Microsoft Excelで自動採点クイズを作成する方法【関数だけで簡単】
教師の方なら、生徒向けのクイズを定期的に作成する必要がありますよね。無料のクイズ作成ソフトも多数存在しますが、公式サイトや信頼できるサイト以外から入手したソフトをPCにインストールするのはリスクが伴います。実は、サードパーティ製ソフトを一切インストールすることなく、自動採点されるクイズを作成できるのをご存じでしょうか。この記事では、Microsoft Excelを使って自動クイズを作成する手順を詳しく解説します。
Excelでクイズを作成する方法
ここでは、シート1にすべての選択式問題を作成し、シート2に解答欄を作成します。クイズの自動化には、シート2に関数を入力します。それでは、具体的な手順を見ていきましょう。
1. シート1に選択式問題を入力する
Excelを起動し、シート1に選択式問題を入力します。ここでは「中央揃えで結合(Merge and Center)」オプションを使って、一部のセルを結合しています。詳細は下のスクリーンショットを参照してください。

2. 新しいシートを作成する
次に、シート1の横にある「+(プラス)」アイコンをクリックして、新しいシートを追加します。

3. 正解を入力する
新しく作成したシート2に、各問題の正解を入力します。

4. 関数を入力してクイズを自動化する
続いて、シート2に関数を入力し、クイズを自動化します。シート2のC列に、以下の数式を入力してください。
=IF(Sheet1!J2=Sheet2!B2, "you scored 1","you scored 0")

上記の数式では、セル番地に十分注意してください。「J2」はシート1のうち、問題1の解答を生徒が記入するセルを指します。「B2」はシート2のうち、問題1の正解を入力しておいたセルです。テスト開始前はまだ誰も解答していないため、初期状態では「you scored 0」と表示されます。セル番地を誤って指定するとエラーが発生するので、必ず正しく入力してください。なお、表示する文字列は自由に変更できます(例:「正解」「不正解」)。その場合は、後述のCOUNTIF関数で集計する文字列と一致させるようにしてください。
5. 数式を他のセルにコピーする
次に、数式を入力したセルの右下隅(フィルハンドル)をつかんで、最後の問題の行までドラッグします。これにより、残りの空のセルすべてに数式が自動的にコピーされます。

6. 合計スコアを計算する数式を入力する
最後に、スコアを集計するための数式を入力します。セルC6に以下の数式を入力してください。なお、スコアを表示するセルは任意の場所を選べます。
=COUNTIF(C2:C5, "you scored 1")

この数式の「C2:C5」は、問題数に対応する範囲を示しています。今回は全部で4問なので、この範囲を指定しています。問題数に応じて、範囲を適宜変更してください。
シート2を保護して正解を見られないようにする
これで自動クイズの完成です。ただし、このままでは生徒がシート2の内容を書き換えたり、正解を覗き見したりできてしまいます。そこで、正解の列を非表示にし、さらにシートをパスワードで保護しておきましょう。
列Bを非表示にするには、列B全体を選択して右クリックし、「非表示(Hide)」を選択します。

シート2にパスワード保護を設定するには、シート2のタブを右クリックして「シートの保護(Protect Sheet)」を選択し、パスワードを設定して「OK」をクリックします。

まとめ
以上が、MS Excelの関数を使って自動クイズを作成する方法です。IF関数で解答の正誤判定を行い、COUNTIF関数でスコアを自動集計できるため、採点の手間を大幅に削減できます。追加ソフトのインストールも不要なので、ぜひ日常のテストや小テストに活用してみてください。
ご不明な点がある場合は、お気軽にお知らせください。
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