iPhone・iPad・MacでiMessageが送受信できないときの対処法まとめ
iPhone、iPad、Macでメッセージがうまく送れない——そんなトラブルに悩んでいませんか?この記事では、iMessageが機能しなくなる主な原因と、具体的な解決策をわかりやすく解説します。
iMessageは、iPhone・iPad・Macの「メッセージ」アプリから利用できるAppleの無料メッセージサービスです。Appleデバイス同士なら、データ通信さえあれば無料でメッセージをやり取りできます。iMessageは青い吹き出しで表示され、通常のSMS/MMS(キャリア契約によっては有料)は緑色の吹き出しで表示されるのが特徴です。
iMessageが突然使えなくなることは珍しくありません。原因はさまざまで、Apple側のサーバー障害の場合もあれば、ソフトウェアや設定に問題があるケースもあります。この記事では、iMessageが動かない考えられる原因を幅広く網羅し、iPhone・iPad・Macそれぞれで試せる簡単な対処法をご紹介します。
まず試したい基本のトラブルシューティング
個別の問題に入る前に、iMessageのよくあるトラブルの大半を解決できる基本ステップから見ていきましょう。
1. Appleのサーバー障害を確認する
最初に確認すべきは、AppleのiMessageサーバーそのものがダウンしていないかどうかです。これは稀なことですが、実際に発生することがあります。たとえば2017年2月15日には、iMessageに広範囲な障害が発生し、システム全体がダウンしたこともありました。
Appleのオンラインサービスに障害が発生していないかは、「システム状況」ページで確認できます。ここではiMessageだけでなく、iCloud、App Store、Apple Musicなど、Appleが提供するすべてのサービスの最新状態をチェック可能です。計画されたメンテナンス情報や、最近解決された障害の報告も確認できます。
ただし、システム状況ページが「正常」と表示していても、障害が局所的に発生している場合や、ページ更新が数分〜30分ごとに行われるため反映が遅れている可能性もあります。
代替手段として、「Down Detector」で「iMessage」を検索してみるのもおすすめです。過去24時間の障害報告グラフや、障害発生地域を示すマップも確認できます。さらに、X(Twitter)で「iMessage」などのキーワードを検索し、多くの人が同じ問題を報告していれば、自分だけの問題ではないと判断できます。
iMessage自体がダウンしている場合は、通常のSMSで連絡を取ることができます。送信できなかったメッセージは、緑色の吹き出しによるSMSへ自動的に切り替えられます。
2. データ通信ができているか確認する
メッセージの送受信にはデータ通信が必要です。Wi-Fiの電波状況が良いか、あるいはモバイル回線(4G/5G)が利用できるかを確認しましょう。通信環境がないと、iMessageは送信できません。
Safariで適当なキーワードを検索してみてください。検索結果が表示されなければ、通信環境に問題があることが特定できます。
モバイル回線の電波が弱い場合は、機内モードのオン/オフを切り替えてみましょう。コントロールセンターから機内モードを一度オンにして、再度オフにすることで、回線への再接続を促せます。
また、回線状況は良くても、月間のデータ容量を使い切っている可能性もあります。新しいiPhoneに機種変更したばかりなら、契約プランにデータ通信が含まれていないケースも考えられます。不明点があれば、契約中の携帯キャリアに問い合わせてみてください。
近くに利用できるWi-Fiがあるかどうかは、「設定 > Wi-Fi」から確認できます。Wi-Fi接続に問題があると思われる場合は、Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信に切り替えてみてください。
それでも改善しない場合は、ネットワーク設定のリセットを試してみましょう。「設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > リセット > ネットワーク設定をリセット」を実行します(実行後はWi-Fiパスワードなどを再入力する必要があります)。
それでもデータ通信ができず、Wi-Fiも使えない環境では、送信できなかったメッセージを長押しして「テキストメッセージとして送信」を選択すれば、SMSとして送れます。※この方法はiPhoneでのみ有効です。
3. メッセージの設定を確認する
「設定 > メッセージ」を開き、iMessageがオンになっているかを確認してください。
次に、iMessageを受信できるよう正しく設定されているかチェックします。「設定 > メッセージ > 送受信」で、登録されている電話番号やメールアドレスを確認しましょう。
トラブルシューティングとして、送受信可能なアドレス一覧から電話番号やメールアドレスを一時的にオフにしてみるのも効果的です。電話番号のみ、またはメールアドレスのみでiMessageが使えるか、消去法で試してみてください。
iPhoneを使用している場合は、「新規会話の開始先」の項目で自分の電話番号にチェックが入っていることも確認しておきましょう。
4. 再起動とサインインし直し
トラブルシューティングの定番ですが、まずはオフ→オンを試すのが鉄則です。Appスイッチャーを開いてメッセージアプリを上にスワイプで終了させ、再度起動してみてください。アプリがフリーズしていた場合、これだけで解決することがあります。
それでも動かない場合は、iMessage自体を再起動しましょう。「設定 > メッセージ」でiMessageをオフにします。次にiPhoneの電源を切り、再起動後にもう一度「設定 > メッセージ」からiMessageをオンに戻します。
さらに、Apple IDからサインアウトして再度サインインするのも有効です。「設定 > メッセージ > 送受信」画面上部のApple IDをタップし、「サインアウト」を選択。その後、再度サインインして問題が解決したか確認してください。
5. 古いメッセージを削除する
iMessageは写真や動画を大量に送受信すると、データ量がかなり大きくなります。メッセージアプリに大量のコンテンツが蓄積されていると、動作が重くなることがあります。古いメッセージを削除することで問題が解決したという報告もあります。
メッセージを削除するには、メッセージ一覧で該当する会話を右から左にスワイプして「削除」を選ぶか、画面左上の「編集」ボタンから削除できます。
また、「設定 > メッセージ > メッセージ履歴」から「メッセージを残す期間」を「永久」「1年」「30日」から選択し、自動削除を設定することも可能です。ただし、30日後に自動削除を設定すると重要なメッセージも失われる恐れがあるため、注意が必要です。
ついでに、「設定 > メッセージ」で「低画質画像モード」をオンにしておくと、送信する画像のデータ量を抑えられます。
6. iOSを最新版にアップデートする
ソフトウェアが古いままだと、バグが原因で正常に動作しないことがあります。「設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデート」から、iOSの最新版が配信されていないか確認し、あればダウンロード&インストールを行ってください。
7. ネットワーク設定を見直す
ネットワーク設定自体に問題がないかも確認しましょう。「設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > リセット > ネットワーク設定をリセット」を実行します。実行後はWi-Fiのパスワードを再入力する必要があるので注意してください。
また、「Wi-Fiアシスト」をオフにしてみるのも一案です。Wi-Fiアシストは、Wi-Fiの電波よりモバイル回線の方が強い場合に自動的に切り替える機能ですが、これが原因で不具合が起きるケースがあります。「設定 > モバイルデータ通信」を下にスクロールし、Wi-Fiアシストがオンになっていればオフに切り替えてみてください。
8. 時刻設定を確認する
「設定 > 一般 > 日付と時刻」を開き、「自動設定」がオンになっていることを確認してください。タイムゾーンが自動設定されていないことが原因で、iMessageの問題が解決したというユーザーもいます。
9. すべての設定をリセットする
最終手段として、「設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > リセット > すべての設定をリセット」を試す方法もあります。
それでも問題が解決しない場合は、Apple StoreのGenius Bar(ジーニアスバー)に相談するのがよいでしょう。
以下では、iMessageに関する個別のトラブルとその対処法を詳しく見ていきます。
問題1:友達にiMessageが届かない
この場合、友達がAppleデバイスを持っていない可能性があります。iMessageはAppleデバイス間でのみ送受信できるため、相手がiPhone・iPad・Macのいずれも持っていなければ、iMessageを送ることはできません。
友達がAppleデバイスを持っていることがわかっているのに届かない場合は、相手側でiMessageが有効化されていないのかもしれません。送ったメッセージが青ではなく緑色で表示される場合、相手がiMessageに登録されていないと判断できます。
友達には、「設定 > メッセージ」からiMessageをオンにするよう伝えましょう。iPhoneを持っていない場合は、メールアドレスを追加してiMessage IDとして使用できます(メッセージがメールに届くわけではなく、あくまで識別子として使われます)。
なお、Appleによると、iMessageの登録には最大24時間かかる場合があります。
以前はiMessageが届いていたのに急に届かなくなった場合、友達がiPhoneを手放した可能性があります。iPhoneから別のスマートフォンに乗り換える際は、iMessageの登録解除を行わないと、メッセージがAppleのサーバーに取り残され、届かなくなってしまうのです。次の項目で詳しく説明します。
問題2:iPhoneを手放した後もiMessageが届かない
新しいスマートフォンに乗り換える前に、必ず旧iPhoneでiMessageを無効化しておきましょう。そうしないと、iPhoneユーザーの友人からのメッセージが届かなくなることがあります。
機種変更前に以下の手順を実行してください:
- 「設定 > メッセージ」を開く
- iMessageのスライダーをオフにする
iMessageをオフにすると、iPhoneで送信するメッセージは青ではなく緑色(SMS)になります。
もしiMessageを無効化せずにiPhoneを手放してしまった場合でも、Appleが提供するWebツール「iMessageの登録解除」ページから解除できます。自分の電話番号を入力し、SMSで届く6桁の確認コードを入力するだけです。
iPhoneなしでiMessageを使い続ける方法
iPhoneを手放しても、MacやiPadでiMessageを使い続けることは可能です。ただし、これらのメッセージは非Apple製のスマートフォンには表示されませんので注意してください。
この場合、メッセージは電話番号ではなく、別のID(通常はiCloudのメールアドレス)で送受信されます。
どのIDでメッセージが送られるかは簡単に確認できます。Macの場合は「システム環境設定 > Apple ID > iCloud」にアクセスし、登録済みのIDを確認しましょう(電話番号が含まれていないことを確認)。友人にはこのIDを伝えておきましょう。
iPadの場合は「設定 > メッセージ > 送受信」から設定を確認できます。
問題3:iOS 10のエフェクトが使えない
iOS 10以降で追加されたメッセージのエフェクトが相手に表示されない場合は、以下を確認してください。
まず、相手がiOS 10以降をインストールしているか確認しましょう。
エフェクトはiMessageとして送信されていないと機能しません。相手がiPhone・iPad・Macのいずれも持っていない場合、エフェクトは表示されません。
また、iPhoneで「視覚効果を減らす」がオンになっていると、一部のエフェクトが動作しないことがあります(バッテリー節約のためこの設定を変えたことがあるかもしれません)。
「設定 > アクセシビリティ > 動作 > 視覚効果を減らす」をオフに切り替えてみてください。
問題4:グループiMessageが送れない
複数人へのグループメッセージがうまく送れない場合、グループ内の誰かがiPhoneを使っていないことが原因かもしれません。
iMessageでグループメッセージを送ると、全員がiMessage対応なら吹き出しは青色で表示されます。しかし、iMessage非対応の人が一人でも加わると、グループ全体が緑色(SMS)に切り替わります。
既存のグループiMessageに、iPhoneをやめたメンバーがいると、グループメッセージが正しく機能しなくなってしまうのです。
これが原因かどうか確認するには、古いグループを続けるのではなく、新しいグループメッセージを作成してみてください。
問題5:iMessageが消えてしまった
誤って重要なメッセージを削除してしまった、またはiPhoneをアップデートしたらメッセージが消えてしまった——そんなときでも、復元できる可能性があります。
解決策については、「削除したテキストメッセージを復元する方法」の記事をご覧ください。
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