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【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

Excelには「テーマ」という機能が搭載されており、テーマごとに既定の配色、図形(オートシェイプ)の効果、SmartArtの効果、フォントなどが設定されています。テーマを切り替えるだけで、ブック全体の見た目を瞬時に変えられるのが大きな魅力です。

また、テーマの中でも「配色だけ」「フォントだけ」といった特定の要素だけを個別に編集することも可能です。さらに、自分好みの配色・フォント・図形効果を組み合わせた完全オリジナルのカスタムテーマを作成すれば、より洗練されたグラフィックデザインを実現できます。

近年はExcelを使ってインフォグラフィックを作成するケースも増えています。そのため、テーマの活用方法や配色・フォントのカスタマイズ技術を身につけておくと、仕事の幅が大きく広がります。

それでは、標準テーマを使った書式設定の手順と、独自の配色・フォント・効果による新しいテーマの作り方を、具体的な例とともに見ていきましょう。

ブックのテーマを変更する

ここでは、月別売上データと縦棒グラフが入ったワークシートを例に解説します。ワークシートのセルにはOffice 2013の既定テーマ「Office」の配色が使われており、グラフの各データ要素もOfficeテーマの標準カラーで塗り分けられ、グラフの枠線には同テーマ由来のグラデーションが適用されています。

既定のOfficeテーマを適用したワークシートとグラフは以下のようになっています。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

1)テーマとブック全体の印象を一瞬で変えるには、[ページレイアウト]タブ → [テーマ] を開き、下部にあるドロップダウン矢印をクリックして別のテーマを選択します。今回は「ファセット(Facet)」テーマを選んでみましょう。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

2)ワークシート全体の見た目が変わり、フォント・配色・効果がすべて「ファセット」テーマのものに置き換わりました。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

ブックの色やフォントだけを部分的に変更する

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

1)テーマ全体ではなく、ブックの配色・フォント・効果のいずれか1つだけを変更することもできます。

2)[ページレイアウト] → [テーマ] のグループ内にある「色」の横のドロップダウン矢印をクリックし、Office系の配色から「青暖色(Blue Warm)」を選択します。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

3)フォントや図形の効果は元のままですが、配色だけが新しいものに切り替わりました。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

カスタムテーマを作成する

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

1)既存のテーマをベースにせず、独自の配色・フォント・図形効果をすべて組み込んだ全く新しいテーマを作ることも可能です。

2)まず配色を新規作成します。[ページレイアウト] → [テーマ] のグループで「色」のドロップダウンを開き、[ユーザー設定の色] をクリックします。

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3)[新しいテーマの色を作成] ダイアログボックスで、「文字/背景 – 濃色1」の横にあるドロップダウン矢印をクリックし、[その他の色] を選びます。

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4)[色] ダイアログボックスの [ユーザー設定] タブを開き、R166/G6/B78 を入力して [OK] をクリックします。

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5)同じダイアログボックスで「文字/背景 – 薄色1」のドロップダウン矢印から [その他の色] を選択します。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

6)[ユーザー設定] タブで R254/G218/B247 を入力し、[OK] をクリックします。

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7)続いて「文字/背景 – 濃色2」のドロップダウン矢印から [その他の色] を選びます。

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8)[ユーザー設定] タブで R52/G122/B52 を入力し、[OK] をクリックします。

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9)次に「文字/背景 – 薄色2」のドロップダウン矢印から [その他の色] を選択します。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

10)[ユーザー設定] タブで R251/G248/B187 を入力し、[OK] をクリックします。

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11)さらに「アクセント2」のドロップダウン矢印から [その他の色] を選びます。

12)[ユーザー設定] タブで R255/G137/B154 を入力し、[OK] をクリックします。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

13)名前欄を「MyCustomColorSetOne」に変更して [保存] をクリックします。

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14)ワークシート上の各要素の色が、以下のように即座に反映されます。

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15)次にフォントをカスタマイズします。[ページレイアウト] → [テーマ] のグループで「フォント」のドロップダウン矢印をクリックし、[ユーザー設定のフォント] を選択します。

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16)見出しのフォントを「Georgia」に、本文のフォントを「Cambria Math」に変更します。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

17)名前を「MyCustomFontSetOne」に変更して [保存] をクリックします。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

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18)続いて効果を設定します。[ページレイアウト] → [テーマ] のグループで「効果」のドロップダウンを開き、「リブレット(Riblet)」を選択します。

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19)最後に、[ページレイアウト] → [テーマ] の下部にあるドロップダウン矢印をクリックし、[現在のテーマの保存] を選びます。これで配色・フォント・効果をまとめたテーマとして保存できます。

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20)テーマの保存先フォルダが自動的に表示されるので、任意のテーマ名を付けて [保存] をクリックします。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

21)再び [ページレイアウト] → [テーマ] のドロップダウンを開くと、下図のように「ユーザー設定」セクションに今作成したテーマが表示され、今後どのブックにもすぐ適用できる状態になります。

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22)カスタムテーマがオートシェイプにどう影響するか確認してみましょう。ワークシートに図形を挿入します。

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23)挿入した図形を選択した状態で [描画ツール] → [書式] → [図形のスタイル] のドロップダウン矢印を開くと、テーマのユーザー設定色をもとにしたスタイルが並んでいるのがわかります。「強調効果 – ローズ、アクセント2」を選ぶと、リブレット効果も同時に適用されます。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

応用テクニック:PowerPointのスポイトツールでRGB値を取得する

これで、今後のブックや他のOfficeアプリケーションにも使えるオリジナルカスタムテーマが完成しました。作成したテーマはWord・PowerPoint・Accessでも利用でき、社内の文書・プレゼンテーション・データベース全体で統一感のあるデザインを実現できます。

例えば、自社のブランドカラーや企業カラーを基調としたテーマを設計し、会社から送るあらゆる資料のデザインを統一したい場面があるでしょう。

その際に問題になるのが「ロゴなどで使われている色のRGB値をどうやって調べるか」という点です。実は、PNG・JPG・ビットマップ形式の画像さえあれば、PowerPointのスポイトツールを使って正確なRGB値を取得できます。この手法は、PowerPointに挿入したあらゆる画像に対して応用可能です。

1)PowerPointを開き、[挿入] → [画像] → [このデバイス] を選択します。

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2)RGB値を取得したいロゴや画像が保存されているフォルダへ移動し、画像を挿入します。

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3)スライドに画像が挿入されたら、[挿入] → [図形] のドロップダウン矢印から任意のオートシェイプを挿入し、画像の隣に配置します。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

4)オートシェイプを選択したまま [描画ツール] → [書式] → [図形のスタイル] のグループで「図形の塗りつぶし」のドロップダウン矢印をクリックし、[スポイト] を選びます。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

5)スポイトを画像の上に移動すると、カーソル位置の色情報が表示されます。取得したい色の上に合わせましょう。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

6)ホバー中にRGB値が画面上に表示されます。クリックすると、ロゴや画像からスポイトで拾った色がオートシェイプに塗りつぶされます。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

7)ホバー中にRGB値を読み取れなかった場合でも安心です。スポイトで塗りつぶしたオートシェイプを選択し、[描画ツール] → [書式] → [図形の塗りつぶし] のドロップダウンから [その他の塗りつぶしの色] を選べば、後から確認できます。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法

8)[色] ダイアログボックスの [ユーザー設定] タブを開くと、ロゴや画像から取得したRGB値が表示されます。

【Excel入門】テーマの色・フォント・効果を変更してオリジナルのカスタムテーマを作る方法9)RGB値をメモしたら、[キャンセル] または [OK] のいずれかを押して閉じれば完了です。

作業ファイルのダウンロード

  • ChangingThemeColorsFontsAndCreatingCustomThemes
  • UsingtheEyeDropperInPowerPoint

まとめ

Excelのテーマ機能を使えば、ブック内の配色・フォント・効果を素早く一括変更できます。標準搭載されているテーマを利用してもよいですし、独自の配色・フォント・効果を組み合わせたオリジナルテーマを新規作成することも可能です。また、自社ロゴなど特定の画像から色を採用したい場合は、画像をPowerPointに挿入してスポイトツールでRGB値を取得すると効率的です。

皆さんが普段使っているテーマや、独自に作成したカスタムテーマがあれば、ぜひ感想や活用事例をお聞かせください。

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