。業務の手順をわかりやすく示したり、プロジェクトの計画を立てたりする際に広く活用されています。フローチャートには、プロセスフローチャート、プロセスマップ、スイムレーンフローチャート、SDL図など、さまざまな種類があります。本記事では、Microsoft Excelを使ってフローチャートを作成する方法を、具体的な手順とともに詳しく解説します。
Excelでフローチャートを作成する2つの方法
Microsoft Excelには、外部アドインを追加しなくてもフローチャートを作成できる機能が標準で備わっています。主な作成方法は以下の2つです。どちらか一方だけでも、両方を組み合わせても作成できます。
- SmartArtグラフィックを使用する方法
- 図形ツールを使用する方法
それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
1] SmartArtグラフィックでフローチャートを作成する
Microsoft Excelには、階層図、ピラミッド、関係図、マトリックス、サイクル図など、さまざまな種類のダイアグラムを挿入できるSmartArtグラフィックが用意されています。その中には「プロセス」カテゴリのテンプレートも含まれており、これを利用すれば簡単にフローチャートを作成できます。プロセス系のSmartArtを挿入し、各ステップの内容を編集するだけで、自分専用のフローチャートが完成します。
具体的な手順は以下の通りです。
まずMicrosoft Excelを起動し、リボンの「挿入」タブをクリックします。次に「イラスト」グループにある「SmartArt」を選択してください。

SmartArtダイアログが開いたら、左側の一覧から「プロセス」を選びます。ここには、「アクセント付き画像プロセス」「交互フロー」「ステップダウンプロセス」「基本シェブロンプロセス」「詳細プロセス」「縦方向の数式」「縦方向の屈曲プロセス」など、多数のプロセス図テンプレートが表示されます。
これらのテンプレートは、いずれも作業やタスク、ワークフローの手順を示すために設計されています。用途に合ったものを選んで「OK」ボタンをクリックすると、サンプルのプロセスフローチャートがワークシートに挿入されます。

あとは、各ボックスに実際のプロセスのステップを入力して、オリジナルのフローチャートに仕上げていきます。図形を右クリックすれば、不要な図形の削除や図形の変更、独自の図形の追加も可能です。さらに、文字の書式設定や色、配置などの調整も自由に行えます。

この方法は操作がシンプルで、短時間で見栄えの良いフローチャートを作りたい場合に特におすすめです。
2] 図形ツールを使ってゼロからフローチャートを作成する
もうひとつの方法は、「図形」ツールを使って、フローチャートを一から描く方法です。Excelには多彩な図形が用意されており、完全にオリジナルのカスタムダイアグラムを作成できます。以下の手順に従って進めてください。
Microsoft Excelを開き、「挿入」タブから「イラスト」>「図形」をクリックします。

「図形」をクリックすると、線、四角形、ブロック矢印、数式図形など、カテゴリ別に多くの図形が表示されます。一覧を下にスクロールすると「フローチャート」カテゴリがあります。ここには、プロセス、代用プロセス、判断(ひし形)、内部記憶、準備など、フローチャート作成に必要な標準的な記号が揃っています。

これらの図形を組み合わせることで、本格的なフローチャートを作成できます。使いたい図形をクリックして選択し、ワークシート上に配置していきましょう。Excelに用意されたさまざまな書式設定オプションを使えば、個々の図形や図全体のデザインも自由に調整できます。

本記事では、アドインを追加インストールすることなく、Microsoft Excelだけでフローチャートを作成する方法を紹介しました。手軽に作りたい場合はSmartArtのプロセステンプレートを活用し、細部までこだわりたい場合は図形ツールでゼロから描くのがおすすめです。目的に合わせて使い分けてみてください。
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