MacがmacOS Monterey/Big Surにアップデートできない原因と解決策まとめ
macOSのアップデートは、数回のクリックで完了するシンプルな作業に思えます。しかし実際には、「macOS MontereyがMacintosh HDにインストールできない」「Macでソフトウェアアップデートが見つからない」といったトラブルは珍しくなく、新しいOSの利用を妨げる原因になります。
MacをmacOS MontereyやBig Surにアップデートできず、「なぜアップデートできないのか」「自分のMacは古すぎるのか」と悩んでいる方も多いでしょう。この記事では、Macがアップデートできない問題の原因と、実践的な解決策をわかりやすく解説します。
目次
- 1. Macがアップデートできない原因とは?
- 2. Macがアップデートできないときの対処法
- 3. よくある質問(FAQ)
Macがアップデートできない原因とは?
Macでソフトウェアアップデートを成功させるには、十分なストレージ容量、安定したインターネット接続、ハードウェアとの互換性など、いくつかの条件を満たす必要があります。
これらの条件のどれか一つでも満たされていないと、アップデートが途中で止まり、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
- 「macOSのインストールを完了できませんでした」
- 「お使いのコンピュータにmacOSをインストールできませんでした」
- 「選択したアップデートのインストール中にエラーが発生しました」
ここでは、MacBook ProやMacBook AirがmacOS Monterey、Big Sur、Catalinaにアップデートできない考えられる原因をすべてご紹介します。
- Macのストレージ容量が不足している
- インターネット接続が不安定・低速である
- Macのモデルが最新のmacOSに対応していない
- Appleのサーバーが不安定になっている
- macOS自体のバグや軽微な不具合
- サードパーティ製ソフトウェアとの競合
Macがアップデートできないときの対処法
アップデート失敗の原因は多岐にわたり、一目で特定するのは難しいため、以下の対処法を順番に試していくのがおすすめです。順に対処していけば、アップデートを完了させ、最新macOSの新機能を楽しめるようになるはずです。
Macがアップデートできない問題を解決する方法は以下の通りです。
- 気長に待つ
- macOSバージョンとMacの互換性を確認する
- ストレージの空き容量を確認する
- インターネット接続を確認する
- 周辺機器を外してMacを再起動する
- Appleシステム状況ページを確認する
- NVRAM/PRAMをリセットする
- セーフモードでアップデートする
- コンボアップデートを試す
- macOS復旧モードで起動ディスクを確認・修復する
1. 気長に待つ
macOSのアップデートには時間がかかります。特に古いmacOSから最新版へのアップグレードでは顕著です。実際、macOS Mojave以前からBig SurやMontereyへのアップグレードに数時間かかったという報告もあります。
古いOSからのアップグレードの場合は、焦らず十分な時間をかけましょう。その際、Macを電源に接続したままにし、スリープモードに入らないよう注意してください。MacBookの場合は蓋を閉じないことも重要です。
2. macOSバージョンとMacの互換性を確認する
毎年新しいmacOSがリリースされ、マイナーアップデートも頻繁に行われるため、古いMacモデルの中には最新のソフトウェアアップデートに対応していないものがあります。
アップデート中にMacがクラッシュしたりフリーズしたりする場合は、まずお使いのMacと新しいOSの間に互換性の問題がないかを確認しましょう。
確認するには、Appleのサポートサイト(support.apple.com)の以下のページを参照してください。
- macOS Big Surに対応しているMacのモデル一覧
- macOS Montereyに対応しているMacのモデル一覧
3. ストレージの空き容量を確認する
Macに十分な空き容量があることは、ソフトウェアアップデートを成功させるための前提条件の一つです。アップデートが途中で止まる場合は、Macintosh HDのストレージを確認しましょう。
- Appleメニュー >「このMacについて」をクリック
- 「ストレージ」タブに移動
通常、マイナーアップデートはバグ修正やセキュリティ更新のみを含むため、数GB程度で済みます。しかし、メジャーバージョンへのアップグレードには数十GBが必要です。
たとえば、macOS Sierra以降からBig Surへアップグレードするには最低35.5GB、Montereyへは26GB以上の空き容量が必要とされています。
そのため、ジャンクファイルを整理・削除して、macOSのダウンロードとインストールのための十分な空き容量を確保しておきましょう。
4. インターネット接続を確認する
macOSのアップデートファイルはAppleのサーバーからダウンロードされます。インターネット接続が不安定だったり切断されたりすると、アップデートも中断されてしまいます。
メニューバー右上のWi-FiアイコンをクリックしてWi-Fiを一度オフにし、少し待ってから再度オンにしてみてください。それでも接続が不安定な場合は、別のWi-Fiネットワークを試すのも有効です。
接続を確認したら、システム環境設定からもう一度ソフトウェアアップデートを実行しましょう。
5. 周辺機器を外してMacを再起動する
接続されている外付けハードディスクやその他の周辺機器にマルウェアやウイルスが含まれていると、Macの不具合(アップデートのフリーズなど)を引き起こすことがあります。
周辺機器が原因かどうかを切り分けるために、最近接続した外付けドライブやSDカードアダプタなどを取り外してみましょう。
また、現在使用中のmacOSに発生した小さな不具合が原因でアップデートできないケースもあります。不要な外部機器を取り外した後、Macを再起動してから再度アップデートを試みてください。
6. Appleシステム状況ページを確認する
安定したインターネット接続に加えて、Appleのサーバーの状態もアップデートの成否を左右します。
Appleのサーバーが不安定だったり障害が発生していたりすると、アップデートが途中で止まったり、そもそも開始できなかったりします。
Appleの「システム状況」ページにアクセスし、サーバーに問題が発生していないか確認しましょう。「macOSソフトウェア・アップデート」の横の丸が緑色なら正常、そうでなければ障害が発生しています。その場合は復旧を待ってから、再度アップデートを試みてください。
7. NVRAM/PRAMをリセットする
NVRAM(旧MacではPRAM)は、不揮発性RAMのことで、カーネルパニック情報などのシステム関連設定を保存しています。Macが最新のmacOSにアップデートできない場合は、NVRAMをリセットしてMacの状態をリフレッシュしてみましょう。
Intel搭載MacでNVRAMをリセットする手順:
- Macをシャットダウンします。
- 電源ボタンを押すと同時に、Option + Command + P + Rキーを約20秒間押し続けます。
- 2回目の起動音が聞こえたらキーを離します(T2チップ搭載Macの場合は、Appleロゴが2回表示・消滅するのを目安にします)。
M1チップ搭載Macの場合、必要に応じて起動時にNVRAMが自動的にリセットされるため、手動での操作は不要です。
8. セーフモードでアップデートする
通常モードでアップデートできない場合でも、セーフモードなら成功するという報告があります。
セーフモードでは、Macが最小限のコア拡張機能だけで起動します。同時に、Macの異常動作(MacBook Airがアップデートできないなど)の原因となりうる怪しいサードパーティ製ソフトウェアの読み込みも防げます。
Intel搭載Macをセーフモードで起動する方法:
- Macの電源を切り、少し待ちます。
- 電源ボタンを押して再起動すると同時に、Shiftキーをログイン画面が表示されるまで押し続けます。
M1搭載Macをセーフモードで起動する方法:
- M1 Macをシャットダウンし、数秒待ちます。
- 起動オプションとオプション歯車アイコンが表示されるまで、電源ボタンを押し続けます。
- 起動ディスクを選択します。
- Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリックします。
- Shiftキーを離します。
セーフモードに入ったら、Appleロゴ >「システム環境設定」>「ソフトウェアアップデート」の順にクリックし、「今すぐアップデート」または「今すぐアップグレード」を選択してアップデートを実行します。
9. コンボアップデートを試す
上記の方法でも最新のmacOSにアップデートできない場合は、コンボアップデートを試してみましょう。
コンボアップデートとは、同じメジャーバージョン内の変更をすべてまとめたアップデートのことです。元のメジャーバージョンからアップデート先のバージョンまでの全変更内容が含まれています。たとえば、macOS 11.0.1から11.1や11.2を経由せずに、直接macOS 11.3へジャンプできます。
特定のアップデートにバグがあると、MacBook Proを簡単にアップデートできないことがあります。そんなときはコンボアップデートが有効です。
ただし、コンボアップデートのインストーラはサイズが大きいため、Macに十分な空き容量があることを事前に確認してください。
コンボアップデートの手順:
- AppleのmacOSダウンロードページからコンボアップデートを見つけてダウンロードします。
- Mac上で開いているすべてのアプリやプログラムを終了します。
- ダウンロードしたコンボアップデートファイルをダブルクリックします。
- 画面の指示に従ってアップデートを完了させます。
10. 起動ディスクを確認し、macOS復旧モードでアップデートする
まれに、上記のすべての方法を試してもMacBook Proがアップデートできないことがあります。その場合、起動ディスク自体に問題がある可能性があります。
そのようなときは、まずmacOS復旧モードでディスクユーティリティのFirst Aidを実行し、起動ディスクの小さなエラーをチェック・修復しましょう。
- Macを復旧モードで起動します。Macがインターネットに正しく接続されていることを確認してください。
Intel搭載Macの場合:Macを再起動し、Option/Alt + Command + RキーをAppleロゴが表示されるまで押し続けます。
M1搭載Macの場合:Macの電源を切り、起動オプションとオプション歯車アイコンが表示されるまで電源ボタンを押し続けます。「オプション」を選択して「続ける」をクリックします。 - 「ディスクユーティリティ」を選択します。
- 左側のサイドバーから起動ディスクを選択します。
- 「First Aid」をクリックして、起動ディスクのエラーをチェック・修復します。
First Aidによるチェックが終わったら、macOSユーティリティの画面に戻ります。古いバージョンからmacOS Montereyへアップグレードしたい場合は、「macOSを再インストール」ユーティリティをクリックし、画面の指示に従ってください。
現在macOS Big SurまたはMontereyを使用していて、マイナーアップデートだけを行いたい場合は、Macを再起動してから、Appleメニュー >「システム環境設定」>「ソフトウェアアップデート」の順に進みます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 自分のMacはアップデートするには古すぎますか?
A. Appleは、設計・販売からおよそ5〜7年経過したMacを「旧モデル」と位置付けており、これらのMacは最新のmacOSに対応しなくなります。自分のMacがアップデート対象かどうかを確認するには、support.apple.comにアクセスし、インストールしたいmacOSバージョンがお使いのMacモデルに対応しているかをチェックしましょう。
Q2. Macを手動でアップデートするにはどうすればいいですか?
A. 手動でアップデートするには、Appleメニュー >「システム環境設定」>「ソフトウェアアップデート」の順に進み、利用可能なアップデートをクリックしてインストールしてください。
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