Microsoft Outlookが起動できない「コマンドライン引数が無効です」エラーの対処法
Windows PCでMicrosoft Outlookを起動しようとした際に、「Microsoft Outlookを起動できません。コマンドライン引数が無効です。使用しているスイッチを確認してください(Cannot start Microsoft Outlook. The command line argument is not valid)」というエラーが表示されることがあります。このエラーは、破損したアドインやPSTファイル、DLLファイルの不具合などが原因で発生します。本記事では、この問題を解決するための具体的な対処法を順番にご紹介します。

1. Outlookをセーフモードで起動し、アドインを無効化する
まず試したいのが、セーフモードでの起動です。セーフモードではアドインがすべて無効化された状態でOutlookが開くため、原因がアドインにあるかどうかを切り分けられます。
Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Outlook /safe
使用するプロファイルを選択するよう求められたら、ドロップダウンメニューからプロファイルを選び、「OK」をクリックします。
セーフモードで正常に起動できた場合、何らかのアドインが問題を引き起こしている可能性が高いです。原因となっているアドインを特定し、無効化または削除しましょう。
アドインの管理は「ファイル」→「オプション」→「アドイン」から行えます。画面下部のドロップダウンメニューで「COM アドイン」を選択し、「設定(Go)」ボタンをクリックしてください。

不要なアドインを無効化したら、Outlookを一度閉じ、通常どおり起動できるか確認します。
2. 受信トレイ修復ツール(SCANPST.EXE)を使用する
受信トレイ修復ツールは、破損したPSTファイルをスキャンして修復できるMicrosoft純正のユーティリティです。PSTファイルの破損が原因の場合、このツールで修復すれば、エラーなしでOutlookを開けるようになる可能性があります。
以下のフォルダーを開いてください。
C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16
32ビット版のOfficeをお使いの場合は、こちらのパスになります。
C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16
フォルダー内にある「SCANPST.EXE」というアプリケーションをダブルクリックして起動します。

「参照(Browse)」ボタンをクリックして修復したいPSTファイルを選択し、「開始(Start)」ボタンを押すとスキャンと修復が始まります。作業の前に、念のためPSTファイルのバックアップを取っておくことをおすすめします。
3. Outlook関連のDLLファイルを再登録する
Outlookの動作に不可欠な2つのDLLファイルを再登録することで、問題が解消するケースがあります。Win + Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、以下のコマンドを1つずつ実行してください。
regsvr32 OLE32.DLL regsvr32 INETCOMM.DLL
コマンドの実行後、Microsoft Outlookをもう一度開いてみましょう。
4. Officeを修復、またはOutlookを再インストールする
ここまでの方法で改善しない場合は、Officeプログラム自体の修復や再インストールを検討します。「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能(プログラムのアンインストール)」を開いてください。

一覧から「Microsoft Office」を右クリックして「変更」を選択し、表示される画面で「クイック修復」または「オンライン修復」を実行します。修復でも解決しない場合は、Officeをアンインストールしてから再インストールしてください。
まとめ
「コマンドライン引数が無効です」エラーは、アドインの不具合やPSTファイルの破損など、複数の原因で発生します。セーフモードでの切り分けから始めて、受信トレイ修復ツール、DLLの再登録、Officeの修復と順番に試していけば、多くの場合は解決できます。
この記事が、あなたのOutlookの問題解決に役立つことを願っています。
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