Windowsエラー
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> Windowsエラー

マイクロソフトが解説、LenovoノートPCでWindows 10がクラッシュする原因と暫定対策

マイクロソフト、Lenovo ThinkPadでのWindows 10クラッシュ問題を認める

マイクロソフトは、最近の変更によりWindows 10(バージョン2004)がLenovoのThinkPadノートパソコン上でクラッシュする問題があることを正式に認めました。同社はこの問題を解決するための複数の対策を提示しています。

クラッシュは2020年7月の更新プログラム「KB4568831」をインストールした後に発生しており、ThinkPadユーザーは「SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」や「0xc0000005 アクセス拒否」といったエラーに直面しています。

Lenovoのエンジニアによると、これらの問題は、互換性のないドライバーがWindows 10の仮想化機能と競合することで引き起こされるとのことです。

さらにLenovoは、2019年〜2020年モデルのThinkPadデバイスで「Enhanced Windows Biometric Security」機能が有効になっている場合、以下のような追加の問題が発生する可能性があることを確認しています。

  • システム起動時のブルースクリーン(BSoD)
  • Lenovo Vantage起動時のBSoD
  • Windows Defenderスキャン開始時のBSoD
  • Windows Helloおよび顔認証によるログインができない
  • Intel Management Engineに関連するデバイスマネージャーの不具合
  • IRカメラに関するデバイスマネージャーのエラー

問題の原因はPCIデバイス構成空間へのアクセス制限

マイクロソフトによれば、更新プログラムKB4568831以降では、プロセスがメモリの特定領域、すなわち「PCIデバイス構成空間(PCI Device Configuration Space)」へアクセスすることが制限されています。プロセスが不正な方法でPCIデバイス構成空間にアクセスしようとすると、Windows 10がクラッシュし、エラーが表示される仕組みです。

開発者チームは次のように説明しています。「新しい制限により、悪意のあるプロセスが保護されたデバイスの構成空間を改ざんすることはできなくなります。デバイスドライバーやその他のシステムプロセスは、マイクロソフトが提供するバスインターフェースとIRPを使用する場合を除き、PCIデバイスの構成空間を操作してはなりません。サポートされていない方法(例:MCFGテーブルを解析し、構成空間を仮想メモリにマッピングするなど)でPCI構成空間にアクセスしようとした場合、Windowsはアクセスを拒否し、エラーを生成します。」

修正パッチを準備中、待てないユーザーには暫定対策を案内

マイクロソフトのエンジニアは現在、Lenovoと協力してこれらの問題を修正するパッチの開発を進めています。ただし、具体的な提供時期については明らかにされていません。

パッチのリリースを待ちたくないユーザー向けに、マイクロソフトは暫定的な回避策として、ノートPCのUEFI設定から「Enhanced Windows Biometric Security」機能を無効化する方法を提案しています。

なお、ハッカーがLenovoのNAS製品を攻撃し、データを破壊したうえで身代金を要求する事件についても、当サイトで以前ご紹介しています。

  1. マイクロソフト、新型Windows 11ノートPCに高精度タッチパッドと前面カメラの搭載を義務付け

    Windows 11の登場に伴い、マイクロソフトはより厳格なシステム要件を通じて、特定のパフォーマンスとセキュリティ体験に対して明確な基準線を引いているようです。 マイクロソフト自身が公表したシステム要件によると、一部のユーザーはサードパーティ製TPMの調達という混乱した市場に足を踏み入れる必要があるだけでなく、OEMメーカーにはPrecision Touchpad(高精度タッチパッド)と前面カメラの搭載が求められることになります。 Precision Touchpadの歴史と普及の経緯 マイクロソフトは2013年、初の自社製コンピューターであるSurface Proとともに、Windows向

  2. Windows 10の動作を高速化!Microsoftサービスを無効にする理由と手順を解説

    Windows 10をより快適に、スムーズに動かしたいと思って検索したことがあるなら、「特定のWindowsサービスを無効にしよう」というアドバイスを目にしたことがあるかもしれません。実は、お使いのOSにはデフォルトで有効になっている不要な機能や、CPUリソースを大量に消費するプログラムが存在します。これらのサービスはスタートアッププログラムの一種で、常時実行が必要なものばかりではありません。システムの動作が遅くなったり、起動に時間がかかったりする原因となっているのです。 そこで、Windows PCから最大限のパフォーマンスを引き出したいのであれば、内蔵されているMicrosoftサービスの