【解決法】Windows 10のシステムイメージバックアップエラー0x807800A1・0X800423F3の直し方
システムのバックアップを作成することは、大切なデータを保護するための有効な手段です。しかし、システムイメージバックアップの作成中に、0x807800A1や0X800423F3といったエラーが発生することがあります。
エラー0x807800A1が表示される際には、「ボリューム シャドウ コピー サービスに障害が発生しました。「VSS」および「SPP」アプリケーションのイベントログで詳細をご確認ください」というメッセージが表示されます。また、エラーコード0X800423F3とともに「ライターで一時的なエラーが発生しました」というメッセージが表示されるケースもあります。
これらのエラーにはいくつかの原因が考えられます。主な原因としては以下が挙げられます。
- ボリューム シャドウ コピー サービス(VSS)が停止している
- ウイルス対策ソフトやWindowsファイアウォールが干渉している
- ハードディスクの優先順位設定により、バックアップの作成が妨げられている
原因を特定できれば、問題は比較的簡単に解決できます。
最近パソコンに新しいSSDを取り付けた場合は、HDDの優先順位が原因である可能性が高いため、まず方法4から試してください。該当しない場合は、方法1から順番に進めていきましょう。

方法1:ボリューム シャドウ コピー サービスの状態を確認する
- Windowsキーを押しながらRキーを押します。
- 「services.msc」と入力し、Enterキーを押します。
- 一覧からVolume Shadow Copyを探してダブルクリックします。
- 「スタートアップの種類」のドロップダウンメニューから「自動」を選択します(すでに「自動」になっている場合はそのままでOK)。
- サービスの状態が「停止」または「一時停止」になっている場合は、「開始」をクリックします。
- 「依存関係」タブをクリックします。
- 「このサービスは次のシステム コンポーネントに依存しています」の欄を確認します。依存するサービスが表示された場合は、「全般」タブ>「適用」>「OK」の順にクリックしてウィンドウを閉じ、そのサービスを一覧から探します。ダブルクリックして、手順4~5と同じ操作を行い、そのサービスが起動していることを確認してください。
完了したら、問題がまだ発生するかどうかを確認します。
方法2:Workstationサービスを起動する
- Windowsキーを押しながらRキーを押します。
- 「services.msc」と入力し、Enterキーを押します。
- 一覧からWorkstationを探してダブルクリックします。
- 「スタートアップの種類」を「自動」に設定します(すでに設定済みなら不要)。
- サービスの状態が「停止」または「一時停止」の場合は、「開始」をクリックします。
方法3:ウイルス対策ソフトとWindowsファイアウォールを一時的に無効にする
ウイルス対策ソフトの場合
- 画面右下にあるウイルス対策ソフトのアイコンを右クリックします。アイコンが見えない場合は、上向きの矢印「^」をクリックして非表示のアイコンを表示させてください。
- 「無効にする」をクリックします。このオプションがない場合は、アイコンをダブルクリックしてソフトを起動し、画面内から無効化できるはずです。
Windowsファイアウォールの場合
- Windowsキーを押しながらXキーを押します。
- 「コントロール パネル」をクリックします。
- 「システムとセキュリティ」をクリックします。
- 「Windows ファイアウォール」をクリックします。
- 「Windows ファイアウォールの有効化または無効化」をクリックします。
- プライベートネットワークとパブリックネットワークの両方の設定で、「Windows ファイアウォールを無効にする(推奨されません)」を選択します。
- 「OK」をクリックします。
原因がウイルス対策ソフトやファイアウォールの干渉だった場合、これで問題は解決するはずです。
注意:作業後は必ずWindowsファイアウォールを有効に戻し、ウイルス対策ソフトも再度オンにしてください。これらはシステムのセキュリティにとって不可欠なプログラムです。問題が解決したらすぐに元に戻しましょう。
方法4:ハードディスクの優先順位を確認する
まず、新しいSSDが最初のSATAポート(0番または1番。マザーボードによって異なります)に接続されていることを確認してください。古いHDDとSSDのケーブルを入れ替えることで、SSDを最初のポートに接続できます。
- パソコンを再起動します。
- メーカーのロゴが表示されたらF2キーを押します。キーはメーカーによって異なりますが、多くの場合F2、F10、Deleteのいずれかです。ロゴ表示時に画面の隅に「Press F2 to open BIOS menu」といった案内が表示されることもあります。
方向キーを使ってHDD優先順位の設定項目を探します。ここで注意が必要なのは、これはブート優先順位とは別の設定だということです。設定画面に入ったら、新しいSSDが一番上に来るようにしてください。
また、バックアップ先としてHDDを使用している場合は、そのHDDがマザーボードの最初のSATAドライブとして接続されていることを確認してください。さらに、別のHDDを増設した後、特に異なるOSが入った複数のHDDがある環境では、システムが自動的にブート順序を変更することがあります。BIOS設定で、正しいHDDがブート順序の最上位にあることを確認しましょう。
方法5:Microsoft Office Starter 2010をアンインストールする
「クイック実行(Click-to-Run)」構成でMicrosoft Office Starter 2010をインストールしている場合も、このバックアップエラーが発生することがあります。心当たりがなくても、一度アンインストールして「クイック実行」なしで再インストールすれば問題が解決するケースがあります。
- Windowsキーを押しながらRキーを押します。
- 「appwiz.cpl」と入力し、Enterキーを押します。
- 一覧からMicrosoft Office Starter 2010を探し、選択して「アンインストール」をクリックします。
画面の指示に従ってアンインストールを完了させます。その後、システムイメージバックアップで問題が解消されたかを確認してください。エラーが出なくなった場合は、「クイック実行」オプションを外してOffice Starter 2010を再インストールしても大丈夫です。
方法6:ブート優先順位を確認する
デュアルブート環境もエラーの原因として報告されています。デュアルブートとは、新しいパーティションを作成した後にもうひとつのOSをインストールし、BIOSのブート順序に応じて2つのOSを使い分ける構成のことです。
ブートシーケンスは、どのOSを起動するかを決定します。例えば、Ubuntuが1番目、Windowsが2番目に設定されていれば、BIOSは常にUbuntuを起動します。なお、ブートシーケンスの項目には「Ubuntu」や「Windows」という名前ではなく、「ドライブ0」「ドライブ1」のように表示されます。

ブート順序を変更して、Windowsをリストの最上位に移動してください。通常はEscキーまたはDel / F2キーでブートメニューに入れます。Windowsを最上位にしたらパソコンを再起動し、エラーが解消されたかを確認しましょう。
その他の対処法
上記の方法で解決しない場合は、以下の対策も試してみてください。
- Steamをスタートアップから削除する:「クリーンブート」を行い、最小限のドライバーだけでパソコンを起動して確認できます。
- 不正なバックアップエントリを確認する:バックアップ対象のパーティションに、不正なGptNameが残っていないことをチェックしてください。
- 他のハードディスクをすべて取り外す:対象システム(Windows)のドライブだけを最初のSATAコントローラに接続して試します。バックアップユーティリティは、他のOSを検出するとエラーを返すことが知られています。
- パーティション名に不正な文字がないか確認する:EaseUSなどのサードパーティ製ツールでバックアップを行った後に発生しやすい問題です。SourceForgeで公開されているGPT fdiskユーティリティを使ってドライブ情報を取得し、名前に引用符やカンマなどの不正な文字が含まれていないか確認してください。見つかった場合はパーティション名を変更して再試行します。
- サーバー環境の場合:Workstationサービスに加えて、Serverサービスも有効にしてください。
注意:MicrosoftはWindowsのシステム復元/システムイメージ機能の公式サポートを終了し、サードパーティ製のバックアップソフトの利用を推奨しています。サポート終了とは、今後これらのモジュールに不具合が発生しても対応されないという意味ですが、モジュール自体は新しいバージョンのOSにも引き続き搭載されています。
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