MacでSiriが動作しない・反応しないときの対処法10選
SiriはAppleデバイスでの操作を快適にしてくれる便利な音声アシスタントです。「Hey Siri」と声をかけるだけで、さまざまなタスクを音声で実行できます。しかし、そんなSiriも、ある日突然まったく反応しなくなることがあります。
この記事では、Mac(デスクトップ・ノートブック問わず)でSiriが正常に動作しないときに試したい対処法を10個ご紹介します。まずは、Siriが動かなくなる主な原因から見ていきましょう。
MacでSiriが動作しない主な原因
MacでSiriが正しく機能しない場合、以下のような原因が考えられます。
- ネットワーク接続の不具合
- Siriの設定ミス
- マイクやスピーカーなどオーディオ入出力機器の問題
- 環境設定ファイル(PLISTファイル)の破損
- サーバーのダウンタイムやmacOSのバグ
- ペアレンタルコントロールやスクリーンタイムによる制限
以下の手順を順番に試せば、ほとんどの場合は短時間でSiriを復旧させることができます。
1. Siriの有効化状態を確認する

最初に、Macの音声アシスタントが有効になっているかどうかを確認しましょう。
システム環境設定を開き、「Siri」を選択します。「Siriを有効にする(Ask Siri)」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認してください。
すでに有効になっている場合は、一度チェックを外してシステム環境設定を閉じ、再度Siriの画面を開いて有効にし直してみてください。無効化→再有効化しても改善しない場合は、次の方法を試しましょう。
Siriをオンにできない場合は、スクリーンタイムの設定で制限がかかっている可能性があります。
Siriと辞書機能の使用を許可するには、「システム環境設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシー」の順に進み、「許可」にチェックを入れます。
その後、システム環境設定のSiriメニューに戻り、「Siriを有効にする」にチェックを入れ直してください。
2. 音声コマンド(Hey Siri)を有効にする
Siriを有効にするだけでなく、音声コマンドで起動できるよう設定しておくことも重要です。これを設定しないと、「Hey Siri」という呼びかけでSiriを起こすことができません。
- システム環境設定を開き、Siriを選択して「“Hey Siri”を聞き取る」オプションをクリックします。
- 続けるを選択して、音声アクティベーションを有効にします。
- 画面に表示されるコマンドを、Mac本体、ヘッドフォン、または外部マイクに向かって話しかけます。
- 「“Hey Siri”の準備ができました」というメッセージが表示されたら、完了を選択します。
- 必要に応じて「ロック中にSiriを許可」にもチェックを入れましょう。これにより、Macがロック中またはスリープ状態でも音声でアシスタントを起動できます。なお、ノートブック型Macの場合は、この機能を使うためにディスプレイ(蓋)を開けておく必要があります。
- 「Hey Siri」と言っても画面右上にSiriが表示されない場合は、もう一度やり直してみてください。
「Hey Siri」に反応しない場合は、再試行する前に、現在使用中の入力デバイス(マイク)が正常に動作しているかを確認しましょう。
3. マイクの設定を調整する
MacBookでSiriが動作しない場合、ヘッドフォンなどのオーディオ機器が接続されていることが原因のこともあります。マイクがミュートになっていないか確認してください。一部のヘッドフォンには物理的な音量調節ノブやミュートボタンがあり、音声入力を遮断している場合があります。
OSレベルで入力音量がミュートになっていないかも併せてチェックしましょう。
マイクの音量を変更するには、システム環境設定の「サウンド」→「入力」を開きます。使用中のオーディオデバイスを選択し、「入力音量」のスライダーを右に動かしてマイクの音量を上げてください。
設定が完了したら、「Hey Siri」と話しかけて、デジタルアシスタントが反応するか確認します。反応しない場合は別のオーディオデバイスに切り替えて再度試してみてください。また、マイク部分にホコリやゴミ、糸くずなどが詰まっていないかも確認しておきましょう。
4. Siriとオーディオ出力デバイスのミュートを解除する

質問や指示に対して、Siriは通常音声で返答します。Siriが話してくれない場合は、Macの出力音量が下がっていないか確認しましょう。
システム環境設定 → サウンド → 出力の順に進み、オーディオデバイスを選択して、「出力音量」スライダー横の「ミュート」のチェックを外します。これで音声が聞こえるようになります。スライダーを右に動かして音量を上げるのも忘れずに。
さらに、Siriが音声フィードバックを行うよう設定されているかも確認が必要です。
システム環境設定で「Siri」を開き、「音声フィードバック」をオンにしてください。
5. インターネット接続を確認する
ネットワーク接続に問題があると、Siriは正常に動作しません。Siriを使用・有効化するには、Macのネットワーク設定を確認し、インターネットに接続できているかチェックしましょう。問題がある場合は、ルーターを再起動して、MacをWi-Fiネットワークに再接続してください。
それでもSiriが動作しない場合は、Ethernet(有線)接続に切り替えてみてください。また、VPNやプロキシアプリ・接続を一時的に無効化すると、Siriが復活することもあります。
6. Siriアプリを再起動する

バックグラウンドで動作しているSiriを強制終了して再起動すると、起動不良や動作の不具合が解消されることがあります。
- Finderを開き、アプリケーション → ユーティリティから「アクティビティモニタ」を起動します。
- 検索バーに「Siri」と入力し、Siriアプリをダブルクリックします。
- 「終了」をクリックします。
- 確認画面が表示されたら「強制終了」を選択し、「OK」をクリックします。
macOSは、Siriとその関連プロセスが停止されると自動的に再起動します。それでも「Hey Siri」やメニューバー・Touch BarのSiriアイコンから起動できない場合は、次の方法を試してください。
7. Siriサーバーのステータスを確認する
Siriを動かしているサーバーがダウンしていると、Macを含むすべてのApple製品でSiriが使えなくなります。WebブラウザでAppleの「システム状況」ページを開き、Siriの横に表示されている色を確認しましょう。
「緑」ならApple側でSiriは正常に稼働しています。「黄」の場合はサービス自体に問題が発生しています。
システム状況ページでSiriに問題が表示されている場合は、Appleサポートに問い合わせましょう。
8. Macを再起動する

しばらく再起動していない場合は、試してみてください。デバイスを再起動すると、OSの更新、一時ファイルの削除、メンテナンス処理が実行され、システムアプリやサードパーティ製アプリの不具合が修復されます。
メニューバー左上のAppleアイコンをクリックし、Appleメニューから「再起動」を選択します。作業中のデータを失わないよう、再起動前にすべてのアプリを閉じておきましょう。
9. SiriのPLISTファイル(環境設定ファイル)を削除する
「Property List」ファイルは「PLISTファイル」「環境設定ファイル」とも呼ばれ、macOSはSiriの設定情報をこの形式で保存しています。これらのファイルが破損すると、Siriが正常に動作しなくなることがあります。Siriの.plistファイルを削除し、Macを再起動すれば、macOSが新しいファイルを自動的に生成してくれます。
- Optionキーを押しながらメニューバーの「移動」を選択し、「ライブラリ」をクリックします。
- 「Preferences(環境設定)」フォルダを開きます。
- Siriに関連するすべての.plistファイルを探して削除します。念のため、別フォルダにコピーしてバックアップを作成しておくと安心です。
Siriを使用するかMacを再起動すると、新しいProperty Listファイルが自動的に作成されます。
10. macOSを最新版にアップデートする

MacのOSにバグがあると、Siriをはじめとするシステムアプリがまったく動作しなくなることがあります。ソフトウェア・アップデートのメニューを確認し、最新バージョンのmacOSを実行しているかチェックしましょう。
システム環境設定の「ソフトウェア・アップデート」を開き、「今すぐアップデート」(または「今すぐアップグレード」)ボタンをクリックして、最新のmacOSをダウンロード・インストールしてください。
まとめ
上記の対処法のうち、少なくとも1つはMacのSiri関連の問題を解決できるはずです。それでもSiriが動作しない場合は、Appleサポートに連絡するか、Apple公式の「MacでSiriを使う」サポートガイドを参照してみてください。
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