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「Microsoft Setup Bootstrapperが動作を停止しました」エラーの対処法6選

Microsoft Officeスイートに含まれる1つ、複数、またはすべてのプログラムを起動しようとした際に、「Microsoft setup bootstrapper had stopped working(Microsoftセットアップブートストラッパーが動作を停止しました)」というエラーが表示されるという報告が多数寄せられています。この問題はWindows 7、Windows 8.1、Windows 10など複数のWindowsバージョンで発生することが確認されており、Microsoft Office 2013、2016、2019の各バージョンでも同様の症状が報告されています。

Microsoft Setup Bootstrapperとは?

Microsoft Office 2013、2016、2019において、ブートストラッパーはComposite Application Library(複合アプリケーションライブラリ)を使用して構築されたアプリケーションの初期化を担当するコンポーネントです。この比較的新しい技術は、インストールプロセス中に必要な依存関係を簡素化するために開発されました。

エラーの主な原因

私たちは多くのユーザー報告や、実際に問題を解決したユーザーの修復手順を調査しました。その結果、このエラーを引き起こす原因として以下の要因が特定されています。

  • サードパーティ製アンチウイルスがインストーラーの通信を妨げている – McAfeeやAvastなど、一部のセキュリティソフトはOfficeインストーラーが必要なコンポーネントをインターネットから取得するのを過剰にブロックすることが確認されています。この場合は、リアルタイム保護を無効化するか、セキュリティソフトを完全にアンインストールすることで解決できる可能性があります。
  • レジストリキーやインストールファイルの破損 – Microsoft Officeのインストールプロセスに必要な重要なレジストリキーやファイルが破損している場合にも、このエラーが発生します。このケースでは、Microsoftが提供する専用ツールの利用を検討しましょう。
  • IObit製ソフトウェアとの競合 – 多くのユーザーから、IObitが提供する一部のソフトウェア製品との非互換性が原因でこの問題が発生したという報告があります。原因となる製品を特定するには、IObit製品を1つずつアンインストールし、問題が解消されるかを確認するしかありません。
  • レジストリエディターでタスクスケジューラが無効化されている – Microsoft Officeはタスクスケジューラを使って一部のタスク(通常は更新サービス関連)をスケジュールしています。タスクスケジューラが無効になっていると、Officeサービスがアクセスできずにこのエラーが表示されます。レジストリエディターでタスクスケジューラを再有効化することで解決できます。
  • AppCompatFlagsが更新プロセスを壊している – 特定のレジストリキー(AppCompatFlags)が破損すると、Officeスイート全体が動作不能になる可能性があります。この場合は、Officeをアンインストールし、レジストリエディターで問題のあるキーを削除することで解決できます。
  • OfficeのバージョンがWindowsと互換性がない – 古いバージョンのOfficeをWindows 10にインストールしようとした場合に発生することがあります。この場合は、メインのインストール実行ファイル(setup.exe)を互換モードで開くことで回避できます。

本記事では、「Microsoft setup bootstrapper had stopped working」エラーの解決に成功したユーザーが実際に使用したトラブルシューティングの手順を紹介します。以下の修復方法は、効果と深刻度の順に並べています。すべての方法があなたの状況に当てはまるとは限らないため、記載されている順番に従い、自分の環境で実行できないものは飛ばして進めてください。

方法1:サードパーティ製アンチウイルスをアンインストールする(該当する場合)

一部のユーザーからは、サードパーティ製アンチウイルスをアンインストールしたところ問題が解決したという報告があります。McAfeeやAvastなど、一部の過保護なセキュリティソフトはMicrosoft Officeの更新機能をブロックし、結果としてこのエラーを引き起こすことがあります。

該当する場合は、セキュリティソフトのリアルタイム保護を一時的に無効化するだけで解決する可能性があります。手順は使用しているアンチウイルス製品によって異なります。

ただし、リアルタイム保護の無効化では不十分で、セキュリティソフトをシステムから完全にアンインストールしてはじめて問題が解決したという報告もあります。そこまで対応する場合は、専用の削除ツールなども活用し、残存ファイルまで確実に除去してください。

サードパーティ製セキュリティソフトへの対処後もエラーが続く場合や、この方法が該当しない場合は、次の方法に進んでください。

方法2:MicrosoftのFix-Itツールを使用する

幸い、Microsoftはこの特定のエラーメッセージ(およびその他いくつかの問題)を解決するための自動ツールを提供しています。実際にMicrosoft Fix Itツールを実行して問題を解決できたというユーザーの報告が複数あります。

このFix-Itツールは、プログラムの起動・インストール・アンインストールを妨げるさまざまな問題を修復します。Windows 10、Windows 7、Windows 8.1で使用可能です。破損したレジストリキーや、アンインストール済み・既存プログラムのファイルが原因の場合、自動的に解決できることがあります。

Fix-Itツールの使い方

  1. Microsoftの公式ページにアクセスし、ダウンロードボタンをクリックして.diagcabファイルをダウンロードします。
  2. ダウンロードが完了したら、.diagcabファイルをダブルクリックして開きます。
  3. 最初の画面で詳細設定をクリックし、修復を自動的に適用するにチェックが入っていることを確認して次へをクリックします。
  4. 初期検出フェーズが完了するまで待ち、最初のプロンプトで「インストール」を選択します。
  5. 次の画面で、問題が発生しているプログラム(おそらくMicrosoft Office)を選択し、再度次へをクリックします。
  6. 次の画面で「はい、アンインストールを試みます」を選択します。
  7. プロセスが完了するまで待ち、PCを再起動して同じエラーがまだ表示されるか確認します。

Fix-Itツールを使用してもエラーが解消されない場合は、次の方法に進んでください。

方法3:IObit製ソフトウェアをアンインストールする

多くのユーザー報告によると、IOBit UninstallerやAdvanced SystemCareをはじめとする複数のIObit製品がMicrosoft Officeと競合し、このエラーを引き起こすことが知られています。

競合するIObitソフトウェアをアンインストールしたところ問題が解決したという報告があります。IObit製品を複数インストールしている場合は、原因となっている製品を特定するために、問題が解消されるまで1つずつアンインストールしていくしかありません。

アンインストール手順

  1. Windowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開き、「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します。プログラムと機能画面が開きます。
  2. プログラムと機能画面で、上部の「発行元」列をクリックします。発行元ごとにアプリが並べ替えられ、IObit製品を見つけやすくなります。
  3. IObit製品を右クリックしてアンインストールを選択し、画面の指示に従ってソフトウェアを削除します。
  4. PCを再起動し、エラーが発生していたアプリケーションを起動して、アンインストールが効果あったか確認します。
  5. 同じエラーがまだ表示される場合は、プログラムと機能画面に戻り、競合の原因となっているIObit製品を特定できるまで残りの製品もアンインストールしていきます。

それでも同じエラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。

方法4:レジストリエディターでタスクスケジューラを再有効化する

このエラーに悩まされていた複数のユーザーが、タスクスケジューラを再有効化したことで問題が最終的に解決したと報告しています。タスクスケジューラの実行が妨げられている環境では、このエラーメッセージが表示されることが知られています。

該当する場合、最も迅速な解決策はレジストリエディターでタスクスケジューラを再有効化することです。

手順

  1. Windowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開き、「regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを起動します。UAC(ユーザーアカウント制御)のプロンプトが表示されたらはいをクリックして管理者権限を付与します。
  2. レジストリエディター内で左側のペインを使ってHKEY_LOCAL_MACHINEキーを展開し、SYSTEMキーにアクセスします。
  3. CurrentControlSet > Services > Scheduleの順に移動してScheduleキーフォルダーにアクセスします。
  4. Scheduleキーを選択した状態で、右側のペインにあるStart値をダブルクリックします。
  5. Start値のデータ2に変更し、基数16進数のままにします。
  6. OKをクリックして変更を保存し、レジストリエディターを閉じてPCを再起動します。
  7. 再起動完了後、以前エラーが出ていたアプリケーションやインストーラーを開き、問題が解決したか確認します。

それでもMicrosoft Officeアプリケーションを開こうとするとエラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。

方法5:OfficeをアンインストールしてAppCompatFlagsキーを削除する

複数のユーザーから、Officeを完全にアンインストールし、レジストリエディターでAppCompatFlagsというキーを削除した後にのみ問題が解決したという報告があります。この作業を行い、Microsoft Officeスイートを再インストールしたところ、エラーなしで任意のOfficeアプリケーションを起動できるようになったそうです。

手順

  1. Windowsキー + Rを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開き、「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押し、プログラムと機能画面を開きます。
  2. アプリケーションの一覧からMicrosoft Officeスイートを探して右クリックし、アンインストールを選択します。
  3. 画面の指示に従ってアンインストールを完了させ、PCを再起動します。
  4. 再起動後、もう一度Windowsキー + Rファイル名を指定して実行ダイアログを開き、今度は「regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを起動します。UACのプロンプトが表示されたらはいをクリックします。
  5. レジストリエディターで以下の場所に移動します:
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\AppCompatFlags

    注意: 左側のペインを使って手動で移動しても、ナビゲーションバーにアドレスを直接貼り付けてEnterキーを押しても構いません。

  6. 目的の場所に到達したら、AppCompatFlagsキーを右クリックしてエクスポートを選択し、アクセスしやすい場所にファイルを保存します。

    注意: このステップはバックアップのためです。レジストリ変更によって予期しない問題が発生した場合に備えてください。

  7. バックアップを作成したら、AppCompatFlagsを右クリックして削除を選択します。
  8. キーを削除したら、レジストリエディターを閉じてもう一度PCを再起動します。再起動後、エラーなしでOfficeアプリケーションを開けるか確認してください。

方法6:setup.exeを互換モードで開く

古いバージョンのOffice(Office 2010、Office 2013)をインストールしようとしてこのエラーに遭遇したユーザーの一部は、インストール実行ファイル(setup.exe)を互換モードで開くことで問題を回避できたと報告しています。

手順

  1. エクスプローラーでOfficeインストールメディアの場所に移動します。
  2. Installationフォルダーを開き、Setup.exeを右クリックして互換性のトラブルシューティングを選択します。
  3. プログラム互換性トラブルシューターの最初の画面で、推奨設定を使用するをクリックします。
  4. プログラムのテストボタンをクリックし、エラーメッセージなしでセットアップが開くか確認します。
  5. 問題なければ次へをクリックし、「はい、このプログラムの設定を保存します」を選択します。
  6. インストーラーを再度開き、インストールプロセスを完了させます。

以上の方法を順番に試すことで、「Microsoft Setup Bootstrapperが動作を停止しました」エラーを解消できる可能性が高くなります。レジストリを操作する際は、必ず事前にバックアップを取ることを忘れないでください。

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