macOS High Sierraで起こりやすい11の問題とその解決策
macOS High Sierraで起こりやすい11の問題とその解決策
macOS High Sierraを使っていてさまざまなトラブルに悩んでいるなら、あなただけではありません。この記事では、High Sierraユーザーが遭遇しやすい代表的な問題を11個にまとめ、それぞれの具体的な対処法をわかりやすく解説します。
macOS High Sierraでよくある主な問題
- macOS High Sierraのダウンロードに失敗する
- インストールが途中で止まる
- ディスク容量が足りずインストールできない
- Time Machineが「バックアップを準備中」で固まる
- High Sierraの動作が遅い
- アップグレード後にMacが起動しない・操作不能になる
- Wi-Fi接続が遅くなる
- バッテリー持ちが悪くなった
- パスワード関連の不具合
- アプリが開かない・頻繁にクラッシュする
- メールアプリの不具合
1. macOS High Sierraのダウンロードに失敗する
ダウンロードを開始しても途中で中断され、「macOSのインストールを続行できません」といったメッセージが表示されることがあります。原因としては、Wi-Fi接続の不安定さや、リリース直後に多数のユーザーが同時にダウンロードしていることなどが考えられます。
対処法:App Storeを強制終了し、少し時間を置いてから再度ダウンロードを試みましょう。
- 画面左上のAppleメニューから「強制終了」を選択します。
- 一覧から「App Store」を選び、「強制終了」をクリックします。
通信環境を改善するには、別のWi-Fiネットワークに切り替えるか、有線LANを使うのがおすすめです。再ダウンロードの前に、途中まで取得された不完全なファイルは必ず削除しておきましょう。
2. インストールが途中で止まる
インストーラーを起動しても何も反応せず、ボタンがグレーアウトしたまま進まないケースです。以下の手順を試してください。
- Controlキーを押しながらインストーラーのアイコンをクリックし、「終了」を選択します。
- Finderのメニューバーから「移動」→「アプリケーション」を開きます。
- High Sierraのインストールファイルを見つけて、もう一度インストールを実行します。
それでも改善しない場合は、DockにあるインストーラーのアイコンをControlキーを押しながらクリックして終了させ、同じ手順でもう一度試してみてください。
3. ディスク容量不足
macOS High Sierraをインストールするには最低8GBの空き容量が必要ですが、快適に使い続けるには15〜20GB以上の空き容量を確保しておくのが理想的です。まずは現在の空き容量を確認しましょう。
- 画面左上のAppleメニューから「このMacについて」を選択します。
- 「ストレージ」タブをクリックして使用状況を確認します。
対処法:容量を確保するには、不要な大容量ファイルや古いファイルの削除が効果的です。手動での整理が難しい場合は、「Cleanup My System」のようなサードパーティ製クリーナーアプリを活用するのも一案です。古いファイルや大きなファイルを検出して判断をサポートするほか、キャッシュやシステムログの一括削除、不要アプリのアンインストールにも対応しており、Mac全体のパフォーマンス向上も期待できます。

4. Time Machineが「バックアップを準備中」で固まる
バックアップを開始すると「バックアップを準備中」の表示のまま何時間も経過してしまうことがあります。以下の手順で解消できます。
- まず実行中のバックアップを停止します。
- Time Machineの設定画面で赤い×ボタンをクリックしてプロセスを中止します。
- Finderメニューの「移動」からTime Machineのバックアップ先ドライブを開きます。
- 「Backups.backupdb」フォルダ内にある、お使いのMac名のフォルダを探します。
- 検索バーに「.inProgress」と入力し、該当ファイルを見つけたら削除します。
- Macを再起動して、バックアップをやり直します。
5. High Sierraの動作が遅い
アップデート後にMacの動作が重くなったと感じるユーザーは少なくありません。まずはしばらく待って反応があるか確認し、なければ再起動を試みてください。
対処法:アクティビティモニタでリソースを大量に消費しているアプリを特定し、不要なものは強制終了しましょう。
- Finderメニューの「移動」→「アプリケーション」を開きます。
- 「アクティビティモニタ」を起動します。
- CPUやメモリを多く消費しているアプリを確認し、理由なくシステムリソースを占有しているものは強制終了します。
また、キャッシュファイルの削除もメモリ確保に有効です。
- Finderを開き、「移動」→「フォルダへ移動」を選択します。
- 「~/Library/Caches」と入力してEnterキーを押します。
- 各フォルダを開き、中身のファイルをすべて削除します。
注意:削除するのはフォルダの中身だけにしてください。フォルダ自体は残しましょう。
同様に「/Library/Caches」の中身も削除するとより効果的です。誤って必要なファイルを消すのが心配な場合は、専用のキャッシュクリーナー機能を備えたサードパーティツールを利用するのが安全です。

6. アップグレード後にMacが起動しない・操作不能になる
High Sierraへアップグレードした後にMacが正常に動作しなくなった場合は、以下の方法を試してください。
対処法1:NVRAMをリセットする
NVRAM(不揮発性RAM)には、タイムゾーン、日付、画面解像度などの各種設定が保存されています。以下の手順でリセットできます。
- Macの電源を入れると同時に、Command+Option+R+Pの4つのキーを押し続けます。
- 約20秒間キーを押し続けます。
- Macが再起動したらキーを離します。
これでNVRAMのリセットは完了です。さらに、「ディスクユーティリティ」を使って起動ディスクの修復を行うと、起動に関する問題が解消されることもあります。
対処法2:インターネットリカバリーモードを利用する
インターネットリカバリーは、Appleの外部サーバーから直接Macを起動する機能です。起動セクターに問題がある場合やハードウェアに不安がある際に役立ちます。メモリテストを実行し、Macが正常に起動できるよう構成を整えてくれます。
- Macを再起動します。
- 起動ロゴが表示されたら、Command+Option+Rを同時に押し続けます。
- 画面に地球儀のアニメーションが表示されたらキーを離します。

リカバリーイメージがインターネットからダウンロードされるので、画面の指示に従って作業を完了させてください。
7. Wi-Fi接続が遅くなる
High Sierraのインストール後にWi-Fi接続が不安定になったという報告もあります。ネットワーク設定ファイルが破損している可能性があるため、以下の手順で該当ファイルを削除してみましょう。
- Finderを開き、Shift+Command+Gを同時に押します。
- 「/Library/Preferences/SystemConfiguration/」と入力して移動します。

- そのフォルダ内にある、以下の拡張子が.plistのファイルを探します(破損していると問題の原因になります)。
com.apple.airport.preferences.plist
com.apple.network.identification.plist
com.apple.wifi.message-tracer.plist
NetworkInterfaces.plist
Preferences.plist

- 見つけたファイルをゴミ箱へ移動します。
- Macとルーターの両方を再起動して、変更を反映させます。
再起動後は新しい設定ファイルが自動的に生成され、以前の破損した設定に代わって機能します。
8. バッテリー持ちが悪くなった
対処法:アップグレード後にバッテリーの減りが速くなった場合は、電力を大量に消費しているアプリがないか確認しましょう。
- Finderメニューの「移動」→「ユーティリティ」を開きます。
- 「アクティビティモニタ」を起動し、「エネルギー」タブをクリックします。
- システムリソースを無駄に消費しているアプリがあれば、終了するか、不要であれば削除します。
加えて、以下の設定を見直すことでバッテリー駆動時間を延ばせます。
- 位置情報サービスをオフにする
- 視覚効果やアニメーションを無効化する
- 画面の輝度を下げる
9. パスワードの問題
High Sierraのリリース当初、セキュリティ専門家によって、マスターパスワードなしでキーチェーンアプリへアクセスできてしまう脆弱性が指摘され、話題になりました。これは侵入者にMacへの完全なアクセス権を許しかねない重大なパスワードバグでした。
対処法:rootユーザーのパスワードを設定しておくことで、安全性を高められます。rootパスワードとは、システム最上位レベルの管理者パスワードのようなものです。まだ設定していないなら、ターミナルから最も手軽に設定できます。
- 画面右上の虫眼鏡アイコン(Spotlight)をクリックします。
- 「ターミナル」と入力して起動します。
- 「sudo passwd -u root」と入力します。
- 現在の管理者パスワードを入力します。
- 新しいrootパスワードを2回入力して確定します。
10. アプリが開かない・頻繁にクラッシュする
High Sierraへアップデート後にアプリが正常に動作しない場合、その原因はAppleがmacOS High Sierraの登場とともに64ビットアーキテクチャへ移行したことにあります。つまり、32ビット対応のアプリは新しいOSでは動作しない可能性があります。
対処法:開発元が64ビット版をリリースしているなら、アプリを最新版へアップデートしましょう。それでもクラッシュする場合は、開発元の公式サイトでHigh Sierraとの互換性を確認してください。アプリの設定をリセットすることで改善することもあります。
11. メールアプリの不具合
対処法:メールアプリに問題がある場合は、いくつかの設定を変更することで改善できることがあります。以下の手順を試してください。
- Appleメニューから「システム環境設定」を開きます。

- 「通知」をクリックします。

- 一覧から「メール」を選択します。

- 通知スタイルを「バナー」など現在の設定から「なし」に変更します。
- その後、再び「バナー」に戻します。
これにより、メールの通知が再び機能するようになることがあります。
また、メールアプリの動作が重い・反応しない場合は、保存されているメッセージ数が多すぎるか、旧macOSからの残存データが影響している可能性があります。そのような場合は、サードパーティ製のクリーニングツールを活用するのも有効です。
まとめ
以上が、macOS High Sierraのユーザーから報告の多い11の問題とその解決策です。High Sierraにはいくつかの不具合がありましたが、パワフルな性能と美しいインターフェースは今も大きな魅力です。本記事の対処法を参考に、より快適なMacライフをお楽しみください。
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macOS High Sierraで起こりやすい11の問題とその解決策
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macOS High SierraのSafariで動画の自動再生をブロックする方法
iOS 11のリリースと同時に、AppleはMac向けのOSアップデートも展開しました。macOS High Sierraの正式版は、iOS 11の公開から数日後についに提供されました。iOS 11ほど大きな反響こそなかったものの、macOS High Sierraにも魅力的な要素が数多く詰まっています。ユーザーの目に留まりにくい機能がある一方で、注目を集めた機能も確かに存在します。数々の改善・強化ポイントの中でも、Apple純正ブラウザ「Safari」も大きく進化を遂げました。 これまでのSafariには、動画の自動再生を止める手段が存在せず、ユーザー側でコントロールすることができませんでし