Windows 10 Creators Updateでインターネットに接続できない場合の対処法10選
Windows 10 Creators Update(クリエーターズアップデート)は、リリース以来さまざまな不具合に悩まされてきました。その中でも特に報告が多いのが、ネットワークやインターネット接続に関するトラブルです。Creators Updateへ手動でアップグレードしたユーザー、あるいは自動更新によってインストールされたユーザーの多くが、インターネット接続の問題を訴えています。
報告されている主な症状は大きく分けて2つあります。1つ目は、PCが「インターネットに接続されていません」と表示し、標準アプリ・サードパーティ製アプリを問わず一切インターネットにアクセスできなくなるケース。2つ目は、同じく「接続なし」と表示されるものの、サードパーティ製アプリでは正常に通信できる一方、Microsoft StoreやニュースなどのWindows標準アプリだけがインターネットに接続できなくなるケースです。
幸いなことに、Creators Update適用後にネットワーク関連のトラブルが発生した場合でも、ご自身で試せる解決策は数多くあります。以下に、最も効果的とされる対処法を順番に紹介します。
対処法1:サードパーティ製セキュリティソフトを無効化またはアンインストールする
サードパーティ製のウイルス対策ソフト、マルウェア対策ソフト、ファイアウォールなどは、Windows 10とインターネット間の通信を妨げ、接続問題を引き起こすことがあります。原因がセキュリティソフトにある場合は、該当するソフトをすべて無効化するか、より確実なのはアンインストールすることです。その後、問題が解決したかどうかを確認してください。
対処法2:ネットワークコマンドを実行して修復する
多くのユーザーが、WinsockカタログやTCP/IPスタックのリセット、IPアドレスの解放・再取得、DNSキャッシュのクリアといったネットワークコマンドの実行だけで、更新後の接続問題を解消しています。以下の手順で実行してください。
- スタートボタンを右クリックするか、Windowsロゴキー + Xを押してWinXメニューを開き、「Windows PowerShell(管理者)」をクリックして管理者権限のPowerShellを起動します。
- 以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれ入力後にEnterキーを押します。前のコマンドが完全に実行されてから次のコマンドを入力してください。
netsh winsock reset netsh int ipv4 reset reset.log netsh int ip reset ipconfig /release ipconfig /renew ipconfig /flushdns
- すべてのコマンドの実行が完了したら、PowerShellウィンドウを閉じます。
- PCを再起動し、起動後にインターネット接続をテストして、問題が解決したか確認します。
対処法3:ネットワーク接続を無効化してから有効化する
多くの場合、Creators Update適用後の接続問題は、アクティブなネットワーク接続を一度無効化してから再度有効化するだけで解決します。
- 通知領域(タスクトレイ)のネットワークアイコンを右クリックし、「ネットワークと共有センターを開く」をクリックします。
- 左側のペインにある「アダプターの設定の変更」をクリックします。
- 現在使用中のネットワーク接続を見つけ、右クリックして「無効化」を選択します。
- 接続が無効化されるまで待ちます。
- 無効化が完了したら、再度右クリックし、今度は「有効化」を選択します。
- PCを再起動し、起動後も問題が残っていないか確認します。
対処法4:ネットワークアダプターを無効化してから有効化する
- スタートボタンを右クリックするか、Windowsロゴキー + Xを押してWinXメニューを開き、「デバイスマネージャー」をクリックします。
- デバイスマネージャーで「ネットワークアダプター」をダブルクリックして展開します。
- 使用中のネットワークアダプターを右クリックし、「デバイスを無効化」を選択します。
- 確認ダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
- アダプターが無効化されたら数分待ち、デバイスマネージャーで再度右クリックして「有効化」を選択します。
- デバイスマネージャーを閉じてPCを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
対処法5:ネットワークアダプターのドライバーを更新する
- スタートボタンを右クリックするか、Windowsロゴキー + Xを押してWinXメニューを開き、「デバイスマネージャー」をクリックします。
- 「ネットワークアダプター」をダブルクリックして展開します。
- 使用中のアダプターを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックし、検索が完了するまで待ちます。
- 新しいドライバーが見つかった場合は、自動的にダウンロード・インストールされます。インストールが完了したらPCを再起動し、インターネット接続をテストしてください。もしWindowsが新しいドライバーを見つけられなかった場合は、ネットワークアダプターの製造元の公式サイトのダウンロードページにアクセスし、お使いのOSに対応した最新ドライバーを入手することをおすすめします。
対処法6:ネットワークアダプターをアンインストールして再インストールする
- スタートボタンを右クリックするか、Windowsロゴキー + Xを押してWinXメニューを開き、「デバイスマネージャー」をクリックします。
- 「ネットワークアダプター」をダブルクリックして展開します。
- 使用中のアダプターを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
- 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
- アンインストールが完了するまで待ちます。
- 完了したら、メニューの「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」をクリックします。するとWindowsが自動的にアダプターとドライバーを検出し、再インストールします。
- 再インストールが完了したらPCを再起動し、問題が解決したかどうかを必ず確認してください。
対処法7:Windowsネットワーク診断ツールを実行する
- スタートメニューを開きます。
- 「設定」をクリックします。
- 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 左側のペインで「状態」を選択します。
- 接続問題が発生している場合、右側の「ネットワークの状態」セクションに「インターネットアクセスなし」と表示され、その下に「トラブルシューティング」ボタンが現れます。このボタンをクリックすると、「Windowsネットワーク診断」が起動します。
- 診断ツールの実行が終わるまで待ちます。
- 完了すると、検出された問題と実行された修復内容がレポートとして表示されます。内容を確認して閉じ、インターネット接続が復旧したかどうかをチェックしましょう。
対処法8:Windows 10のネットワークリセット機能を使う
Windows 10 Anniversary Updateで導入された「ネットワークリセット」機能は、設定アプリから利用できる便利な機能で、ネットワーク構成を初期状態に戻すことで接続問題を解消できます。Creators Update適用後のトラブルにも効果が期待できます。
- スタートメニューを開きます。
- 「設定」をクリックします。
- 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 左側のペインで「状態」を選択します。
- 右側のペインを一番下までスクロールし、「ネットワークリセット」をクリックします。
- 表示された画面で「今すぐリセット」をクリックします。
- 確認を求められたら「はい」をクリックします。
- この機能は、すべてのネットワークアダプターを削除して再インストールし、ネットワーク関連の設定を初期値に戻したうえで、最後にPCを自動的に再起動します。完了するまで待ちましょう。
再起動後、インターネット接続の問題が解決しているかどうかを確認してください。
対処法9:以前のWindows 10ビルドにロールバックする
上記の方法がすべて失敗した場合でも、諦める必要はありません。Creators Updateをインストールしてから30日以内であれば、以前のWindows 10ビルドにロールバックすることで、問題の原因となったアップデート自体を取り除けます。30日を過ぎている場合は、ロールバック用のファイルが削除されているため、古いビルドをクリーンインストールする必要があります。ロールバックの手順は以下の通りです。
- ログイン画面でShiftキーを押しながら、画面右下の電源アイコンをクリックします。Shiftキーを押したまま「再起動」を選択します。
- システムが詳細ブートオプションで起動したら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」の順に選択し、「前のビルドに戻る」を選びます。
- 数秒後、ユーザーアカウントの選択を求められるので、アカウントをクリックしてパスワードを入力し、「続行」を選択します。その後、もう一度「前のビルドに戻る」を選択してください。
対処法10:省電力機能を無効化する
アダプターのドライバーに省電力設定が有効になっている場合、通常使用中にもアダプターがオフになってしまうことがあります。ここでは、省電力機能を無効化して問題が解決するか確認します。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押し、デバイスマネージャーを開きます。
- 「ネットワークアダプター」を展開し、現在使用中のアダプターを右クリックします。
- 「プロパティ」を選択し、開いたウィンドウで「電源の管理」タブをクリックします。
- 「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外します。
- 「適用」をクリックし、続いて「OK」をクリックします。
- 問題が解決したかどうかを確認します。
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