Excelで色別にフィルターをかける2つの方法(基本操作とVBA)
財務ビッグデータの分析では、フィルターを活用することでデータをより効率的に調査できます。フィルターを適用すると、条件に一致する行だけが表示され、それ以外の行は非表示になります。また、フィルター済みのデータは、並べ替えや移動を行わなくても、コピー・書式設定・印刷などが自由に行えます。このチュートリアルでは、Excelで色を使ってフィルターをかける方法を、標準的な操作方法とVBAコードを使う方法の2つに分けて解説します。
Excelで色別にフィルターをかける2つの方法
以下の2つのセクションでは、色フィルターの適用方法を順番に説明します。1つ目は広く知られている標準的な操作方法、2つ目はVBAコードを使用する方法です。スキルの幅を広げるためにも、VBAの使い方を学んでおくことをおすすめします。
ここでは、2つの異なる色で2つの基準を区別したサンプルデータセットを使用します。1つ目の基準は「1月の購入金額が20より大きい」、もう1つの基準は「20未満」としています。さらに、特定の基準ごとに色で絞り込み、該当する値を一括して確認したい場合にも、この手法が役立ちます。

1. 基本操作で色別にフィルターをかける
特定の基準同士を比較したいときは、あらかじめデータを色などで区別しておくと便利です。作業中に「同じ基準の値だけを確認したい」という場面は多いでしょう。以下の手順に従って、色でデータセットを絞り込んでみましょう。
手順1:
- まず、データ表の範囲全体を選択します。

手順2:
- リボンの「ホーム」タブをクリックします。

手順3:
- 「ホーム」タブを選択したら、「並べ替えとフィルター」をクリックします。
- メニューから「フィルター」を選択します。

すると、下のスクリーンショットのように、表の見出しにドロップダウンボタン(フィルターボタン)が表示されます。

手順4:
- ドロップダウンボタンをクリックして、フィルターのオプションを開きます。
- 「色フィルター」を選択します。
- 絞り込みたい色を選びます。ここでは最初の色 RGB(248, 203, 173) を選択しています。

これで、指定した色のデータだけが抽出され、下の画像のように表示されます。

手順5:
- 別の色で絞り込むには、再度ドロップダウンボタンをクリックします。
- 新しい色(RGB = 217, 225, 242)を選択してフィルターをかけます。

すると、指定した色で絞り込まれた値が、下の画像のように表示されます。


これで、元のデータセットに戻すことができます。

関連記事:Excelで複数の列を色でフィルターする方法(2つの方法)
2. VBAコードを実行して色別にフィルターをかける
標準的な操作方法に加えて、VBAコードでもフィルターをかけることができます。あまり一般的な手法ではありませんが、スキルアップのためには覚えておく価値があります。以下の手順に従って実装してみましょう。
手順1:
- Alt + F11 キーを押して、VBAエディター(VBE)を起動します。
- 「挿入」タブをクリックします。
- メニューから「標準モジュール」を選択します。

手順2:
- 以下のVBAコードを貼り付けます。
Sub Filter_by_color()
'declare a variable
Dim ws As Worksheet
Set ws = Worksheets("Sheet2")
ws.Range("B4:D11").AutoFilter field:=3, Criteria1:=RGB(248, 203, 173), Operator:=xlFilterCellColor
End Sub
コードの解説:
Dim ws As Worksheet:ws をワークシート型の変数として宣言しています。
Worksheets("Sheet2"):対象となるワークシート名です。
ws.Range("B4:D11"):フィルターを適用する表の範囲を指定しています。
AutoFilter field:=3:フィルターを設定する列番号(3列目)を指定しています。
Criteria1:=RGB(248, 203, 173):絞り込みに使用する色のコードです。

手順3:
- 最後に、プログラムを保存し、F5 キーを押して実行します。
これで、現在のワークシートにフィルター結果が表示されます。

- すべてのデータ範囲が選択されているか確認してください。
- 結合セルではフィルターが機能しません。セル結合を解除してから再試行してください。
- データ表の見出し行が1行だけになっているか確認してください。非表示の行やエラー値がないかもチェックしましょう。
- フィルターボタンがグレーアウトしている場合は、データのグループ化を解除すると、フィルターが使えるようになります。
関連記事:Excelで複数の色でフィルターする方法(2つの簡単な方法)
まとめ
今回は、Excelの色フィルター機能を使って、複数の基準に基づいて値を区別する方法を解説しました。ぜひこれらの方法を実際のデータで試してみてください。練習用ブックを活用し、学んだ内容をすぐに実践してみましょう。
ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。コメント欄でご意見もお聞かせください。
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