Excelでフローティングコメント(付箋)を追加する3つの簡単な方法|初心者向け完全ガイド
Microsoft Excelは、間違いなく最も強力なビジネスツールのひとつです。Excelの豊富な機能を活用すれば、データに対して無限の操作を行うことができます。その中でも、特定のセルにフローティングコメント(付箋のような浮遊コメント)を追加することは、データの補足説明やチーム内での情報共有において非常に便利な機能です。
この記事では、Excelにフローティングコメントを挿入するための3つの簡単な方法を、手順を追って詳しく解説します。ぜひ最後まで読んで、自分に合った方法を見つけてください。
Excelにフローティングコメントを追加する3つの方法
まずは、サンプルデータを使って説明を進めます。以下のデータセットには、「製品(Product)」「在庫状況(Availability)」「担当者(Sales Rep)」「売上合計(Total Sale)」の4つの列が用意されています。このデータを使って、3つの方法それぞれでフローティングコメントを表示させる手順をご紹介します。
なお、本記事はMicrosoft Excel 365の最新バージョンを使用して執筆しています。お使いの環境に合わせて、他のバージョンを選択しても基本的な操作は変わりません。

方法1:「校閲」タブを使ってコメントを挿入する
「校閲(Review)」タブは、Excelのセルにコメントを追加するための伝統的かつ標準的な方法です。校閲タブには、コメントを追加するためのオプションが2つ用意されています。ひとつは「コメント」グループ、もうひとつは「ノート(メモ)」グループです。
1-1. 「コメント」グループから追加する
「コメント」グループの機能を使って作業を進める場合は、以下の手順に従ってください。
手順:
- まず、対象となるセル(D6)を選択します。
- 次に、「校閲」タブに移動します。
- 「新しいコメント」アイコンをクリックします。

- すると、小さなコメントボックスがポップアップ表示されます。
- 入力欄に、記録したいメモやコメントを入力します。
- 「投稿」アイコンをクリックするか、Ctrl+Enterキーを押して確定します。

- 最後に、マウスカーソルをセルD6に合わせると、コメントが表示されます。

1-2. 「ノート(メモ)」グループから追加する
従来型のメモ形式でコメントを残したい場合は、「ノート」グループが便利です。以下の手順で作業を完了できます。
手順:
- まず、セルB9を選択します。
- 次に、「校閲」タブを開き、「ノート」アイコンをクリックします。

- ドロップダウンメニューが開きますので、「新しいノート」を選択します。

- 小さなノートボックスが表示されるので、ここにコメントを入力します。
- 入力後、他のセルをクリックすると確定されます。
- セルB9にマウスを合わせると、目的の出力結果が確認できます。

方法2:右クリックメニュー(コンテキストメニュー)を使う
「コンテキストメニュー」とは、右クリック操作によって表示されるメニューのことです。このメニューには、現在の状況に関連するオプションだけが表示されるため、素早く操作できるのが特徴です。実は、Excelにフローティングコメントを追加する最も効率的な方法は、この右クリックメニューを使うことです。こちらも「新しいコメント」と「新しいノート」の2つの選択肢があります。
2-1. 「新しいコメント」オプションを使う
「新しいコメント」オプションを使って作業する場合は、以下の手順に従ってください。
手順:
- まず、セルB6を右クリックします。
- コンテキストメニューが開きます。
- 「新しいコメント」を選択します。

- 小さなコメントボックスが開くので、コメントを入力します。
- Ctrl+Enterキーを押すか、「投稿」アイコンをクリックして確定します。

- セルB6にマウスカーソルを合わせると、以下のようにコメントが表示されます。

2-2. 「新しいノート」オプションを使う
「新しいノート」オプションを使って作業する場合は、以下の手順を実行してください。
手順:
- まず、セルC7を右クリックします。
- コンテキストメニューが開きます。
- 「新しいノート」を選択します。

- 小さなノートボックスが表示されます。
- 任意のメモを入力し、他のセルをクリックして確定します。
- マウスカーソルを該当セルに合わせると、以下のように出力結果が表示されます。

方法3:Excel VBAを使ってコメントを追加する
VBA(Visual Basic for Application)は、Microsoftが開発したプログラミング言語です。VBAを活用することで、通常のExcel操作では実現できない高度な機能を実装できます。ここでは、VBAを使ってフローティングコメントを自動的に挿入する方法をご紹介します。なお、作業前に必ず対象のシートをアクティブな状態にしておいてください。
手順:
- まず、ワークブックの対象シートを選択します。
- 次に、「開発」タブに移動します。
- 「Visual Basic」をクリックします。

- 「挿入」→「標準モジュール」を選択します。

- モジュールウィンドウに、以下のコードを入力します。
Sub addFloatingComment()
Worksheets("Excel VBA").Cells(7, 4).addComment ("Well done, Amelia.")
End Sub- コード内の「ワークシート名」「セル番号」「コメント内容」は、ご自身の環境に合わせて適宜変更してください。
- F5キーを押すか、「実行」ボタンをクリックしてマクロを実行します。

- この例では、セルD7にマウスを合わせます。
- すると、以下のようにコメントが表示されます。

VBAを使えば、複数のセルへの一括コメント挿入など、業務の自動化にも応用できるのが大きなメリットです。
まとめ
この記事でご紹介した3つの方法を使えば、誰でも簡単にExcelへフローティングコメントを追加できます。「校閲」タブを使った基本操作から、右クリックでの素早い入力、さらにVBAによる自動化まで、用途に応じて使い分けてみてください。他におすすめの方法やアイデアがあれば、ぜひコメント欄でお知らせください。ご質問やご意見もお待ちしております。
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