Microsoft Outlookが起動できないエラーの原因と7つの解決方法
Microsoft Outlookを開こうとした際に問題が発生しても、悩んでいるのはあなただけではありません。多くのユーザーから、「Microsoft Outlookを起動できません」というエラーがさまざまな形で報告されています。
この問題はOutlook 2007、2010、2013、2016の各バージョンで発生し、Windowsのバージョンに関係なく現れるようです。お使いのOutlookのバージョンによっては、「Microsoft Outlookに問題が発生したため、終了する必要があります」や「Microsoft Office Outlookを起動できません」など、異なるエラーメッセージが表示される場合があります。

この種の問題かどうかは、以下の症状に当てはまるかどうかで確認できます。Outlookを開くと、砂時計アイコンが表示されたまま数秒間フリーズし、その後上記のいずれかのエラーメッセージが表示されるという流れです。
同様の問題をお持ちの場合でも心配いりません。実際に効果があった複数の解決策が存在します。手順をご紹介する前に、このエラーメッセージを引き起こす最も一般的な原因を簡単にまとめました。
- 破損したナビゲーションウィンドウ(profilename.xmlファイル)により、Outlookが起動できない
- Outlookが互換モードで実行されている
- 古いバージョンのOutlookで作成されたプロファイルを使用している
- Outlookデータファイル(PSTまたはOST)が誤って削除または破損している
原因がわかったところで、問題を解消する方法を見ていきましょう。以下に、多くのユーザーにとって有効だった方法をまとめています。自分に合った解決策が見つかるまで、順番に試してみてください。
方法1:Outlookが最新の状態になっていることを確認する
安直な対策に思えるかもしれませんが、まず最初に確認すべき基本的な項目です。古いバージョンのOutlook(2007や2010など)のライセンスをお持ちの場合、Windows 10との互換性の問題があることに注意してください。さらに、Microsoftがすでにお困りの問題を修正するパッチをリリースしている可能性もあります。
また、OutlookがWindowsのバージョンと相性が悪いために起動しないケースも十分考えられます。この場合の簡単な解決策は、Microsoft OfficeとWindowsの最新アップデートをインストールすることです。OutlookはMicrosoft Update経由で更新されるため、Windowsの設定から最新のアップデートを必ずインストールしてください。手順は以下の通りです。
- スタートバーを開き、設定アプリを検索します。見つかったらダブルクリックします。

- 更新とセキュリティ内のWindows Updateをクリックします。
- 更新プログラムのチェックをクリックし、検索が完了するまで待ちます。
- システムが最新の状態になるまで、すべてのアップデートを適用します。

方法2:互換モードを無効にしてOutlookを起動する
Outlookには、自動的に互換モードで起動しようとすることがあるという奇妙な挙動があります。これはOutlook 2016ではあまり見られませんが、Outlook 2007や2010では頻繁に発生します。
互換モードは、古いWindowsバージョン向けのプログラムを最新のWindowsで動作させるために用意された機能です。しかし今回の場合、互換モードが原因でWindows 10やWindows 8上でOutlookが起動できなくなることがあります。無効化の手順は以下の通りです。
- Outlookが完全に閉じていることを確認します(エラーメッセージを閉じます)。
- Outlookがインストールされているパスへ移動します。各バージョンのデフォルトパスは以下の通りです。
Outlook 2016 – C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16
Outlook 2013 – C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office15
Outlook 2010 – C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14
Outlook 2007 – C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office12
- Outlookを右クリックし、プロパティを選択します。
- 互換性タブを開き、互換モードでこのプログラムを実行するのチェックボックスがオフになっていることを確認します。

- 適用をクリックして設定を確定します。
- 同じ実行ファイルからOutlookを再度起動し、正常に起動できるか確認します。
方法3:ナビゲーションウィンドウを復元または削除する
Outlookの起動時にエラーメッセージが表示されるもう一つの一般的な原因は、ナビゲーションウィンドウの設定ファイルの破損です。ナビゲーションウィンドウとは、メール、カレンダー、タスクなどに素早くアクセスするための便利なアイコンを表示する機能です。
この設定が不具合を起こした場合は、以前のカスタマイズ内容(および破損した情報)を削除するコマンドを使用できます。手順は以下の通りです。
- Outlookのエラーメッセージが閉じていることを確認します。
- スタートメニューからファイル名を指定して実行アプリを開きます。

- Outlook.exe /resetnavpaneと入力してOKを押します。なお、この操作により、それまでに行ったナビゲーションウィンドウのカスタマイズ内容は失われるので注意してください。

- Outlookを開き、正常に起動するかどうかを確認します。
上記の方法で改善しない場合は、PCからナビゲーションウィンドウのファイルを削除してみましょう。これにより、次回の起動時にOutlookが新しいファイルを作成するようになります。手順は以下の通りです。
- Outlookが完全に閉じていることを確認します。
- %YOURUSERNAME%\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlookフォルダへ移動します。
- Outlook.xmlファイルを見つけて完全に削除します。

- Outlookを再起動し、起動できるかどうかを確認します。
方法4:Outlookを以前のバージョンに復元する
エラーメッセージが出続けてOutlookを正常に開けない場合は、以前のバージョンへの復元を試してみましょう。手順は以下の通りです。
- Outlookをインストールした場所へ移動します。
- Outlook.exeを右クリックし、プロパティを選択します。

- 以前のバージョンタブを開き、一覧から古いバージョンを選択します。開くをクリックして旧バージョンを実行し、起動できるか確認します。

- 正常に起動したら、Winキー+Rキーを押してtaskmgrと入力し、OKを押します。

- プロセスタブを開き、Outlookを右クリックしてファイルの場所を開くを選択します。

- そこにあるすべてのファイルをコピーし、Outlookをインストールした場所に貼り付けます。デフォルトのパスはC:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Officeです。
- デフォルトの場所からOutlookを再度開き、エラーなしで起動するかどうかを確認します。
方法5:SCANPSTでPSTファイルを修復する
SCANPSTは、破損または損傷したPSTファイルを修復するためにMicrosoftが提供しているツールです。PST(個人用フォルダファイル)が破損したり、容量が肥大化したりすると、Outlookが正常に起動できなくなることがあります。SCANPST.exeを使ってPSTファイルを修復する手順は以下の通りです。
- Outlookのエラーメッセージを閉じ、C:\Program FilesまたはC:\Program Files (x86)/(x64)へ移動します。
- 検索ボックスでSCANPST.exeを探します。
注意:検索バーでSCANPSTが見つからない場合は、お使いのOutlookのバージョンに応じて以下の場所へ移動してください。
Outlook 2016: C:\Program Files (x86)または(x64)\Microsoft Office\root\Office16
Outlook 2013: C:\Program Files (x86)または(x64)\Microsoft Office\Office15
Outlook 2010: C:\Program Files (x86)または(x64)\Microsoft Office\Office14
Outlook 2007: C:\Program Files (x86)または(x64)\Microsoft Office\Office12 - SCANPST.exeを開き、参照ボタンをクリックします。Documents\Outlook Filesへ移動してPSTファイルを見つけます。開始をクリックしてPSTファイルのスキャンを開始します。

- スキャン完了時にエラーや不整合が検出された場合は、修復ボタンをクリックして修正します。

- Outlookを再度起動し、正常に起動するかどうかを確認します。
方法6:Outlookプロファイルをリセットする
上記のどの解決策でもうまくいかない場合は、Outlookプロファイル自体が破損している可能性が高いです。テスト用の新しいプロファイルを作成し、そのプロファイルでOutlookが起動できるかどうかを確認すれば、簡単に判断できます。手順は以下の通りです。
- コントロールパネル > Mail(Microsoft Outlook)を開き、プロファイルの表示をクリックします。

- 表示されたメールウィンドウで追加ボタンをクリックします。新しいプロファイル名を入力してOKを押します。

- 新しいプロファイルでメールアカウントを再設定します。最初のOutlookプロファイルで使用していたものと同じメールアドレスとパスワードを入力します。

- 元のメールウィンドウに戻り、作成したばかりのプロファイルが既定として使用されるようにします。適用をクリックして確定します。

- Outlookを再起動し、エラーメッセージなしで起動するかどうかを確認します。
方法7:アドインを無効にしてOutlookを起動する
ほぼすべての解決策を試しましたが、まだ最後の手段が残っています。Outlookが不調になる原因の一つとして、インストールした各種アドインが挙げられます。セーフモードでOutlookを起動し、アドインが原因かどうかを特定することで、簡単に確認できます。
セーフモードでOutlookが起動できたら、通常モードでエラーなく起動できるようになるまで、アドインを一つずつ削除していきます。手順は以下の通りです。
- Outlookのエラーメッセージが閉じていることを確認します。
- ファイル名を指定して実行ウィンドウを開き、outlook /safeと入力してEnterキーを押します。

- セーフモードでOutlookが完全に起動したら、ファイルタブをクリックし、オプションへ移動します。

- アドインタブをクリックして開きます。画面下部にある管理の横のドロップダウンメニューを展開し、一覧からCOM アドインを選択します。

- アドイン一覧のスクリーンショットを撮影して保存しておきましょう。後で元の構成を復元する際に役立ちます。

- 選択されているチェックボックスをすべて解除し、OKをクリックします。

- Outlookを閉じ、通常モードで再度開いてみます。起動できた場合は、ファイル > オプション > アドインに戻り、競合しているアドインを特定できるまで、一つずつ有効に戻していきます。
-
Outlookがパスワードを繰り返し要求する問題の原因と8つの解決策
Outlookは、ビジネスコミュニケーションで最も広く利用されているメールクライアントの一つです。直感的で分かりやすいユーザーインターフェースと、安全な通信を実現する高度なセキュリティ機構を備えています。多くのユーザーはWindows 10向けのOutlookデスクトップアプリを使用していますが、不具合やエラーにより、意図した通りに動作しないことがあります。その中でも多くのユーザーを悩ませるのが、パスワード入力画面が何度も表示されるという問題です。時間に追われる作業中に、パスワードを何度も入力しなければならないのは非常にストレスです。この問題はOutlook 2016、2013、2010など、
-
Outlookでメールを削除できないときの対処法(2019/2016/2013/2010対応)
ある顧客から「Outlook 2016で、受信トレイやその他のフォルダから突然メールを削除できなくなった」というご報告を受けました。この「Outlookでメールを削除できない」という問題は、Outlook 2007、2010、2013、2016など、どのバージョンでも発生する可能性があります。本記事では、この問題を解決するための手順をステップごとに詳しく解説します。 症状の詳細: Outlookの受信トレイでメールを選択し、「Delete」キー(または右クリック→「削除」)で削除しようとすると、Outlookがフリーズして応答しなくなります。この状態を回避するには、Outlookを一度閉じて再