【解決済み】Firefoxが「応答なし」でフリーズする問題の対処法5選
安定性の高さで定評のあるMozilla Firefoxですが、実はWindows 10環境においてフリーズやクラッシュに悩まされているユーザーは少なくありません。多くのユーザーが、ブラウザが頻繁に固まり「応答していません(Not Responding)」というメッセージが表示されると不満を漏らしています。

この問題はWindows 10に限ったものではありませんが、Anniversary Updateなどの大型アップデートを適用した直後から発生し始めたという報告が多く見られます。
Firefoxが正常に動作しなくなる原因はさまざまですが、フリーズやクラッシュの背後に潜む典型的な犯人は以下の通りです。
- 悪意のあるファイルや不正なファイルがインストールフォルダやキャッシュに紛れ込んでいる
- 動作検証されていない拡張機能やプラグインが不安定さを引き起こしている
- PDF変換・画像変換など多数の無料ツール系アドオンが同時に動作している
- プロファイルフォルダにファイル作成権限がない(読み取り専用になっている)
幸いなことに、原因が何であっても、この記事で紹介する対処法を順番に試せば、トラブルシューティングの過程で問題はほぼ確実に解決できます。以下では、同様の症状に悩んだユーザーが実際に効果を実感した修正方法を集めました。ご自身の状況に合う解決策が見つかるまで、上から順番に試してみてください。
方法1:強制終了して再起動し、Firefoxを最新版に更新する
不具合の発生頻度が低い場合は、まずFirefoxを強制終了して再起動するだけでも一時的な解決になります。内部バグや破損したファイルが原因の場合、クライアントを最新版に更新することで大半のエラーは解消されます。
Firefoxが応答しなくなると、通常の閉じるボタンでは終了できません。その場合はCtrl + Shift + Escキーを押してタスクマネージャーを開き、「プロセス」タブからFirefoxを選択して「タスクの終了」ボタンをクリックしてください。

アプリケーションを終了できたら、OSを再起動します。次回起動時にFirefoxを開き、右上のメニューアイコンをクリックします。「ヘルプ」→「Firefoxについて」を選択すると、自動的に最新バージョンかどうかのチェックが始まります。新しいバージョンが利用可能な場合は「Firefoxを再起動して更新」をクリックし、処理が完了するまで待ちましょう。

再起動後もフリーズやクラッシュが発生する場合は、次の対処法に進んでください。
方法2:プロファイルフォルダのアクセス権限を確認する
Firefoxが応答しなくなるよくある原因の一つが、プロファイルフォルダに書き込み権限がないケースです。特に、以前読み取り専用としてマウントされたファイルシステム上のプロファイルを使用している場合に発生しやすい現象です。
幸い、プロファイルフォルダの設定を変更すれば権限は簡単に修正できます。手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「%APPDATA%\Mozilla\Firefox\Profiles\」と入力してEnterキーを押します。Firefoxのプロファイルフォルダが格納された場所が開きます。

- 一つ上の階層にあるFirefoxフォルダへ移動し、「Profiles」フォルダを右クリックして「プロパティ」を選択します。
- プロパティ画面の「全般」タブで「読み取り専用」のチェックが外れていることを確認し、「適用」ボタンをクリックします。

- 読み取り専用属性にチェックが入っていて変更した場合は、PCを再起動してください。再起動後にFirefoxを使い、応答なしの症状が改善したか確認しましょう。
それでもブラウザが固まる場合は、次の方法に進みます。
方法3:キャッシュとCookieを削除する
応答なしの問題を解消できたという報告が多いのが、キャッシュの削除です。古いキャッシュデータやCookieを消去することで、問題の原因となり得る要素を一気に取り除けます。
キャッシュとCookieを削除してフリーズを解消する手順は以下の通りです。
- Firefoxを開き、右上のメニューアイコンをクリックして「設定」を選択します。
- 「プライバシーとセキュリティ」タブに移動し、下へスクロールして「キャッシュされたウェブページ」の「今すぐ消去」ボタンをクリックします。

- Firefoxを閉じてPCを再起動します。再起動後にFirefoxを開き、フリーズが解消されたか確認してください。
まだフリーズやクラッシュが続くようなら、次の方法へ移りましょう。
方法4:セーフモードで起動し、拡張機能・テーマ・ハードウェアアクセラレーションを無効化する
拡張機能やカスタムテーマも、Firefoxの不安定さを招く原因になり得ます。ただし、たくさんの拡張機能に依存している場合、すべてアンインストールしても原因がそこになかった、ということになると大きな時間のロスになります。
そこで便利なのがセーフモードです。セーフモードではすべての拡張機能が自動的に無効化され、ハードウェアアクセラレーションがオフになり、カスタムテーマもデフォルトに置き換わります。これにより、現在使用中の拡張機能やテーマが原因かどうかを素早く切り分けられます。
セーフモードで起動して原因を特定する手順は以下の通りです。
- Firefoxを開き、右上のメニューアイコンをクリックします。「ヘルプ」(疑問符アイコン)をクリックし、「アドオンを無効化して再起動」を選択します。
補足: Firefoxのアイコンをダブルクリックする際にShiftキーを押し続けることでも、直接セーフモードで起動できます。 - 表示されるダイアログで「再起動」をクリックし、次に「セーフモードで起動」を選択してFirefoxの再起動を待ちます。

- しばらくセーフモードでFirefoxを使用し、同じ不具合が発生するか確認します。セーフモード中にフリーズが一切発生しないなら、原因は「拡張機能」「テーマ」「ハードウェアアクセラレーション」のいずれかに絞られます。
注意: セーフモード中に一度も応答なしの状態が発生しなかった場合は、このまま下記の3つの対策に進んでください。
ハードウェアアクセラレーションを無効化する
最新のFirefoxではハードウェアアクセラレーションがデフォルトで有効になっています。多くのシステムではパフォーマンスが向上しますが、古いマシンでは逆に不安定になることがあります。無効化して様子を見る手順は以下の通りです。
- Firefoxを開き、右上のメニューアイコンから「設定」をクリックします。
- 「一般」ペインに移動し、下へスクロールして「パフォーマンス」項目の「推奨のパフォーマンス設定を使用」のチェックを外します。
- 次に「可能な場合はハードウェアアクセラレーションを使用する」のチェックも外します。

- Firefoxを再起動し、通常どおり使用して問題が再発するか確認します。まだ応答なしの症状が出る場合は、次の対策へ進みましょう。
デフォルトテーマに戻す
カスタムテーマは、不安定さの原因としてかなり頻繁に挙げられる要素です。使用中のカスタムテーマが原因かどうかは、デフォルトテーマに戻せば簡単に確認できます。
- Firefoxを開き、右上のメニューボタンから「アドオン」をクリックし、アドオンマネージャーを開きます。
- アドオンマネージャーの「テーマ」パネルに移動し、「Default(既定)」テーマの「有効化」ボタンをクリックします。

- Firefoxを再起動し、次回起動時にも同じ症状が発生するか確認します。発生する場合は、次の対策に進みましょう。
すべての拡張機能を無効化する
他の原因をすべて排除しても問題が残る場合は、有効になっているアドオン(拡張機能)に目を向けてください。
原因となる拡張機能を特定するには、一つずつ無効化していく必要があります。より効率的なのは、まず全部を無効化し、その後一つずつ再度有効化しながら犯人を探す方法です。
- Firefoxを開き、右上のメニューアイコンから「アドオン」をクリックしてアドオンマネージャーを開きます。
- アドオンマネージャーのタブで「拡張機能」アイコンをクリックします。
- 不安定さの原因と思われる拡張機能を選択し、「無効化」ボタンをクリックします。疑わしい拡張機能すべてに対して同じ操作を繰り返します。

- Firefoxを再起動し、応答なしの症状がまだ発生するか確認します。
ここまで方法4のすべての対策を試しても問題が解決しない場合は、方法5に進んでください。
方法5:ハードウェアアクセラレーションを有効化する
意外かもしれませんが、逆にハードウェアアクセラレーションを有効化することで問題が解決したケースもあります。システムによっては、ハードウェアアクセラレーションの助けなしにグラフィックス処理を行うリソースが足りず、その結果として応答なしの状態が頻発することがあるためです。
設定画面からハードウェアアクセラレーションを有効化する手順は以下の通りです。
- Firefoxを開き、右上のメニューアイコンから「設定」をクリックします。
- 「一般」タブに移動し、下へスクロールして「パフォーマンス」項目を探します。「推奨のパフォーマンス設定を使用」のチェックを外し、「可能な場合はハードウェアアクセラレーションを使用する」にチェックを入れます。

- Firefoxを閉じてPCを再起動します。再起動後にFirefoxを開き、応答なしの症状が発生しなくなったか確認してください。
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