ExcelからOutlookへデータをコピーする方法|書式崩れを防ぐ貼り付けオプション徹底解説
Excelは、表計算にとどまらず、さまざまな業務ソリューションを作成できる非常に有用なソフトウェアです。Excelで作成した資料やデータは、他のアプリケーションへ転送したり、メールで共有したりする機会が多くあります。そのため、Excelで作った成果物を別の形式で取り出して活用する場面は、日常的に発生します。
例えば、表を作成して誰かにメールで送りたい場合を考えてみましょう。Outlook上で直接表を作ることも可能ですが、見た目を整えるのに余分な時間がかかってしまいます。表を作るなら、まずExcelが思い浮かぶのではないでしょうか。
下記の表は、Excelで作成したものを通常の「貼り付け」操作でそのまま貼り付けた例です。

元のExcelの表を見ていなければ、それほど悪くないように感じるかもしれません。しかし実は、セルの値は縦・横ともに中央揃えになるはずですし、「Cost(費用)」列の表示にも違和感があります。通貨記号が金額の上に表示されていますが、これは本来意図した書式ではありません。では、実際のExcel上の表はどのように見えるのでしょうか。

こちらの方が、はるかに自然で見やすいですね。ただし、単純なコピー&ペーストでは、環境によってはうまくいかないこともあります。そこで本記事では、Excelから他のアプリケーションへデータを貼り付ける際に使える、さまざまな解決策を紹介します。
Excelからコピーする際の書式崩れを解決する方法
同じ例を使って、具体的な解決策を見ていきましょう。まず、データを貼り付ける際には、どのような選択肢があるのでしょうか。

貼り付けオプションの一覧
貼り付けのオプションには、左から順に以下の6種類があります。
1. 元の書式を保持(Keep Source Formatting)

これはデフォルトの貼り付けオプションです。通常は期待どおりに機能しますが、結果は元データの書式設定に依存します。この例では、元の書式に「会計(Accounting)」スタイルが含まれていますが、Outlookをはじめ多くのアプリケーションはこのスタイルを認識できません。あらかじめスタイルを「通貨」に変更しておけば、「元の書式を保持」で貼り付けても見た目が崩れなくなります。
2. 貼り付け先のスタイルに合わせる(Use Destination Styles)

貼り付け先の他のテキストと統一感のある書式にしたい場合は、このオプションを使用します。太字や斜体といった基本的な装飾は維持されますが、フォントの種類やサイズなどは、貼り付け先のスタイルが適用されます。
3. リンクして元の書式を保持(Link & Keep Source Formatting)

元の書式をそのまま維持しつつ、表を元のファイルにリンクさせます。このオプションには追加機能があり、データを受け取った相手が表を右クリックして「リンクの更新」を実行すると、最新の内容に更新できます。もちろん、これが正しく動作するには、事前に適切な設定を行っておく必要があります。
4. リンクして貼り付け先のスタイルに合わせる(Link & Use Destination Styles)

「リンクして元の書式を保持」とほぼ同じ動作をしますが、貼り付け先の書式が使われる点が異なります。色などは最初に貼り付けた時点のまま更新されませんが、元データのテキスト部分の変更は反映されます。
5. 画像(Picture)

データを見せるだけでよく、書式の編集や更新情報の受け取りが不要な場合に便利なオプションです。画像として貼り付ければ、元の表と完全に同じ見た目になります。ただし、相手側は内容を修正できないため、この方法が目的に合っているかどうかを事前に確認しておきましょう。
6. テキストのみ保持(Keep Text Only)

表の内容がテキスト形式で表示されます。整形された表としては貼り付けられず、フォントの種類やサイズなど、貼り付け先の書式以外の装飾も一切適用されません。
貼り付け後の微調整でもっと見やすく
もちろん、上記の貼り付けスタイルを活用しつつ、結果を手動で調整することも可能です。たとえば、「元の書式を保持」で貼り付けた後に、Outlook側で「Cost」列の幅を少し広げるだけで、会計形式を保ちながら表全体の見た目がぐっと整います。
最も効果的な学習方法は、実際にこれらの貼り付けスタイルをいろいろと試してみて、自分の用途に最も合うものを見つけることです。ぜひ日々の業務で活用してみてください。
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