Excelにデータをインポートする3つの基本方法【ファイル・Web・VBA対応】
データを活用するためには、まずそのデータをワークシートに取り込む必要があります。Excelはテキストファイルからのデータ読み込みはもちろん、Webサイトからデータを取得することも可能です。この記事では、Excelへのデータのインポート方法を3つに分けて詳しく解説します。
Excelでデータをインポートする3つの方法
まず、Excelが直接開けるファイル形式について確認しておきましょう。各種ファイルからデータを取得するには、ファイル >> 開く >> 参照 の順に操作します。下の画像は、Excelが開くことのできるファイル形式の一覧です。

方法1:さまざまなファイルからデータをインポートする
ここでは、データタブのデータの取得機能を使って、複数の種類のファイルからExcelへデータを取り込む方法を紹介します。以下の手順に従えば、簡単にワークシートへファイルを読み込めます。
1-1. 複数のExcelファイルからデータをインポートする
Excel 2013は後方互換性を持っています。これは、新しいバージョンのExcelが登場しても、旧バージョンで作成されたファイルと互換性があるという意味です。Excel 2013は XLSX、XLSM、XLSB、XLTX、XLTM、XLAM といったファイル形式に対応しており、さらに過去のすべてのバージョンのExcelで作成されたブックファイルも開けます。
- XLS: Excel 4、Excel 95、Excel 97、Excel 2000、Excel 2002、Excel 2003で作成されたバイナリファイル
- XLM: Excel 4マクロを含むバイナリファイル(データなし)
- XLT: Excelテンプレート用のバイナリファイル
- XLA: Excelアドイン用のバイナリファイル
また、Excelは他社製表計算ソフトが作成した形式として、ODS(OpenDocumentスプレッドシート)形式にも対応しています。ODSファイルは、Googleドライブ、OpenOffice、LibreOffice、StarOfficeなど、さまざまなオープンソースソフトウェアで作成されています。
注意: ExcelはLotus 1-2-3、Quattro Pro、Microsoft Worksのファイルには対応していません。
別のExcelファイルからデータを取り込む際は、データをそのまま読み込むか、Power Queryエディターで変換してから読み込むかを選べます。ここでは、Power Queryエディターでデータを変換しながらインポートする手順を紹介します。
手順:
- まず、データタブ >> データの取得 >> ファイルから >> Excel ブックから を選択します。

- データのインポートダイアログボックスが表示されます。
- アクティブなワークシートに取り込みたいExcelファイルを選択します。ここでは「Student Information」という名前のExcelファイルを選びます。
- 続いてインポートをクリックします。

- 次にナビゲーター画面が表示されます。
- 取り込みたいテーブルを選択します。ここでは「Importing Data from Excel File」というテーブルを選びます。
- その後、データの変換をクリックします。

- 選択したテーブルがPower Queryエディターで開きます。

- 行の削減 >> 行の削除 >> 上位の行の削除 の順にクリックします。

- 上位の行の削除ダイアログが開きます。
- 削除したい行数を入力します。ここでは「2」を入力します。
- OKをクリックします。

- 次に、先頭の行を見出しとして使用をクリックして、最初の行を見出し行に設定します。

- 閉じて読み込む >> 閉じて次に読み込む を選択します。

- データのインポートダイアログが表示されます。
- ワークブック上でのデータの表示形式を選択します。ここではテーブルを選びます。
- 既存のワークシートオプションをオンにします。
- データを配置したいセル参照を入力します。ここではセルB4を指定します。
- OKをクリックします。

- これで、Power Queryエディターを使って別のExcelファイルからデータをインポートできました。

関連記事: Excelマクロで複数のExcelファイルからデータを抽出する4つの方法
1-2. テキストファイルからデータをインポートする
テキストファイルには書式設定のない生の文字列だけが含まれています。Excelはほぼすべての種類のテキストファイルを開くことができます。
- CSV: カンマ区切りの値。列はカンマ、行は改行(Enter)で区切られます。
- TXT: 列はタブ、行は改行(Enter)で区切られます。
- PRN: 列は複数の半角スペース、行は改行(Enter)で区切られます。この形式は1列として読み込まれます。
- DIF: 表計算ソフトVisiCalcで使われていた形式。現在はほとんど使われません。
- SYLK: Multiplanで使われていた形式。現在はほとんど使われません。
これらのテキストファイル形式にはバリエーションがあります。たとえば、Mac環境で作成されたテキストファイルは改行コードが異なりますが、Excelはこうした違いも問題なく処理できます。
以下の手順で、テキストファイルからExcelへデータをインポートできます。
手順:
- まず、データタブ >> データの取得 >> ファイルから >> テキスト/CSVから を選択します。

- データのインポートダイアログが開きます。
- 取り込みたいテキストファイルを選択します。ここでは「Using Text Files to Import Data」というテキストファイルを選びます。
- インポートをクリックします。

- テキストファイルの内容をプレビューする画面が表示されます。ここではセミコロンが自動的に区切り記号として選択されます。
- 読み込みをクリックします。

- これで、テキストファイルのデータがExcelにインポートされました。

関連記事: テキストファイルをExcelにインポートする4つの簡単な方法
1-3. Webページからデータを読み込む
Excelでは、多くのWebページからデータをインポートできます。以下の手順に従ってください。
手順:
- まず、データタブ >> データの取得 >> その他のソースから >> Webから を選択します。

- Webからダイアログが表示されます。
- データを取り込みたいページのURLを入力します。
- OKを押します。

- ナビゲーター画面が開きます。
- インポートしたいテーブルを選択します。ここでは「Population Aged 65 and Older」テーブルを選びます。
- 読み込みをクリックします。

- これで、WebページからExcelへデータがインポートされました。

関連記事: WebからExcelへデータをインポートするクイックステップ
1-4. PDFファイルからデータをインポートする
ExcelではPDFファイルからもデータを取り込めます。以下の手順を参考にしてください。
手順:
- まず、データタブ >> データの取得 >> ファイルから >> PDFから を選択します。

- データのインポートダイアログが開きます。
- 取り込みたいPDFファイルを選択します。ここでは「Importing PDF Files」というPDFファイルを選びます。
- インポートをクリックします。

- ナビゲーター画面が開きます。
- インポートしたいテーブルを選択します。ここでは「Table001(Page1)」を選びます。
- 読み込みをクリックします。

- これで、PDFファイルからExcelへデータがインポートされました。
1-5. Microsoft Accessデータベースからデータを読み込む
Excel 2013は、以下のようなデータベース関連のファイル形式を開くことができます。
- Microsoft Accessファイル: MDBやACCDBなど、さまざまな拡張子を持つファイルです。
- dBaseファイル: dBase IIIおよびdBase IVで作成されたファイルに対応しています(dBase IIは非対応)。
Excelを通じて、データベースとのさまざまな接続を行えます。データベースに接続した後は、データベース全体ではなく、必要なデータだけを選択的に取得するクエリを実行できます。
以下の手順で、Microsoft AccessデータベースからExcelへデータをインポートできます。
手順:
- まず、データタブ >> データの取得 >> データベースから >> Microsoft Access データベースから を選択します。

- データのインポートダイアログが開きます。
- 取り込みたいAccessデータベースファイルを選択します。ここでは「Importing Data from Microsoft Access Database」というファイルを選びます。
- インポートをクリックします。

- ナビゲーター画面が開きます。
- インポートしたいテーブルを選択します。
- 読み込みをクリックします。

- これで、AccessデータベースからExcelへデータがインポートされました。

1-6. XMLファイルを使ってデータをインポートする
XML(Extensible Markup Language)は、構造化されたデータを格納するためのテキストファイル形式です。データはタグで囲まれており、タグ自体がデータの内容を説明する役割も果たします。
まず、サンプルのXMLファイルをダウンロードしてください(XMLファイル)。
シンプルなXMLファイルなら手間をかけずに開けますが、複雑なXMLファイルの場合は多少の作業が必要になります。
それでは、XMLファイルからExcelへデータをインポートする手順を見ていきましょう。
手順:
- まず、データタブ >> データの取得 >> ファイルから >> XMLから を選択します。

- データのインポートダイアログが開きます。
- 取り込みたいXMLファイルを選択します。ここでは「Importing XML File」というXMLファイルを選びます。
- インポートをクリックします。

- ナビゲーター画面が開きます。
- インポートしたいテーブルを選択します。ここでは「url」というテーブルを選びます。
- 読み込みをクリックします。

- これで、XMLファイルのデータがExcelワークシートにインポートされました。

関連記事: あるExcelワークシートから別のシートへデータを自動転送する方法
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方法2:コピー&ペースト機能を使う
場合によっては、標準のコピー&ペースト機能を使うのが最も手軽です。ここでは、前述の作業をこのシンプルな方法で行う例を紹介します。
以下の手順で、テキストファイルからExcelワークシートへ簡単にデータを取り込めます。

手順:
- まず、コピー元となるテキストファイルを開きます。ここでは「Sales Analysis」というテキストファイルを開きます。
- データを選択してCtrl+Cを押します。

- 貼り付け先のセルを選択します。ここではセルB4を選びます。
- Ctrl+Vを押してデータを貼り付けます。

- 貼り付けオプションのCtrlボタンをクリックし、テキスト インポート ウィザードを使用を選択します。

- テキスト ファイル ウィザードが開きます。
- 次へをクリックします。

- セミコロンを区切り文字として選択します。
- 再度次へをクリックします。

- 最後に完了をクリックします。

- これで、テキストファイルからExcelワークシートへデータをコピー&ペーストできました。

関連記事: 複数の区切り文字を含むテキストファイルをExcelにインポートする3つの方法
方法3:VBAを使ってデータをインポートする
最後の方法では、VBAを使って任意のファイルからExcelへデータをインポートする方法を紹介します。以下の手順に従ってください。
手順:
- まず、開発タブ >> Visual Basic をクリックします。

- Microsoft Visual Basic for Applicationsの画面が開きます。
- 挿入 >> 標準モジュール を選択します。

- モジュールに以下のコードを記述します。
Sub Import_Data_Using_VBA()
Dim Location_of_File As String
Location_of_File = Application.GetOpenFilename
If Location_of_File = "False" Then
Beep
Exit Sub
End If
Application.ScreenUpdating = False
Set Import_Data = Workbooks.Open(Filename:=Location_of_File)
Import_Data.Worksheets(1).Range("A1:C7").Copy
Sheet7.Range("B4").PasteSpecial xlPasteValues
Import_Data.Close
Application.ScreenUpdating = True
End Sub

コードの解説
- まず、「Import_Data_Using_VBA」という名前のSubプロシージャを作成します。
- 次に、変数Location_of_FileをString型として宣言します。
- GetOpenFilenameメソッドを使って、ユーザーにファイルを選択させ、そのパスをLocation_of_Fileに格納します。
- If文で、ファイルが選択されなかった場合(Falseの場合)はビープ音を鳴らして処理を終了します。
- Application.ScreenUpdatingをFalseに設定し、画面更新を一時停止します。
- Openメソッドで指定ファイルを開き、Import_Dataにセットします。
- Copyメソッドで、開いたファイルのワークシート1のセル範囲A1:C7をコピーします。
- PasteSpecialメソッドで、Sheet7のセルB4に値のみを貼り付けます。
- 開いたファイルを閉じます。
- 最後にApplication.ScreenUpdatingをTrueに戻して完了です。
- 保存ボタンをクリックし、ワークシートに戻ります。

- 開発タブ >> マクロ をクリックします。

- マクロダイアログが表示されます。
- 「Importing_Data_Using_VBA」を選択します。
- 実行をクリックします。

- ファイルを開くダイアログが表示されます。
- インポートしたいファイルを選択します。ここでは「Using VBA to Import Data」というExcelファイルを選びます。
- 開くをクリックします。

- これで、VBAを使ってファイルからデータをインポートできました。

- 最後に、好みに合わせてExcel上でデータの書式を整えれば完成です。

まとめ
この記事では、Excelにデータをインポートする3つの方法を紹介しました。目的や状況に応じて、最適な方法を選んで活用してください。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。内容でわかりにくい点があれば、お気軽にコメントをお寄せください。また、ここで紹介していない他の方法をご存じの方も、ぜひ教えてください。今後もExcelDemyで同様の役立つ記事を発信していきます。ありがとうございました!
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