【Excel VBA】フォントの色が赤かどうかを判定して結果を返す6つの方法
Excelで何らかの操作を実行するとき、VBAマクロを使うのが最も効果的で、迅速かつ安全な方法です。この記事では、データセット内の文字の色が赤色かどうかを判定し、VBAを使ってExcel上で特定の結果を取得する方法を、手順を追って詳しく解説します。
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VBAでフォントの色が赤かどうかを判定して結果を返す6つの方法
以下のデータセットには、赤色のフォントで表示された値がいくつか含まれています。ここからは、フォントの色が赤である場合に特定の結果を得るための手順を、ステップごとにわかりやすく説明していきます。

1. フォントの色が赤なら「Yes」を返す
まずは、フォントの色が赤であれば「Yes」、赤でなければ「No」を返す方法を見ていきましょう。
手順:
- キーボードで Alt + F11 を押すか、「開発」タブ →「Visual Basic」を選択して、Visual Basic Editor(VBE)を開きます。

- 表示されたコードウィンドウで、メニューバーから「挿入」→「標準モジュール」をクリックします。

- 以下のコードをコピーして、コードウィンドウに貼り付けます。
Function FontColorRed(target As Range)
Application.Volatile
If target.Font.Color = 255 Then
FontColorRed = "Yes"
Else
FontColorRed = "No"
End If
End Function

これは実行するSubプロシージャではなく、ユーザー定義関数(UDF)を作成するコードです。そのため、コードを記述した後はメニューバーの「実行」ボタンをクリックするのではなく、「保存」をクリックしてください。
- 次に、対象のワークシートに戻り、先ほど作成した関数(コード1行目の FontColorRed)を入力します。FontColorRed 関数の括弧内には、判定したいセル参照を渡します(ここでは C5 を指定)。
最終的な数式は次のようになります。
=FontColorRed(C5)
- Enter キーを押します。

C5 のフォントの色が赤であれば「Yes」、そうでなければ「No」が返されます。この例では C5 の文字色が赤ではないため、「No」と表示されました。
- あとはフィルハンドルを使って下方向にドラッグすれば、残りのセルにも同じUDFを適用でき、赤いフォントのテキストが入ったセルの隣に「Yes」が表示されます。

2. フォントの色が赤の場合にカラーコードを返す
続いて、フォントの色をもとにカラーコードを抽出する方法を解説します。
手順:
- 前の方法と同様に、「開発」タブから Visual Basic Editor を開き、コードウィンドウに標準モジュールを挿入します。
- コードウィンドウに、以下のコードをコピーして貼り付けます。
Function ColorCode(rng As Range)
ColorCode = rng.Font.ColorIndex
End Function

- 先ほどと同じ要領で、ワークシートから ColorCode のUDFを呼び出し、引数としてセル参照(例:C5)を渡して Enter を押します。

対応するカラーコードが戻り値として返されます。
- フィルハンドルで下方向にドラッグして残りのセルにも適用すれば、赤いフォントのカラーコードを一括で取得できます。

3. フォントの色が赤の場合にカラーインデックスを返す
次に、フォントの色に対応するインデックス番号を返す方法を紹介します。
手順:
- これまでと同様に、Visual Basic Editor を開いて標準モジュールを挿入します。
- コードウィンドウに、以下のコードをコピーして貼り付けます。
Function IndexColor(cell As Range)
IndexColor = cell.Font.Color
End Function

- 同様に、ワークシートから IndexColor のUDFを呼び出し、引数にセル参照(例:C5)を渡して Enter を押します。

フォントの色に対応するインデックス番号が戻り値として返されます。
- フィルハンドルで下方向にドラッグして残りのセルにも適用すれば、赤いフォントのインデックス番号をまとめて取得できます。

赤いフォントのテキストが入ったセルは、赤のカラーインデックスが 255 であるため、「255」が返されます。
4. フォントの色が赤の場合にRGBコードを返す
ここでは、フォントの色をもとにRGBコードを取得する方法を解説します。
手順:
- これまでと同様に、Visual Basic Editor を開いて標準モジュールを挿入します。
- コードウィンドウに、以下のコードをコピーして貼り付けます。
Function FontRGB(cell As Range)
Dim iColorIndex As Long
Dim iColor As Variant
iColorIndex = cell.Font.Color
iColor = iColorIndex Mod 256
iColor = iColor & ", "
iColor = iColor & (iColorIndex \ 256) Mod 256
iColor = iColor & ", "
iColor = iColor & (iColorIndex \ 256 \ 256) Mod 256
FontRGB = iColor
End Function

- 同様に、ワークシートから FontRGB のUDFを呼び出し、引数にセル参照(例:C5)を渡して Enter を押します。

フォントの色に対応するRGBコードが戻り値として返されます。
- フィルハンドルで下方向にドラッグして残りのセルにも適用すれば、赤いフォントのRGBコードを一括で取得できます。

赤いフォントのテキストが入ったセルは、赤のRGBコードが 255,0,0 であるため、「255,0,0」が返されます。
5. フォントの色が赤のセルを強調表示する
赤いフォントのテキストが入ったセルを強調表示したい場合は、以下の手順を参考にしてください。
手順:
- これまでと同様に、Visual Basic Editor を開いて標準モジュールを挿入します。
- コードウィンドウに、以下のコードをコピーして貼り付けます。
Sub HighlightCell()
Set ws = Sheets("Highlight") '対象のワークシートを設定
For r = 1 To 104
For c = 1 To 36
If (ws.Cells(r, c).Font.Color = 255) Then
'任意のカラーインデックスを設定
ws.Cells(r, c).Interior.ColorIndex = 34
End If
Next c
Next r
End Sub
これでコードを実行する準備が整いました。

- キーボードの F5 キーを押すか、メニューバーから「実行」→「Sub/ユーザーフォームの実行」を選択します。サブメニューバーの小さな再生アイコンをクリックしてマクロを実行することもできます。

赤いフォントが使われているセルが強調表示されていることが確認できます。

6. フォントの色が赤の場合に元の色へ戻す
赤くしたフォントの色を既定の色に戻したい場合は、以下の手順に従ってください。
手順:
- これまでと同様に、Visual Basic Editor を開いて標準モジュールを挿入します。
- コードウィンドウに、以下のコードをコピーして貼り付けます。
Sub ChangeFontColor()
With Application.FindFormat.Font
.Subscript = False
.Color = 255
.TintAndShade = 0
End With
With Application.ReplaceFormat.Font
.Subscript = False
.ColorIndex = xlAutomatic
.TintAndShade = 0
End With
Cells.Replace What:="", Replacement:="", LookAt:=xlPart, SearchOrder:= _
xlByRows, MatchCase:=False, SearchFormat:=True, ReplaceFormat:=True
End Sub
これでコードを実行する準備が整いました。

- マクロを実行します。

赤いフォントで表示されていた値が、既定のフォント色に戻ります。
まとめ
この記事では、VBAを使ってデータセット内の文字色が赤かどうかを判定し、Excel上で特定の結果を取得する方法を紹介しました。皆さんの業務効率化に役立てていただければ幸いです。このトピックについて質問がある場合は、お気軽にお尋ねください。
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