【Windows 10】「IPv6 接続:インターネット アクセスなし」エラーを直す9つの対処法
PCで「IPv6 接続:インターネット アクセスなし」という問題が表示されても、心配はいりません。この記事では、この問題の原因と具体的な解決方法をわかりやすく解説していきます。
まず、問題の状態を確認してみましょう。「Windowsキー + R」を押して「ncpa.cpl」と入力し、Enterキーを押すと「ネットワーク接続」ウィンドウが開きます。使用中のネットワーク接続を右クリックして「状態」を選択すると、IPv6接続の状況が確認できます。
IPv6接続の欄に「ネットワーク アクセスなし」と表示されている場合は、DHCPサーバーが検出されず、リンクローカルアドレスも割り当てられていない状態です。これは不具合ではないため、心配する必要はありません。一方、「インターネット アクセスなし」と表示されている場合は、DHCPサーバーは検出されているものの、リンクローカルアドレスが割り当てられていないことを意味し、IPv6の構成に何らかの問題が発生している可能性があります。つまり、この2つの表示はまったく別の状態である点を理解しておきましょう。
IPv6とは?
Internet Protocol Version 6(IPv6)は、通信プロトコル全体を担い、パケット交換ネットワーク上でのデータ通信を可能にする技術です。IPv6は、IPv4アドレスの枯渇問題を解決するために、Internet Engineering Task Force(IETF)によって開発されました。IPv4の後継規格であり、将来的にはIPv4に置き換わることが想定されています。
Windows 10でIPv6がインターネットに接続できない主な原因
IPv6にはまだ対応していないデバイスが多く、対応しているISP(インターネットサービスプロバイダ)も限られており、デフォルトでは無効になっていることが一般的です。そのほかにも、以下のような原因が考えられます。
- 破損・古い・互換性のないネットワークドライバー
- IP設定(ネットワーク構成)の破損
- ファイアウォールによる接続のブロック
- ウイルスやマルウェアへの感染
このように原因は多岐にわたります。ユーザーごとに設定やシステム環境が異なるため、あるユーザーで有効だった方法が別の環境では効果がないこともあります。そのため、以下で紹介する複数の方法を順番に試してみることをおすすめします。
「IPv6 接続:インターネット アクセスなし」を修正する9つの方法
注意:作業を始める前に、万が一のトラブルに備えてシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。
方法1:IPv6とWinsockをリセットする
- スタートメニューの検索ボックスに「cmd」と入力し、Enterキーを押してコマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押します。
- ipconfig /flushdns
- nbtstat -r
- netsh int ip reset
- netsh winsock reset
- netsh winsock reset catalog
- netsh int ipv6 reset reset.log
- 変更を適用するためにPCを再起動します。特に「netsh winsock reset」コマンドが効果的なケースが多いようです。
方法2:ネットワークドライバーを更新する
まず、ノートPCメーカー(Dell、Acerなど)またはネットワークアダプターメーカー(Intel、Qualcommなど)の公式サイトにアクセスし、ドライバーのダウンロードページから最新版を入手してください。
注意:ドライバーのダウンロードには別のPCが必要です。ダウンロードしたドライバーは、問題が発生しているPCにインストールします。
手動でドライバーを更新する手順:(別のWi-Fiやモバイルホットスポットで一時的にネットワークへ接続できるようにしておいてください)
- 「Windowsキー + R」を押し、「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押し、デバイスマネージャーを開きます。
- 「ネットワーク アダプター」の下にあるワイヤレスアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択します。
- 続けて「利用可能なドライバーの一覧から選択します」をクリックします。
- 一覧から最新のドライバーを選択し、「次へ」をクリックします。
- PCを再起動して変更を保存し、問題が解決したかどうかを確認します。
方法3:ネットワークコンポーネントをリセットする
- コマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押します。
ipconfig /flushdns ipconfig /registerdns ipconfig /release ipconfig /renew netsh winsock reset catalog netsh int ipv4 reset reset.log netsh int ipv6 reset reset.log pause shutdown /r
- 「アクセスが拒否されました」というエラーが表示された場合は、「Windowsキー + R」を押し、「regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを開きます。
- 以下のレジストリキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nsi\{eb004a00-9b1a-11d4-9123-0050047759bc}\26
- 「26」を右クリックし、「アクセス許可」を選択します。
- 「追加」をクリックして「EVERYONE」と入力し、OKをクリックします。すでにEVERYONEが存在する場合は、「フルコントロール(許可)」にチェックを入れます。
- 「適用」をクリックし、続けて「OK」をクリックします。
- 再度コマンドプロンプトで上記のコマンドを実行し、PCを再起動して変更を保存します。
方法4:IP Helperサービスを無効にする
- 「Windowsキー + R」を押し、「services.msc」と入力してEnterキーを押します。
- 一覧を下にスクロールして「IP Helper」サービスを見つけ、右クリックして「プロパティ」を選択します。
- サービスが実行中の場合は「停止」をクリックし、スタートアップの種類のドロップダウンから「無効」を選択します。
- 「適用」をクリックし、続けて「OK」をクリックします。
- PCを再起動して変更を保存します。
方法5:IPv6を無効にする
- 「Windowsキー + R」を押し、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
control.exe /name Microsoft.NetworkAndSharingCenter - 現在の接続をクリックして設定を開きます。
注意:ネットワークに接続できない場合は、イーサネットケーブルで接続してから操作してください。 - Wi-Fiの状態ウィンドウで「プロパティ」ボタンをクリックします。
- 「インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv6)」のチェックを外します。
- 「OK」→「閉じる」の順にクリックし、PCを再起動して変更を保存します。
方法6:ウイルス対策ソフトとファイアウォールを一時的に無効にする
ウイルス対策ソフトが原因でエラーが発生することもあります。これを切り分けるため、一定時間だけウイルス対策ソフトを無効化して、エラーが消えるかどうかを確認しましょう。
- システムトレイ(通知領域)のウイルス対策ソフトのアイコンを右クリックし、「無効」を選択します。
- 無効にする時間を選択します。できるだけ短い時間(15分〜30分など)を選びましょう。
- 完了したら、Google Chromeを開いて問題が解決したかどうかを確認します。
- スタートメニューの検索ボックスで「コントロールパネル」を検索して開きます。
- 「システムとセキュリティ」→「Windows Defender ファイアウォール」をクリックします。
- 左側のペインから「Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化」をクリックします。
- 「Windows Defender ファイアウォールを無効にする(推奨されません)」を選択し、PCを再起動します。
再度Chromeを開いて、以前エラーが出ていたページにアクセスしてみてください。この方法で解決しなかった場合は、同じ手順で必ずファイアウォールを再度有効に戻してください。
方法7:TCP/IPを再インストールする
- スタートメニューの検索ボックスで「コントロールパネル」を検索して開きます。
- 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 「ネットワークと共有センター」を開き、左側のメニューから「アダプターの設定の変更」をクリックします。
- エラーが表示されているWi-Fiまたはイーサネット接続を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「この接続は次の項目を使用します」内の項目を1つずつ選択し、「インストール」をクリックします。
- 「ネットワーク機能の種類を選択」ウィンドウで「プロトコル」を選択し、「追加」をクリックします。
- 「Reliable Multicast Protocol(信頼できるマルチキャスト プロトコル)」を選択してOKをクリックします。
- 一覧のすべての項目に対して同様の操作を行い、すべてのウィンドウを閉じます。
- PCを再起動して変更を保存し、問題が解決したかどうかを確認します。
方法8:ネットワークアダプターを再起動する
- 「Windowsキー + R」を押し、「ncpa.cpl」と入力してEnterキーを押します。
- ワイヤレスアダプターを右クリックし、「無効」を選択します。
- もう一度同じアダプターを右クリックし、今度は「有効」を選択します。
- PCを再起動し、ワイヤレスネットワークへの接続を再試行します。
方法9:Windows 10のネットワークトラブルシューティングツールを実行する
- 「Windowsキー + I」で設定を開き、「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左側のメニューから「トラブルシューティング」を選択します。
- 「インターネット接続」をクリックし、「トラブルシューティング ツールの実行」をクリックします。
- 画面の指示に従ってツールを実行します。
- PCを再起動して変更を保存します。
まとめ
以上、Windows 10で「IPv6 接続:インターネット アクセスなし」エラーを修正する9つの方法をご紹介しました。環境によって有効な方法は異なるため、上から順番に試してみてください。それでも問題が解決しない場合は、お使いのISPがIPv6に対応しているかどうかを確認したり、ルーターの再起動やファームウェアの更新も併せて検討してみるとよいでしょう。
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