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PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

本記事では、PCの主要ハードウェア(CPU、RAM、GPU)にストレステストを実施し、システムの健康状態や安定性を確認する方法、あるいは不具合の原因を特定する手順を詳しく解説します。

グラフィックデザイン、動画編集、Grand Theft Auto V や Forza Horizon 5 などのGPU負荷の高いゲームを快適に楽しみたい方にとって、高性能PCは必須です。こうしたPCは、組み立て後に耐久テスト(ストレステスト)を実施し、正常に動作し安定しているかどうかを検証しておくことが重要です。

各パーツへのストレステストを行うことで、高負荷時にPCが安定して動作するかどうかを確認でき、温度やパフォーマンスに関する問題の解決にも役立ちます。ストレステストに合格したPCは「安定している」と判断できます。一方、不安定なPCはパフォーマンスが低下したり、部品を保護するために再起動やシャットダウンを繰り返すことがあります。

  • 関連動画: AMD Ryzen 9 3950X をデフォルト設定でストレステストする様子

PCの安定性を診断するには?

PCの健康状態と安定性を診断するには、CPU・メモリ(RAM)・グラフィックボード(GPU)にストレスをかけながら、同時に各パーツの温度をモニタリングします。

ストレステストの手順

  1. 起動中のアプリケーションをすべて終了します。
  2. オーバークロック設定がある場合は解除します。
    ※重要: オーバークロック前に必ずストレステストを実施しましょう。通常状態でPCが安定しており健全であることを確認するためです。
  3. 後述のハードウェア監視ツールを使い、無負荷時のCPU温度を確認します。
  4. ストレステストを開始し、主要パーツ(CPU、RAM、GPU)の温度を同時に監視します。いずれかのパーツの温度がメーカー指定の最大温度に達した、または近づいた場合は、直ちにテストを中止し、過熱問題の解消を試みてください。

ストレステストはどのくらいの時間行えばよい?

最低でも1時間はテストを継続することをおすすめします。CPUが最高温度に到達するまでに十分な時間が必要だからです。

注意事項(警告)

作業を始める前に、重要な注意点をお伝えします。ストレステストはハードウェアメーカーが定めた限界を超える負荷をかける場合があり、PCのハードウェアに深刻なダメージを与える可能性があります。そのため、テストは自己責任で行い、長時間の実施は避けてください。テスト中は対象パーツの温度を常時監視し、メーカーが設定した上限温度に近づいた、または超えた場合は即座に中断してください。

ストレステストに最適なツール(CPU・RAM・GPU対応)

以下では、CPU・RAM・GPUの安定性をテストできる優秀なストレステストツールと、PCの温度やパフォーマンスを確認できる監視ツールをご紹介します。

  • ハードウェア監視ツール
  • CPUストレステストツール
  • RAMストレステストツール
  • GPUストレステストツール

ハードウェア監視ツール

PCの3大コンポーネントのストレステストを始める前に、テスト中の温度や使用率をリアルタイムで監視できるツールが必要です。以下におすすめのハードウェア監視ツールを紹介します。

1. HWiNFO64

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HWiNFO64は、PCの各コンポーネントを監視・分析・レポートできるフリーウェアの監視ツールです。直感的で使いやすいインターフェースを備えており、CPU・RAM・GPUの情報を追跡できるほか、温度・負荷・ファン回転数も監視できます。

他のシステム監視ツールと比較しても、HWiNFO64はPCのパフォーマンスと安定性を評価するための頼れるツールとして高い評価を受けています。個人利用であれば無料で使える点も魅力です。ただし、ビジネス用途でリモート監視や共有メモリサポートなどの機能を活用したい場合は、Pro版へのアップグレードが必要です。

HWiNFO64のダウンロードはこちら

2. CPUID HWMonitor

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CPUID製のHWMonitorも無料で使えるハードウェア監視ツールの一つです。CPU・GPU・HDDの温度センサーの値を読み取り、電圧・温度・ファン回転数といったPCの主要なヘルスセンサー情報を確認できます。

CPUID HWMonitorのダウンロードはこちら

3. Core Temp

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性能と精度の面で、Core TempはHWiNFO64に匹敵する監視ツールです。特にIntel CPUに対してはより高度な機能を提供しており、プロセッサのコアごとの詳細情報を確認できるのが特徴です。

このツールでは、コア総数・クロック周波数・スレッド数・モデル名など、プロセッサに関する重要な情報をすべて表示できます。また、開発者がプラグインを追加して機能を拡張できる仕組みも備えています。軽量で理解しやすいソフトウェアであり、コアごとの温度・消費電力・動作状況などを表示できます。

Core Tempのダウンロードはこちら

CPUのストレステスト方法

CPUストレステストツールは、CPUをフル稼働(使用率100%)させてテストします。ストレステストソフトはさまざまな手法でCPUに最大負荷をかけるため、「CPUロードテスト」と呼ばれることもあります。

CPUストレステストツールを1〜2時間実行すれば、CPUの安定性を確認でき、過熱問題の発見と解決にもつながります。以下に代表的なCPUストレステストツールを紹介します。

重要: CPU温度がメーカー指定の上限温度に近づいた、または超えた場合は、直ちにテストを中止してください。

1. CPU-Z

CPUID製のCPU-Zは、CPU・メモリ・マザーボード・GPUなど、システムの主要デバイス情報を表示できるフリーユーティリティです。さらに、他のCPUと性能を比較できるベンチマーク機能と、CPUに負荷をかけるストレステスト機能も搭載しています。

PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

CPU-ZでCPUをストレステストする手順:

1. CPU-Zをダウンロードしてインストールします。
2. CPU-Zを起動し、Benchタブを選択してStress CPUをクリックします。

PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

2. AIDA64

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AIDA64は20年以上の歴史を持つ、老舗のハードウェアストレステストツールです。PCのソフトウェアとハードウェアに関する情報を網羅的に表示でき、プロセッサ・メモリ・ディスク・GPUの診断とストレステストが可能です。AIDA64の強みは、同種のソフトウェアと比べてより現実的で精密な分析結果を提供できる点にあります。

唯一の難点は有料であることです。ホームユーザー向けライセンスは49.95ドルですが、30日間のトライアル版を利用すれば、期間限定でハードウェアのテストが可能です。

AIDA64のダウンロードはこちら

AIDA64でCPU・RAM・GPUをストレステストする手順:

1. Tools(ツール)メニューからSystem Stability Test(システム安定性テスト)を選択します。

2. テストしたいコンポーネントを選択し、Startボタンを押します。

PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

3. テスト中は、メイン画面のComputer > Sensorメニューから、テスト中のコンポーネントの温度を監視できます。

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3. Prime95

Prime95は、メルセンヌ素数の研究を行う分散コンピューティングプロジェクト「GIMPS」の創設者であるGeorge Woltman氏によって開発されたソフトウェアです。RAMも同時にテストできるブレンドテストを提供しており、オーバークロックの限界を見極めるのに役立ちます。L1・L2・L3など、PC上の各種キャッシュのテストにも対応しています。

Prime95でCPUの安定性を確実に確認するには、6〜10時間程度、中断せずに実行することが推奨されます。

Prime95のダウンロードはこちら

Prime95でCPU・RAMをストレステストする手順:

1. Windowsのアーキテクチャ(32bit/64bit)に合わせてPrime95をダウンロードします。
2. ダウンロードしたZIPファイルを展開し、フォルダ内のprime95.exeを実行します。
3. Just Stress Testingボタンを押します。

※補足: 手動でテストを開始する場合は、Options > Torture Testから実行できます。

PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

4. Torture Test のオプション画面で、目的に応じて以下のいずれかを選択し、OKをクリックします。

  • Smallest FFTs(L1/L2キャッシュをテスト、高負荷・高温・高CPUストレス)
  • Small FFTs(L1/L2/L3キャッシュをテスト、最大負荷・高温・高CPUストレス)
  • Large FFTs(メモリコントローラーとRAMをテスト)
  • Blend(CPU・キャッシュ・RAMのすべてをテスト)

PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

5. テスト対象の論理CPUごとにワーカースレッドが開き、テスト状況が表示されます。

PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

6. テスト中は常にハードウェア監視ツールでCPU温度を確認し、温度が高くなりすぎた場合やメーカー指定の上限を超えた場合は、TestメニューのStopをクリックしてPrime95を停止してください。

4. CINEBENCH

PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

CPUストレステストツールとして市場で高い評価を得ているもう一つのツールがCinebench R23です。ベンチマークや動画レンダリングのテストに優れており、実際の作業環境に近い形でPCのハードウェア性能を評価できるクロスプラットフォームのテストスイートです。しかも無料で利用できる点が大きな魅力です。

RAMのストレステスト方法(健康状態の診断)

RAMの診断は、PCトラブルの根本原因を特定するための最も安全な方法の一つです。ブルースクリーン(BSoD)とともにクラッシュ・シャットダウン・再起動を繰り返すPCの問題は、多くの場合、故障したRAMが原因です。以下におすすめのRAMストレステストツールを紹介します。

※注意事項:
1. メモリのテストは、まずXMPプロファイルを設定するのデフォルト設定で行うのが最善です。
2. デフォルト構成でメモリテストに失敗した場合、そのメモリは故障しているため交換が必要です。(DIMMが複数枚ある場合は、1枚ずつテストして故障品を特定しましょう)
3. XMPプロファイル設定でテストに失敗した場合は、メモリ設定をデフォルトに戻すことをおすすめします。

1. MemTest86+

MemTest86+は、RAMストレステスト用ツールとして最も信頼性が高く人気のあるツールです。ただし、WindowsのGUI環境では動作せず、起動可能なCD/DVDまたはUSBフラッシュドライブに書き込んで使用する必要があります。

MemTest86+でメモリを診断する手順:

1. MemTest86+をダウンロードします(「Pre-Compiled Bootable ISO (.zip)」を選択)。
2. ダウンロードしたZIPファイルを展開し、含まれているISOファイルをCD/DVDに焼きます。

※補足: MemTest86+で起動可能なUSBドライブを作成したい場合は、以下の手順で行います。

1. 「Auto-installer for USB Key (Win 7/8/10)」をダウンロードします。
2. ZIPファイルを展開し、「Memtest86+ USB Installer.exe」を実行して起動可能なUSBを作成します。

3. DVD(またはUSB)から起動すると、ツールが自動的にRAMのチェックを開始します。

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2. MemTest86

Passmark Software製のMemTest86は、MemTest86+と同じコードベースを使用していますが、こちらの方が頻繁にアップデートされています。USBフラッシュドライブから起動し、一連の包括的なアルゴリズムとテストパターンを使ってPCのRAMの不具合を検出します。

Free版・Professional版・セルフブート版がありますが、メモリの問題を診断するだけであればFree Editionで十分です。

MemTest86でRAMをストレステストする手順:

1. MemTest86をダウンロードします。
2. 「memtest86-usb」のZIPファイルを展開します。
3. 空のUSBドライブ(512MB以上)をPCに接続します。
4. 同梱のImageUSB.exeを起動します。
5. Writeボタンをクリックして、イメージをUSBドライブに書き込みます。

PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

6. 書き込みが完了したらPCを再起動し、USBドライブから起動します。ツールが自動的にRAMのストレステストを開始します。

3. Prime95

前述のとおり、Prime95のTorture Testオプションで「Large FFTs」を選択すれば、PCのメモリにストレステストを実施できます。特にオーバークロック後のメモリ安定性を確認するのに優れた信頼性の高いツールです。

PCのCPU・RAM・GPUをストレステストする方法|安定性チェックとおすすめツール徹底解説

4. MemTest64

TechPowerUp製のMemTest64は、軽量なスタンドアロンユーティリティで、Windows環境のままシステムメモリの問題をチェックできるのが特徴です。MemTest86やMemTest86+にはない利便性です。

ボタンをクリックするだけでメモリテストが開始できるため、初心者でも簡単に操作できます。

MemTest64のダウンロードはこちら

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5. Karhu RAM Stress Test

もう一つの選択肢として、Karhu RAM Testもあります。こちらは有料ツールで、ライセンス価格は10.99ドルです。

GPUのストレステスト方法

GPUのストレステストは、グラフィックボードの性能限界を知るために重要です。グラフィックデザイン、動画レンダリング、グラフィックス重視のゲームなどを行うユーザーは、GPUの処理能力を定期的にテストすることをおすすめします。以下に代表的なグラフィックボード向けストレステストツールを紹介します。

1. 3DMark

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ゲーマーなら、類似ハードウェア構成の他のPCとパフォーマンスを比較できるこのツールは必携です。3DMarkは20年以上の歴史を持つベンチマークツールで、ハイスペックPCから軽量PCまで、幅広い環境をテストできる多彩な機能を備えています。

平均スコアを下回った場合は、冷却システム・PC構成・ハードウェアコンポーネントのいずれかに問題がある可能性があります。また、3DMarkはオーバークロックの前後で性能変化を測定するのにも役立ちます。Steamと連携しており、ストアでの購入価格は29.99ドルですが、無料で使えるBasicエディションも用意されています。

3DMarkのダウンロードはこちら

2. FurMark

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FurMarkは主にベンチマーク用途で開発されたツールですが、GPUのストレステストにも効果的に使えます。インターフェースはやや古風ですが、目的を果たすには十分な性能を持っています。

注意点として、このツールはグラフィックボードに非常に大きな負荷をかけるため、長時間の連続実行は避けてください。

FurMarkのダウンロードはこちら

3. UNIGINE ベンチマークツール

GPUストレステストの紹介において、Unigineベンチマークは欠かせません。極めて高負荷な条件下でPCハードウェア(CPU、GPU、電源ユニット、冷却システム)の安定性を確認するのに効果的で、オーバークロックの検証にも活用できます。

  • 関連記事: PCを高速かつ健全に保つための10以上のコツ

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