【解決策】Microsoft Wordが応答しなくなったときの対処法まとめ
Microsoft Wordは、マイクロソフトが開発したワープロソフトであり、世界で最も広く利用されている文書作成ツールの一つです。当初はWindows OS専用のソフトウェアでしたが、現在ではさまざまなプラットフォームで利用できるようになっています。
しかし、最も人気のあるワープロソフトとはいえ、やはりソフトウェアである以上、バグや技術的な不具合がゼロというわけではありません。その一つが、起動時にアプリケーションが応答しなくなるという問題です。この原因は、互換性のないアドインなど、さまざまな要素が考えられます。本記事では、難易度の低い順に解決策をまとめました。まず最初の方法から順番に試していきましょう。
解決策1:アドインを無効化する
Microsoft Wordが「応答なし」の状態になる主な原因の一つは、サポートされていないサードパーティ製アドインが読み込まれることです。すべてのアドインを一つずつ無効化し、どれが問題を引き起こしているかを切り分けて特定しましょう。原因となるアドインが判明すれば、後から完全に削除することもできます。
- Microsoft Wordを開き、画面左上にある「ファイル」をクリックします。

- 画面左側のナビゲーションバーにある「オプション」をクリックします。

- 左側のナビゲーションペインで「アドイン」タブを選択します。右側にすべてのアドインが表示されるので、サードパーティ製アドインをすべて無効化します。その後、タスクマネージャーを使ってWordを確実に終了させてから再起動してください。

- 問題が解決されたかどうかを確認します。
解決策2:ウイルス対策ソフトを無効化する
ウイルス対策ソフトは、コンピューターへの脅威からリアルタイムで保護するために、常にPCの動作を監視しています。しかし、ウイルス対策ソフトが特定のアプリケーションと競合し、クラッシュや応答停止の原因になるケースもあります。ここでは、できるだけ多くの製品を網羅して無効化の手順を紹介しました。特に問題を引き起こすことが確認されているのはMcAfeeとMalwarebytesですが、使用している製品が何であれ、一度無効化してみることをおすすめします。
ウイルス対策ソフトを無効化したら、コンピューターを再起動し、状況に変化があるかどうかを確認してください。変化がなかった場合は、ウイルス対策ソフトを再度有効にして構いません。
注意: ウイルス対策ソフトを無効化する場合は自己責任でお願いいたします。無効化によって生じたコンピューターへの損害について、当サイトは一切責任を負いません。
解決策3:Microsoft Officeを修復する
Microsoft Wordは、ExcelやPowerPointなどのOfficeアプリケーションとともにOfficeスイートに含まれています。Officeには、インストールを修復するための機能が組み込まれています。このプロセスでは、破損したファイルを検出し、個別に修復または置き換えを行います。なお、この操作には管理者権限が必要になる場合があります。
- Windowsキー + Rキーを押し、ダイアログボックスに「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します。
- コンピューターにインストールされているすべてのアプリケーションが一覧表示されます。Officeスイートを見つけて右クリックし、「変更」を選択します。
- 新しいウィンドウが表示されたら、「修復」をクリックします。

- 修復プロセス完了後、コンピューターを完全に再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
解決策4:セーフモードでWordを起動する
上記の方法がすべてうまくいかない場合は、セーフモードでの起動を試みましょう。セーフモードはトラブルシューティング専用に設計されたモードであり、サードパーティのサービスやアプリケーションが自動的に無効化され、実行されなくなります。セーフモードでWordが正常に動作する場合は、問題の原因となっているプロセスを段階的に切り分けることができます。
- Windowsキー + Sキーを押して「Microsoft Word」と入力します。Ctrlキーを押しながらアプリケーションをクリックすると、セーフモードで起動できます。

- Wordが起動したら作業を開始し、Wordが正常に動作しているかどうかこまめに確認してください。また、これらの手順でも改善しない場合は、PCの再起動も検討してみましょう。
解決策5:既定のプリンターを変更する
Microsoft Wordとの競合が確認されているもう一つの技術的な問題として、プリンター設定があります。マイクロソフト自身によると、既定のプリンターを「Microsoft XPS Document Writer」や「Send to OneNote」以外のものに変更することで問題が解消されることがあります。これらは実際のプリンターではなく、ユーザーが文書を別のアプリケーションや別のファイル形式に送信できるようにするための仮想プリンターです。
- Windowsキー + Sキーを押し、ダイアログボックスに「コントロールパネル」と入力してアプリケーションを開きます。
- ウィンドウ右上の表示方法を「大きいアイコン」に変更し、「デバイスとプリンター」を選択します。

- 前述の仮想プリンター以外のプリンターを選択し、右クリックして「通常使うプリンターに設定」を選択します。

- コンピューターを再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
解決策6:Microsoft公式のFix itソリューションを利用する
マイクロソフトは、Officeアプリケーションにおけるこうした異常な動作を公式に認めており、公式サイト上で多数の「Fix it」ソリューションを公開しています。これらは、特定の条件下でコンピューターを診断し、それに応じて修正を行うように設計されたコード群です。公式サイトにアクセスし、ナレッジベースから自分の問題を検索して、ソリューションをダウンロードした後に実行してください。
注意: マイクロソフトはクイックフィックスも提供しています。たとえば、アドインを即座に無効化したり、レジストリ値を含むすべてのデータを削除してOfficeアプリケーションを迅速にアンインストールしたりするFix itプログラムがあります。
上記の解決策がすべてうまくいかない場合、残る手段はソフトウェアの再インストールです。その前に、ハードウェアアクセラレーションの無効化や、エラーログを確認してサードパーティアプリケーションとの干渉を調べるといった他の方法も試せます。Microsoft Wordを新規インストールする場合は、ライセンス認証に使用した資格情報(アカウント情報やプロダクトキー)を必ず手元に用意しておいてください。必要な情報がすべて揃っていることを確認してから、インストール作業を進めましょう。
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