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【解決策】Outlookで変更したアクセス許可を保存できない問題の直し方

Outlookでアクセス許可の変更が保存できない原因とは

Outlookで変更したアクセス許可が保存できない主な原因は、代理人アクセスの処理が途中で停止していることです。また、インターネットプロバイダー(ISP)によるネットワーク制限や、競合するアドインもこのエラーの引き金となることがあります。このエラーが発生すると、カレンダーのアクセス許可を変更したり、カレンダーを他のユーザーと共有したりできなくなります。

これは、Outlookアプリケーション特有の些細な技術的要因によって発生する非常によくあるトラブルであり、PCのハードウェア自体に問題があるわけではありません。作業を始める前に、後ほど必要になるため、Outlookのサインイン情報(資格情報)を手元に準備しておいてください。

代理人アクセス機能の変更がサーバーに反映されない(または処理が止まったままの)状態でカレンダーのアクセス許可を編集すると、Outlookは変更内容を保存できなくなります。

また、カレンダーの所有者が意図せずアクセス許可に重複したエントリを作成してしまい、同じユーザーに対して複数のアクセス許可設定が存在するケースもあります。この場合もOutlookは変更を保存できません。

さらに、ISPはトラフィックを保護・管理するためにさまざまな通信制御を行っています。この制御がサーバーとOutlook間の通信に干渉すると、アクセス許可の変更がブロックされることがあります。

アドインはOutlookの利便性を高めてくれる一方、アドイン同士の競合はよくある問題で、本件のようなトラブルの原因にもなり得ます。

既定では、Outlookは代理人ユーザーに「代理送信」権限を付与します。この権限をActive Directoryのユーザーオブジェクトの publicDelegates 属性に書き込めない場合や、SELF オブジェクトに「個人情報の書き込み」権限がない場合は、本エラーが表示されます。

はじめに確認しておくこと

  1. 追加したいユーザーがMicrosoft 365管理センターでブロックされていないことを確認します。
  2. Microsoftのサービス状態ページで、Outlookが正常に稼働しているかチェックしましょう。

Outlookで変更したアクセス許可を保存する7つの方法

1. カレンダーのアクセス許可から重複エントリを削除する

Outlookのカレンダー プロパティにある「アクセス許可」タブは、代理人アクセスを管理するために使われます。ここに重複エントリがあると、矛盾したアクセス許可の状態が生まれ、Outlookが変更を保存できなくなります。重複を削除することで解決する場合があります。

  1. Outlookを起動します。
  2. 「カレンダー」を開きます。
  3. カレンダーを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  4. アクセス許可」タブを開き、重複したエントリがないか確認します。あれば削除し、「適用」→「OK」をクリックします。
  5. Outlookを再起動し、アクセス許可の編集・保存ができるか確認します。

2. ネットワーク接続を変更する

ISPがOutlookに必要なサービスや機能をブロックしていると、共有カレンダーのアクセス許可が保存されないことがあります。その可能性を切り分けるため、一時的に別のネットワークへ切り替えてみましょう。

  1. 別のネットワークに接続します。難しい場合はスマートフォンのテザリングを利用できます。VPNを使えば、ISPの制限がOutlookとサーバー間の通信を妨げていないかも確認できます。
  2. Outlookを起動し、正常に動作するか確認します。

3. 代理人アクセス操作をやり直す

何らかの不具合で代理人アクセスの処理が停止していたり、変更がサーバーへ反映されていないと、アクセス許可を保存できません。もう一度同じ操作をやり直すことで解決することがあります。

  1. Outlookを起動し、「ファイル」タブを開きます。
  2. アカウント設定」→「代理人アクセス」を選択します。
  3. 代理人」ウィンドウで「追加」をクリックします。
  4. 任意のユーザーを選択して「追加」→「OK」をクリックします。
  5. 代理人ユーザーの「アクセス許可」ウィンドウで、委任する項目を選択します。
  6. 再度「OK」をクリックします。
  7. Outlookを再起動し、「ファイル」タブを開きます。
  8. アカウント設定」→「代理人アクセス」を選択します。
  9. 先ほど追加したユーザーを削除します。
  10. Outlookを再起動し、問題が解消したか確認します。

4. セーフモードで起動し、アドインを無効化する

品質の低い、または古いアドインがOutlookの動作に干渉することがあります。組み込みのセーフモードを使えば、アドインを読み込まずにOutlookを起動し、原因がアドインかどうかを診断できます。

  1. Outlookを終了します。
  2. Windowsキー+Rを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  3. outlook.exe /safeと入力(outlook.exeと/の間に半角スペース)し、「OK」をクリックします。見つからないというエラーが出る場合は、outlook.exeまでのフルパスを指定してください。
  4. 解決策3をもう一度実行し、代理人アクセスができるか確認します。

問題なく動作するなら、アドインを1つずつ無効化して原因を特定します。

  1. Outlookを終了し、通常モードで再起動します。「ファイル」→「オプション」をクリックします。
  2. アドイン」をクリックします。
  3. 画面下部の「管理」で種類(例:COMアドイン)を選択し、「移動」をクリックします。
  4. すべてのアドインのチェックを外します
  5. Outlookを再起動し、アクセス許可を変更できるか確認します。改善した場合は、アドインを1つずつ有効化して問題のあるものを特定します。見つかったら無効のままにし、開発元サイトで更新版を確認しましょう。更新版があればインストールして改善するか試してください。

5. レジストリエディターで「代理送信」権限を無効にする

グローバルカタログサーバーがドメイン内にない環境では、publicDelegates 属性をActive Directoryに書き込めないことがあります。この場合、「代理送信」権限を付けずに代理人を追加するようOutlookを設定すると解決することがあります。

警告:レジストリ編集には専門知識が必要です。誤った操作はOS全体を壊す恐れがあるため、必ず事前にバックアップを取り、以下の手順どおり正確に行ってください。

  1. Outlookを終了します。
  2. スタートメニューで「レジストリ エディター」と検索し、起動します。
  3. 次のキーへ移動します:
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\x.0\Outlook\Preferences
    x.0はお使いのバージョンに置き換えてください。
    Outlook 2016/2019:16.0
    Outlook 2013:15.0
    Outlook 2010:14.0
    Outlook 2007:12.0
    Outlook 2003:11.0
  4. 「編集」メニュー→「新規」→「DWORD値」を選択します。
  5. IgnoreSOBError」という名前を作成し、Enterキーを押します。
  6. IgnoreSOBError」を右クリック→「修正」で、「値のデータ」に「1」を入力して「OK」をクリックします。
  7. レジストリエディターを終了します。
  8. Outlookを起動し、アクセス許可の追加・保存ができるか確認します。

6. Outlook on the web を利用する

サーバー側やOutlookカレンダー自体の不具合の場合、多くはモバイル版Outlook、Outlook Web App、Windows 10カレンダーアプリの方が先に修正されます。これらを利用すれば問題を回避できることがあります。

  1. Outlookを終了します。
  2. ブラウザーでOutlook Web Appにアクセスします(モバイルアプリやWindows 10カレンダーアプリでも可)。
  3. カレンダー」アイコンをクリックし、対象カレンダー横の「…(三点リーダー)」→「共有とアクセス許可」を選択します。
  4. 共有したい相手のメールアドレスを入力し、「共有」をクリックします。
  5. Outlookを起動し、アクセス許可の編集・保存ができるか確認します。

7. Microsoft サポート/回復アシスタントを実行する

Microsoft サポート/回復アシスタント(SaRA)は、診断テストで問題を特定し、最適な解決策を提示してくれる公式ツールです。OutlookやOffice / Microsoft 365の問題に対応しており、自動修復できない場合は次の手順を提案してくれます。

  1. Microsoft公式サイトからツールをダウンロードします。
  2. ダウンロード後、SaRAを起動します。
  3. ライセンス条項を確認し、「同意する」をクリックします。
  4. アプリ一覧から「Outlook」を選択し、「次へ」をクリックします。
  5. 共有メールボックスに問題があります」を選択し、「次へ」をクリックします。

あとは画面の指示に従ってトラブルシューティングを進めてください。

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