【Windows 10】Microsoft Setup Bootstrapperが動作しなくなった問題の対処法を徹底解説
Microsoft Office 2013、2016、2019では、Composite Application Library(複合アプリケーションライブラリ)を使用して開発されたアプリを初期化するために「ブートストラッパー」と呼ばれるソフトウェアが使われています。これにより、インストールプロセス中の依存関係の数が減り、セットアップがスムーズになります。
しかし、「Microsoft setup bootstrapper has stopped working(Microsoft セットアップ ブートストラッパーが動作を停止しました)」というエラーに直面した場合、インストール作業が中断されてしまい、非常に困ります。この記事では、多くのユーザーが実際に試して問題を解決したトラブルシューティングの手順を詳しくご紹介します。まずは、この問題の主な原因から見ていきましょう。
Windows 10でMicrosoft Setup Bootstrapperが動作しなくなる原因
多数のユーザーの報告や、実際に問題を解決できた方々が行った修復手順を調査した結果、このエラーの原因として以下の要因が判明しています。
- サードパーティ製ウイルス対策ソフトによる通信ブロック: McAfee、Avastなどの一部のセキュリティソフトは、Officeインストーラーが必要なコンポーネントをインターネットから取得する際に過剰にブロックすることがあります。この場合は、リアルタイム保護を一時的にオフにするか、セキュリティソフト自体をアンインストールすることで解決できます。
- レジストリキーやインストールファイルの破損: Microsoft Officeのインストールに必要なレジストリキーや重要ファイルが破損している可能性もあります。その場合は、Microsoft公式ツールを使うことで修復できることがあります。
- IObit製品との非互換性: 多くのユーザーから、IObit製ソフトウェアとの互換性の問題が原因であるという報告があります。原因を特定するには、問題が解消されるまでIObit製品を1つずつアンインストールして確認するしかありません。
- タスクスケジューラが無効化されている: Microsoft Officeはタスクスケジューラを使ってさまざまな処理を予約します。PCでタスクスケジューラが無効になっていると、Officeサービスがそれを利用しようとしたときにこのエラーが発生します。レジストリエディターで再び有効化することで解決できます。
- AppCompatFlagsキーによる更新処理の妨げ: レジストリキーの一つ「AppCompatFlags」が破損すると、Officeスイート全体が使用不能になることがあります。この場合は、Officeをアンインストールし、レジストリエディターで該当キーを削除することで対処可能です。
- 古いバージョンのOfficeをWindows 10にインストールしている: 古いバージョンのOfficeをインストールしようとすると、この問題が発生することがあります。メインのインストーラー(OfficeSetup.exe)を互換モードで実行することで回避できる可能性があります。
方法1:サードパーティ製ウイルス対策ソフトとIObitソフトウェアをアンインストールする
サードパーティ製のウイルス対策ソフトやIObit製ソフトウェアをインストールしている場合、最初に試すべき最も簡単な解決策は、それらをアンインストールすることです。過保護な設定のウイルス対策ソフトの中には、Microsoft Officeの更新を妨げ、結果としてこのブートストラッパーエラーを引き起こすものがあります。まずはセキュリティソフトのリアルタイム保護を一時的に無効化してみてください。
注意: 手順は使用しているウイルス対策ソフトによって異なります。リアルタイム保護をオフにするだけでは改善せず、完全にアンインストールしてはじめて問題が解決したというユーザーもいました。
1. Windows + Rキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。
2. appwiz.cplと入力し、OKをクリックして「プログラムと機能」を開きます。

3. 一覧からサードパーティ製ウイルス対策ソフトやIObit製品を見つけて右クリックし、「アンインストール」を選択します。

4. 画面の指示に従って、ソフトウェアをPCから削除します。
5. PCを再起動し、エラーが発生していたソフトウェアを再度起動して問題が解決したか確認します。
方法2:タスクスケジューラを再有効化する
このエラーに悩んでいた何人かのユーザーによると、タスクスケジューラを再有効化したところ問題が解決したとのことです。以下に手順をステップごとに説明します。
1. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開き、regeditと入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを起動します。

2. ユーザーアカウント制御(UAC)の画面が表示されたら、管理者権限を付与するために「はい」をクリックします。
3. レジストリエディターの左ペインでHKEY_LOCAL_MACHINEキーを展開します。

4. 次に、SYSTEMキーを展開します。

5. CurrentControlSetを開きます。

6. Servicesをクリックします。

7. Scheduleをクリックします。

8. 右側のウィンドウにあるStartをダブルクリックします。

9. 値のデータを2に変更し、表記方法を16進数(Hexadecimal)に設定します。

10. OKをクリックして変更を保存し、レジストリエディターを閉じてからPCを再起動します。

方法3:MS OfficeをアンインストールしてAppCompatFlagsキーを削除する
一部のユーザーからは、Officeを完全にアンインストールし、レジストリエディターで「AppCompatFlags」という名前のキーを削除したところ、はじめて問題が解決したという報告があります。この操作を行い、Microsoft Officeスイートを再インストールした後、どのOfficeアプリもエラーなく開けるようになったそうです。
ステップI:MS Officeスイートをアンインストールする
1. Windowsキーを押し、コントロールパネルと入力して「開く」をクリックします。

2. 表示方法を「大きいアイコン」に変更し、「プログラムと機能」をクリックします。

3. Microsoft Officeスイートを右クリックし、「アンインストール」を選択します。

ステップII:AppCompatFlagsキーを削除する
1. 「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスからレジストリエディターを起動します。
2. 以下のパスへ移動します:
Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\AppCompatFlags

3. AppCompatFlagsを右クリックし、「削除」を選択します。

4. PCを再起動し、エラーが発生していたプログラムを開いて、問題が解決したかどうかを確認します。
方法4:Setup.exeを互換モードで開く
古いバージョンのOffice(Office 2010、Office 2013など)をインストールしようとしてこのエラーが表示された場合でも、インストールプログラム(OfficeSetup.exe)を互換モードで実行することで問題を回避できたというユーザーがいます。手順は以下の通りです。
1. Windows + Eキーを押してファイルエクスプローラーを開きます。
2. 「PC」>「Windows (C:)」>「Program Files」へ移動します。

3. インストールフォルダ内のOfficeSetup.exeを右クリックし、「互換性のトラブルシューティング」を選択します。

4. 「プログラム互換性トラブルシューター」のウィンドウで、「推奨設定を使用する」をクリックします。

5. 「プログラムのテスト」をクリックしてソフトウェアをテストし、エラーメッセージなしでセットアップが開くか確認します。

6. 問題がなければ「次へ」をクリックし、続いて「はい、このプログラムの設定を保存します」を選択します。

7. インストーラーに戻り、インストールを完了させます。
よくある質問(FAQ)
Q1. Microsoft Setup Bootstrapperとは何ですか?何をするためのものですか?
A. Microsoft Setup Bootstrapperは、Microsoft Office 2013、2016、2019において、Composite Application Libraryベースのアプリケーションを起動するためのコンポーネントです。この先進的な技術の目的は、インストールプロセスをできる限りシンプルにすることにあります。
Q2. ブートストラッパーのエラーとは何ですか?何が原因ですか?
A. ランチャーの起動時にこのようなエラーが表示される場合、ウイルス対策ソフトが原因である可能性が高いです。つまり、ウイルス対策ソフトがbootstrapper.exeファイルを潜在的な脅威と判断し、隔離してしまったことを意味します。
Q3. bootstrap.exeとは何ですか?
A. bootstrap.exe自体は正当なプログラムで、プロセス名はIntel Services Managerです。Intel Corporationによって開発され、LiveUpdateソフトウェアに属しており、一般的にはC:/Program Filesフォルダに格納されています。ただし、マルウェアの作者がウイルスを拡散するために、悪意のあるアプリにBootstrap.exeという同じ名前をつけることがあるため、注意が必要です。
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この情報がお役に立てば幸いです。Microsoft Setup Bootstrapperが動作しなくなった問題を解決できましたでしょうか。どの方法が一番効果的だったか、ぜひ教えてください。ご質問やコメントがあれば、下記の欄にお寄せください。
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