MacBookの上下矢印キーやキーボードが効かないときの原因と対処法まとめ
Macで作業中に突然キーボードが反応しなくなると、ドキュメントの作成もブラウザの操作もままならず、生産性は一気に低下してしまいます。特にMacBookの場合、内蔵キーボードは簡単に交換できないため、問題はさらに深刻です。しかし幸いなことに、Macのキーボードトラブルには定番の解決策がいくつか存在します。この記事では、矢印キーをはじめとするキーが効かなくなる原因と、自力で試せる対処法を詳しく解説します。
MacBookのキーボードが故障する主な原因
多くのユーザーが、MacBook AirやMacBook Proのキーボードに何らかの不具合を経験しています。特に旧型の「バタフライキーボード」ではこの傾向が顕著でした。
Appleのノートパソコンがなぜあれほど薄く作れるのか、不思議に思ったことはありませんか?その秘密の一つが、かつて採用されていたバタフライキーボードの機構です。一般的なキーボードではシザー機構によってキーに押し戻す力が加わり、打鍵後にキーが元の位置へスムーズに戻るようになっています。一方、Appleは蝶のように薄く繊細な独自のスイッチ構造を採用しました。これが「バタフライ」という名前の由来です。
残念ながら、バタフライキーボードは非常に壊れやすい構造でした。ほんの少しのホコリがキーの下に入り込むだけで、キーの連打誤認識、押しっぱなしになる、まったく反応しないといった問題が発生することがあります。
キーボードの清掃を行う
特定のキーだけが効かなくなった場合、その下にホコリやゴミが溜まっている可能性があります。食事をしながらMacを使用している方は、特に注意が必要です。キーの裏側を清掃するだけで問題が解決することもあります。
- MacBookまたは外付けキーボードを縦方向に立て、できれば75度程度の角度にします。
- エアダスターなどで圧縮空気を吹きかけます。左から右へ順番に行いましょう。
- MacBookやキーボードを右側に倒し、次に左側に倒して、同じ操作を繰り返します。
macOSをアップデートする

キーボードが動作しない原因がソフトウェア側にある場合もあります。その場合は、macOSを最新版に更新することで改善するかもしれません。
- システム環境設定を開きます。
- 「ソフトウェア・アップデート」を選択します。
- 利用可能なアップデートがあればすべてインストールします。
環境設定ファイル(.plist)を削除する

macOSは各種環境設定を「.plist」という拡張子のファイルに保存しています。問題の原因となっている設定をリセットするために、.plistファイルを削除すると効果的なことがあります。ただし、削除作業の前には必ずTime MachineでMacをバックアップしておきましょう。万が一の際に復旧できます。
- Finderを開き、「Cmd + Shift + G」を押します。
- 「/Library/Preferences/」と入力して「移動」をクリックします。
- 「com.apple.keyboardtype.plist」を見つけて削除します。
- Macを再起動します。
Macには数多くの.plistファイルが存在しますが、削除しても必要に応じてmacOSが自動的に再作成してくれます。この方法はマウスの不具合など、他のさまざまな問題の解決にも役立ちます。
新しくインストールしたアプリを削除する
最近インストールしたソフトウェアが、キーボードの動作に干渉している可能性もあります。問題が最近発生し始めた場合は、心当たりのあるアプリを削除してみてください。
Macで最近インストールしたアプリを確認する方法
- Finderで「アプリケーション」フォルダを開きます。
- ウィンドウ上部の並べ替えオプションから「追加日」を選択して並べ替えます。
別のキーボードを試す
Macのキーボードが効かないときは、別のキーボードを試してみましょう。別のキーボードで問題なく入力できるのであれば、原因はソフトウェアかMac本体側にあると考えられます。
これはMacBookの場合も同様です。理想とは言えませんが、外付けキーボードを使えば入力作業を継続できます。ただし、MacBookの内蔵キーボードの交換は難易度が高いため、故障している場合は専門業者への依頼が必要になることもあります。
また、設計上の欠陥によりキーボードが故障したMacBook AirやMacBook Proが存在することも知られています。これらの機種は「バタフライキーボード」を採用しており、お使いのモデルが対象であれば、無料の交換プログラムが適用される場合があります。
USB接続を確認する
USB接続のMacキーボードの場合、一度ケーブルを抜いて差し直すだけで解決することもあります。あわせて、USBポート自体が正常かどうかも確認しましょう。キーボードを抜いて、代わりにマウスなど別の機器を同じポートに接続してください。それが正常に動作すれば、ポートに問題はないと判断できます。
バッテリーを点検する
ワイヤレスのAppleキーボードが動作しない場合は、まず電池を交換してみてください。内蔵バッテリー搭載の新型Magic Keyboardを使用している場合は、十分に充電されているかを確認しましょう。さらに、充電ケーブルやMacのUSBポートを変えてみるのも有効です。これらのどれかが、キーボードが起動しない原因になっていることがあります。
Bluetooth接続を確認する
Bluetoothキーボードを使用している場合、MacのBluetooth設定に原因があるかもしれません。キーボードをBluetoothデバイスリストから一度削除し、再登録すると改善することがあります。
- システム環境設定を開き、「Bluetooth」を選択します。
- Bluetoothがオンになっていることを確認します。
- BluetoothキーボードがMacに接続されていれば、「デバイス」欄に表示されます。
- 該当するキーボードを選択して「×」ボタンをクリックし、リストから削除します。
- キーボードをMacに再接続します。
ワイヤレスドングルを確認する
一部のワイヤレスキーボードは、USBドングル経由でMacに接続されます。キーボードの電池が満タンでも、ドングルと通信できなければ動作しません。
残念ながら、この部分の調査は容易ではありません。ドングル側とキーボード側、どちらのワイヤレスチップが故障しているのかを特定する確実な手段がないためです。ただし、ドングルを別のUSBポートや別のパソコンに挿してみることはできます。他の環境で正常に動作すれば、キーボードとドングル自体に問題はないと言えます。
まとめ
この記事で紹介した対処法のいずれかで、Macのキーボードの問題が解決することを願っています。ただし、キーボードが修復不可能なほど損傷しているケースもあります。例えば液体をこぼすと取り返しのつかないダメージになりますし、激しいタイピングを続けていれば、消耗品として寿命を迎えることもあります。
可能であれば、自分のキーボードを別のパソコンで試したり、逆に別のキーボードをMacに接続したりしてみましょう。こうすることで、キーボード側とMac本体側、どちらに原因があるのかを切り分けることができます。
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