Office
 Computer >> コンピューター >  >> ソフトウェア >> Office

Excelのテーブルを見栄え良く整える8つの実践テクニック

Excelのテーブルは、データを整理して視覚的に分かりやすく表示するための強力な機能です。Excelに備わっている書式設定機能を活用すれば、テーブルをより魅力的でプロフェッショナルな見た目に仕上げることもできます。

この記事では、Excelのテーブルをおしゃれに、かつ実務的に見せるための便利なコツを8つご紹介します。まずは簡単な例を使ってテーブルの作成方法を確認し、その後、書式設定の機能やテクニックを使ってテーブルを美しく整える方法を解説していきます。

Excelテーブルの基本的な作成方法

まずは、Excelでテーブルを作成する基本手順を簡単におさらいしましょう。そのうえで、テーブルを見栄え良く仕上げる方法を詳しく見ていきます。

以下の手順に従って、テーブルを作成してください。

手順:

  • データ範囲内の任意のセルを選択します。
  • 挿入タブの「テーブル」グループにあるテーブルをクリックします。
  • Excelが自動的にデータ範囲を認識します。「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

これで、Excelが自動的に整形されたテーブルが作成されます。一見すると通常のデータ範囲と変わらないように見えますが、この状態でフィルター機能や集計行など、数多くの高度な機能がワンクリックで使えるようになっています。

また、別の方法として、対象のデータ範囲を選択した状態でショートカットキーCtrl + Tを押すことでも、同じ操作が可能です。

Excelテーブルを見栄え良くする8つの方法

Excelのテーブルを印象的に仕上げる方法は多数あります。ここでは、基本となる8つの手法を順番に解説します。

1. 組み込みのテーブルスタイルで即座に美しいテーブルにする

作成したばかりのテーブルの外観は、Excelに標準搭載されているテーブルスタイルを使えば、素早く変更できます。

  • テーブル内の任意のセルを選択します。
  • テーブルデザインタブ → テーブルスタイルのドロップダウン矢印をクリックします。
  • 用意されている組み込みスタイルの中から好みのものを選びます。スタイルにマウスを合わせるとプレビューを確認できるので、イメージに合うものを選びましょう。

ここでは例として「テーブルスタイル(中間)28」を選択しています。適用後、テーブルは次のように変化します。

なお、テーブルに使用される配色は、既定のOfficeテーマから引き継がれています。

2. ブックのテーマを変更する

テーブルスタイルで提供される配色は、既定のOfficeテーマに基づいています。選択肢を素早く切り替えたい場合は、ブック自体のテーマを変更すると効果的です。

  • ページレイアウトタブ → テーマのドロップダウン矢印をクリックし、既定のOfficeテーマ以外のテーマ(ここでは例として「Slice」テーマ)を選択します。

テーブルスタイルの配色がSliceテーマに基づいたものに変わり、実際のテーブルにも即座に反映されます。

テーマ変更によってすべてのテーブルスタイルの選択肢がどう変わったかを確認するには、テーブル内のセルを選択し、テーブルツールデザインテーブルスタイルのドロップダウン矢印をクリックして、新しいテーマ由来の配色パターンをチェックしてみてください。

3. テーマの色を自分でカスタマイズする

既存のテーマを選ぶだけでなく、テーマの色を自分で編集・設定することもできます。これにより、テーブルスタイルの選択肢に独自の配色を反映させられます。

  • ページレイアウトタブ → テーマのドロップダウンをクリックします。
  • ユーザー設定の色」を選択します。

新しいテーマの色を作成」ダイアログボックスが開いたら、各要素の色を以下のように設定していきます。

  • 文字/背景 – 濃色2: 「その他の色」→「ユーザー設定」タブで R:87 / G:149 / B:35 を入力し、濃い緑色に設定して「OK」をクリックします。
  • 文字/背景 – 淡色2: 同様の手順で R:254 / G:184 / B:10 を入力し、オレンジ色に設定します。
  • アクセント1: R:7 / G:106 / B:111 を入力し、濃い青緑色に設定します。
  • アクセント2: R:254 / G:0 / B:103 を入力し、ピンク色に設定します。

すべて設定できたら、新しいテーマカラーに名前を付けて「保存」をクリックします。

保存した瞬間に、テーブルの見た目にカスタム配色が反映されます。さらに、テーブルツールデザインテーブルスタイルのドロップダウンを開けば、新しい配色セットに基づいたテーブルスタイルのバリエーションも確認できます。

4. テーブルからスタイルをクリアする

テーブルに適用したスタイルを完全に解除したい場合も、簡単な操作で対応できます。

  • テーブル内のセルを選択し、テーブルツールデザインテーブルスタイルのドロップダウン矢印をクリックします。
  • クリア」を選択すると、適用されていたテーブルスタイルに関連する書式がすべて解除されます。

これで、テーブルは書式なしのシンプルな状態に戻ります。

5. オリジナルのカスタムテーブルスタイルを作成する

Excelでは、見出し行・列・行などの要素を細かく指定しながら、自分だけのテーブルスタイルを作成することもできます。

  • テーブル内のセルを選択した状態で、テーブルツールデザインテーブルスタイルのドロップダウンから「新しいテーブルスタイル」を選択します。

新しいテーブルスタイル」ダイアログボックスで、テーブルの各要素を個別に書式設定できます。

  • まず「テーブル全体」要素を選択し、「書式」をクリックします。
  • 「セルの書式設定」ダイアログボックスの「フォント」タブで、フォントスタイルを「太字 斜体」にします。
  • 続いて「塗りつぶし」タブを開き、「背景色」で「その他の色」→「ユーザー設定」タブを選択し、R:133 / G:229 / B:255 を設定して「OK」をクリックします。

次に、見出し行を設定します。

  • 見出し行」要素を選択して「書式」をクリックします。
  • 「フォント」タブでフォントスタイルを「太字」にし、フォントの色を「白、背景1」に変更します。
  • 罫線」タブでは、太い線スタイルと「灰色-25%、背景2、暗さ50%」の色を選択し、「外側」を指定して見出し行全体を罫線で囲みます。
  • 「塗りつぶし」タブで「その他の色」→「ユーザー設定」タブから R:11 / G:135 / B:52 を設定し、「OK」をクリックします。

最後に、新しいテーブルスタイルに名前を付けます。「このドキュメントの既定のテーブルスタイルとして設定する」にチェックを入れておけば、このブックで今後作成するすべてのテーブルに同じ書式が自動適用され、統一感のある仕上がりになります。

このカスタムテーブルスタイルを適用すると、テーブルは洗練されたオリジナルの見た目に変わります。

6. 集計行を追加し、フィルターボタンをオフにする

集計行の追加やフィルターボタンの非表示も、数クリックで実行できます。

  • テーブル内のセルを選択し、テーブルツールデザインテーブルスタイルのオプショングループにある「集計行」にチェックを入れます。
  • 同時に「フィルターボタン」のチェックを外すと、見出し行のフィルターボタンが非表示になります。

これにより、すっきりとした印象のテーブルになり、合計値も一目で確認できるようになります。

7. スライサーを挿入して操作性を高める

スライサーを使うと、列のカテゴリ別にテーブルのデータを直感的に絞り込めます。スライサー自体も書式設定でき、テーブル全体のデザインと統一感を持たせることが可能です。

  • まず、テーブルにスタイルを適用しておきます。テーブルツールデザインテーブルスタイルから「テーブルスタイル(中間)4」を選択しましょう(テーマが既定のOfficeテーマであることを確認してください)。
  • テーブル内のセルを選択し、テーブルツールデザインツールスライサーの挿入をクリックします。
  • 絞り込みに使用する項目を選択し(ここでは「フットワーク評価」)、OKをクリックします。

既定のスタイルのスライサーが挿入されます。組み込みスタイルを変更するには、スライサーを選択した状態でスライサーツールオプションスライサースタイルから、例えば「スライサースタイル(淡色)2」を選びます。

さらに、ボタングループで列数を「3」に変更し、サイズグループで高さを「1インチ」、幅を「3インチ」に調整すると、より使いやすいレイアウトになります。

テーブルスタイルに合わせたオリジナルのスライサースタイルを作ることもできます。スライサーツールオプションスライサースタイルのドロップダウンから「新しいスライサースタイル」を選択し、ダイアログボックスで「スライサー全体」要素に対して「書式」をクリックします。

  • 「塗りつぶし」タブの「背景色」で「塗りつぶし効果」を選択します。
  • 「色1」を「白、背景1、暗さ25%」、「色2」を「白、背景1」に変更します。
  • 網掛けスタイルは「横方向」を選択し、3番目のバリエーションを指定します。
  • 「OK」をクリックしたら「罫線」タブに移動し、細い線スタイルと「白、背景1、暗さ35%」の色を選んで「外側」を指定します。

最後に、新しいスライサースタイルに名前を付けて保存し、適用します。

仕上げに、表示タブ → 表示グループの「目盛線」のチェックを外すと、書式設定の効果がより際立ち、完成度の高い見た目になります。

8. テーブルを通常の範囲に戻す

テーブルとしての機能が不要になった場合は、通常のセル範囲へ変換できます。

  • テーブル内のセルを選択し、テーブルツールデザインツール範囲に変換をクリックします。
  • 確認ダイアログが表示されるので、「はい」を選択します。

これでテーブルは通常の範囲に戻りますが、適用していた書式はそのまま保持されます。見た目を維持したまま、テーブル特有の機能だけを解除したい場合に便利です。

まとめ

Excelでは、テーブルを自由自在に作成・書式設定できます。画面上での視認性を高めるだけでなく、印刷時の見栄えを整えるためにも、テーブルの書式設定は重要です。組み込みスタイルの活用からテーマのカスタマイズ、スライサーの装飾まで、今回ご紹介した8つのテクニックを組み合わせれば、あなたの資料はぐっとプロフェッショナルな印象になるはずです。

ぜひ、あなただけのテーブル書式設定のコツも試してみてください。Excelに関する他の記事も、ぜひ当ブログでご覧ください。

関連記事

  • Excelのテーブル書式設定:知っておきたい問題点と対処法
  • Excelでテーブルの書式設定を解除する2つのスマートな方法
  1. Excelで数式をトレースする方法|初心者にもわかる3つの効果的なテクニック

    この記事では、Excelで数式をトレース(追跡)する方法を詳しく解説します。数式の監査は、エラーの修正や参照関係の確認を行う上で欠かせない作業です。Excelのトレース機能を活用すれば、複雑な数式の構造も一目で把握できるようになります。 数式のトレースにおいて重要な概念となるのが「参照元(プレシーデンツ)」と「参照先(ディペンデンツ)」という2つの用語です。参照元とは、数式の中で参照されているセルのことです。一方、参照先とは、その数式の計算結果に依存しているセルを指します。Excelでは、これらの参照元・参照先の関係を矢印で視覚的に表示することができ、任意の数式やセルに対して確認できます。以下

  2. ExcelでANOVA(分散分析)表を作成する3つの方法|結果の読み方も徹底解説

    本記事では、ExcelでANOVA(分散分析)表を作成する方法をわかりやすく解説します。ANOVA表は、データセットに対して帰無仮説を採択すべきか棄却すべきかを判断する際に非常に役立つツールです。Excelに標準搭載されている「分析ツール」を活用すれば、難しい計算式を覚えなくても簡単にANOVA表を作成できます。ぜひ本記事を参考に、お手持ちのデータで分析を試してみてください。 ExcelにおけるANOVA(分散分析)とは? ANOVAは「Analysis of Variance(分散分析)」の略称です。Excelでは、帰無仮説を検定するために必要な数値を算出する手法として利用されます。Exce