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iPhone・iPadの画面が反応しないときの直し方10選|「タッチ病」の原因と対処法も解説

多くのiPhoneユーザーが経験したことがあるのが、iPhoneやiPadの画面が突然フリーズし、タップやスワイプにまったく反応しなくなるトラブルです。画面が動かずデバイスが固まってしまい、実質的に使えない状態になってしまいます。

しかし安心してください。画面が固まる問題は、ほとんどの場合簡単に解決できます。この記事では、試すべき10の簡単なステップをご紹介します。なお、この記事は「画面が反応しない」ケースについてのものです。画面にひび割れや破損が見られる場合は、「iPhone・iPadの割れた画面の修理方法」の記事をご覧ください。電源が入らないiPhoneについては「電源が入らないiPhoneを直す方法」も参考になります。

【更新情報】2020年12月、Appleはタッチスクリーンが反応しなくなる不具合が発生した一部のiPhone 11モデルに対して、無償交換プログラムを開始しました。詳しくは「iPhone 11を無料で交換してもらう方法」をご覧ください。

デバイスに何が起きているのか?

iPhoneの画面を交換した人の一部から、iOS 11.3にアップデートした後、画面が反応しなくなったという報告がありました。

この問題は、サードパーティ(非正規)業者によって取り付けられたApple純正以外のディスプレイと関係しているとされています。しかし同時に、Apple純正ディスプレイで修理されたiPhoneでも、iOS 11へのアップデート後に明るさの自動調整ができなくなる問題が発生していることも判明しています。

Appleが修理済みiPhoneのタッチ機能を無効化したのはこれが初めてではありません。2017年には、iOSアップデートのリリースノートで「サードパーティ製の交換パーツは正常に動作しない可能性がある」と説明されました。その約1週間後、Appleはこの問題を修正するアップデートを配信しています。

こうした経緯を踏まえると、iOSのアップデートによって画面の問題が解決する可能性もあります。その後AppleはiOS 12をリリースし、以降も新バージョンを順次提供しています。もしアップデートで解決しない場合は、以下の対処法を試してみてください。

また、iPhone Xは氷点下近い低温環境で使用すると画面が反応しなくなることがあるとの報告もありました。Appleはこの問題を認め、「急激な温度変化」が原因であると説明し、その後ソフトウェア修正で対応しました。iPhone Xの不具合についての記事も併せてご参照ください。

さらに本記事では、「タッチ病(Touch Disease)」と呼ばれる問題についても後半で詳しく解説します。予防方法や、実際に症状が出た場合の対処法も紹介します。

画面が反応しないときの対処法・修正方法

以下の手順を順番に試して、画面が反応しない問題の解決を目指しましょう。

  1. 画面が常に動かないのか、特定のアプリ使用時だけなのかを確認しましょう。後者の場合は、そのアプリをアンインストールして再インストールしてみてください。
  2. 指が濡れていませんか? 水分を拭き取ってください。また、指が清潔かどうかも確認しましょう。汚れがあるとタッチスクリーンが正しく反応しないことがあります。
  3. 手袋をしていませんか? タッチスクリーン対応の手袋もありますが、ほとんどの手袋では操作できません。
  4. 保護フィルムを使用している場合は、一度剥がして試してみてください。
  5. 柔らかい布で画面を優しく拭きましょう。(関連記事:iPhoneの画面を安全に掃除する方法)
  6. お使いのデバイスが3D Touchに対応している場合は、感度設定を確認してください。「設定 > 一般 > アクセシビリティ > 3D Touch」から感度スライダーを調整できます。
  7. 画面の回転に関係した問題(回してほしいのに回らない、勝手に回るなど)の場合は、画面の向きロックを確認しましょう。画面下部から上にスワイプしてコントロールセンターを開き、回転ロックアイコンをタップします。また、側面スイッチを備えたデバイスなら、そのスイッチも試してみてください。(これはiPad Air第1世代以前のみ該当します。iPhoneに回転ロックスイッチは搭載されたことはありません。)
  8. 丸いホームボタンと電源(スリープ/スリープ解除)ボタンを同時に約10秒間長押しします。これでデバイスが再起動され、画面が正常に戻るはずです。
  9. インストール待ちのソフトウェアアップデートがないか確認しましょう。Appleは過去に、画面が反応しなくなる原因となっていた不具合をiOSのアップデートで何度か修正しています。
  10. Apple以外の業者に修理してもらってから画面が反応しなくなりましたか? 一部のサードパーティ製交換画面はiPhoneとの相性が良くないという報告があります。購入した店舗に戻り、問題を伝えることをおすすめします。iPhoneの画面修理についてはこちらの記事もご覧ください。
  11. より思い切った方法として、デバイスを出荷時設定にリセットするという選択肢もあります。

これらの方法を試しても改善しない場合は、いわゆる「タッチ病(Touch IC病)」にかかっている可能性があります。次のセクションで詳しく見ていきましょう。

タッチ病(Touch Disease)とは

2016年、「タッチ病」と呼ばれるAppleのスキャンダルが大きな話題となりました。

人気の修理サイトiFixItがタッチ病を特定し(命名も同サイトによるものです)、同サイトによれば、この問題はiPhone 6と6 Plusの発売以来2年間存在していたといいます。タッチ病は、Bendgate(曲がりゲート)――iPhone 6シリーズに端末が曲がってしまう設計上の欠陥があった問題――の追加症状である可能性が高いとされています。

タッチ病とは何か?

症状が出た端末では、画面上部(iOSのメニューバーと同じ高さほど)に小さな灰色のバーが点滅して表示されます。昔ながらのテレビの砂嵐のような見た目です。さらに、あるいは代わりに、画面がタッチ操作に完全に反応しなくなることもあります。

症状は断続的に現れることがあり、端末のスリープ解除時に発生するが、1分ほどで消えるというユーザーもいます。画面上部を押すと直るという人もいれば、端末を少しねじると一時的に直るという人もいます。

ただしMacworldとしては、どちらの方法もおすすめしません。問題を悪化させたり、端末を完全に壊したりする恐れがあるからです。

タッチ病の影響を受けるのはどの機種?

タッチ病の影響を受けるのは、iPhone 6とiPhone 6 Plusのみです。

後継機種のiPhone 6sおよび6s Plusは影響を受けません。Appleがロジックボードを再設計し、影響を受ける部品(後述)を移動させたことに加え、端末の構造剛性を高めて曲がりにくくしたためです。

それ以前の機種も影響を受けません。2016年3月に発売されたiPhone SEは、旧iPhone 5sの設計を大きく踏襲しているため対象外です。

Redditに投稿したApple技術者を名乗る人物によると、管理者から「2015年11月以降に製造されたモデルでは問題は解消されている」と聞いたものの、それ以降に製造された端末でも症状が出る例を見つけたとのことです。iPhone IMEIのようなサイトでは、必ずしも100%正確ではないものの、製造時期の詳細を調べることができます。

タッチ病の原因と予防策

iFixItは複数の独立系iPhone修理店に話を聞き、ロジックボード上のTouch ICチップが部分的に剥離し、断続的な電気接続になっているという結論に達しました。これが前述の症状を引き起こします。

後のiPhoneモデルではTouch ICチップはディスプレイアセンブリ側に移されているため、6sと6s Plusは影響を受けません。より古い機種ではチップが金属シールドで保護されていたため、こちらも影響を受けません。

専門家によると、Touch ICチップは日常的な使用の中で基板から剥離していきます。たとえば、ズボンのポケットに入れている際に端末がわずかにたわむような場面です。

だからこそ、画面を押したり少しねじったりすると問題が一時的に解決したように見えるのです。Touch ICチップがロジックボードと再び完全に接触するためです。しかし、これは恒久的な解決策ではなく、問題は必ず再発します。

注目すべきは、タッチ病は画面やそのデジタイザ(タッチを検知する画面下の層)の問題ではないという点です。画面を交換しても問題は解決しません。

サイズが大きい分、iPhone 6 Plusは特にタッチ病になりやすいと言われており、iFixItはある修理専門家の「事実上すべてのiPhone 6 Plusがいずれ影響を受ける」という見解を引用しています。とはいえ公平のため付け加えると、世界中のiPhone 6/6 Plusユーザーのうち、一度もこの問題を経験していない人も大勢います。

Touch ICチップが剥離する正確な原因は完全には解明されていないため、確立された予防法はありません。ただし、頑丈で硬質なケースへの投資は良い選択かもしれませんし、ズボンのポケットに端末を入れないようにするのも有効でしょう。スキニージーンズがお好みの方は特に!

タッチ病になったらどうすればいい?

端末がまだ保証期間内であれば、Appleに持ち込みましょう。ほぼ間違いなく、ロジックボードの交換か、端末全体の交換を行ってもらえます。

Appleは声明でこの問題に言及し、修理プログラムを発表しました。ただし同社は、この問題は端末が「硬い表面に何度も落下し、その後さらなるストレスを受けたこと」が原因だと考えており、保証期間外の場合は修理費用を請求されます。(Appleが現在実施中の修理・リコールプログラムの一覧はこちら。)

理論上、英国の消費者権利法(Consumer Rights Act)では、保証期間外でも合理的な期間内であれば無料の修理または交換を求めることができます。しかしWhich?誌が報じているように、これはグレーゾーンであり、自ら主張して争う必要があるでしょう。

法的権利に関する詳しいアドバイスは、「壊れたiPhoneを修理・交換してもらう方法」をご覧ください。

サードパーティの修理店であれば、Touch ICチップを再はんだ付けして恒久的な接続を作ることが可能で、再発防止のためにチップの上に金属板を取り付ける店もあります。費用はAppleに依頼する場合のごく一部で済むでしょう。

しかし、サードパーティでの修理は、将来の公式リコールや、Appleに依頼したい他の修理の対象外になる可能性があります。さらに、サードパーティ修理業者の品質を保証するのは難しいものです。Redditのあるユーザーは、タッチ病をサードパーティ修理店で直してもらったものの、その際にGPSチップとカメラを壊されたと報告しています。

こうした理由から、何か問題があればまず第一にAppleに相談することをおすすめします。

あるRedditユーザーが報告した低コストの解決策として、iPhoneの背面カメラレンズのすぐ下に硬貨を挟み込むという方法があります。ただし、ケースは柔らかいものでなく硬質なものでなければなりません。このテクニックは小さな圧力を加えてTouch ICチップを接触させる仕組みです。

Appleは、自社スタッフや正規修理業者以外によるiPhoneの修理をますます困難にしています。関連記事:「Appleの専用ツールなしではiPhone 12のカメラは修理不可能」

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