【解決】「制限のためこの操作は取り消されました」エラーの原因と直し方
近年、Microsoft WordやExcel、そして特にOutlookなどのMicrosoft製品を使っている多くのユーザーから、プログラム内のハイパーリンクをクリックしてブラウザーで開こうとすると、次のようなエラーが表示されるという報告が相次いでいます。
「このコンピューターの有効なポリシーによって設定された制限のため、この操作は取り消されました。システム管理者に問い合わせてください。」(This operation has been cancelled due to restrictions in effect on this computer. Please contact your system administrator.)
このエラーが厄介なのは、多くのユーザーが自分自身がPCの管理者であるにもかかわらず表示される点です。そもそも、Microsoft製アプリ内のリンクを開くことが制限される理由は本来存在しません。そのため、この問題はWindowsコミュニティで大きな話題となりました。
原因は非常にシンプルで、影響を受けているコンピューターのインターネット設定の不具合です。幸い、解決策も簡単で、以下に既知の対処法をすべて紹介します。
解決策1:Internet Explorerの設定をリセットする
ほとんどの場合、Internet Explorer(インターネットオプション)の設定をリセットするだけでこの問題は解決します。手順は以下の通りです。
Windowsキーを押しながらRキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログにinetcpl.cplと入力してOKをクリックします。

「詳細設定」タブを開き、「Internet Explorerのリセット」の下にある「リセット…」ボタンをクリックします。「個人設定を削除する」にチェックを入れて「リセット」を実行しましょう。

リセット完了後、「閉じる」をクリックします。続いてコントロールパネルから「プログラム」→「既定のプログラム」→「既定のプログラムの設定」を開きます。

プログラムの一覧から「Microsoft Outlook」を見つけてクリックし、「このプログラムを既定として設定する」を選択します。同じ要領で「Internet Explorer」も既定のプログラムに設定し、「OK」をクリックします。最後にInternet Explorerを閉じて、問題が解決したかどうかを確認してください。

解決策2:別のPCから正常なレジストリファイルを読み込む
この方法を試す前に、必ずシステムの復元ポイントを作成しておいてください。万が一作業中に問題が発生しても、作成しておいた復元ポイントに戻せるので安心です。
まず、この問題が発生していない別のコンピューターで、Windowsロゴキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
regeditと入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを起動します。
左側のペインで、次のキーへ移動します。
HKEY_Local_Machine\Software\Classes\htmlfile\shell\open\
「open」の下にある「Command」サブキーをクリックして選択します。
上部のツールバーから「ファイル」→「エクスポート」の順にクリックし、.regファイル(レジストリファイル)に分かりやすい名前を付けて保存します。
保存した.regファイルをUSBメモリなどのリムーバブルメディア経由で、問題が発生しているコンピューターにコピーします。
コピー先のPCで.regファイルをダブルクリックすると、レジストリに情報が統合され、変更が適用されます。確認画面が表示されたら「はい」をクリックして実行を確定してください。
解決策3:Microsoftの自動修復ツールを利用する
レジストリなどPCの重要な領域を直接編集するのに抵抗がある方や、できるだけ手間をかけたくない方には、Microsoftが公式に提供している自動修復ツールの利用をおすすめします。かつては「Microsoft Fix It」というユーティリティがこの問題専用に配布されていましたが、現在は提供が終了しており、後継となる「Easy Fix」ツールやサポート診断ツールが案内される仕組みになっています。Microsoftの公式サポートページにアクセスし、お使いのWindowsのバージョンに対応した修復ツールをダウンロードして実行してください。
解決策4:無料の代替ソフトへ乗り換えて快適に
問題の発生源がOfficeアプリ側にある以上、思い切ってトラブルのない代替ソフトへ乗り換えるのも現実的な選択肢です。
- メールクライアント(Outlookの代替): Mozilla Thunderbird
- オフィススイート(Word・Excel・PowerPointなどの代替): Apache OpenOffice や LibreOffice
これらのソフトウェアはすべて無料で利用でき、Officeに搭載されている機能の大部分をカバーする信頼性の高い定番ソフトです。さらに、Officeアプリで作成・編集したファイルとも高い互換性があるため、乗り換えによるデータの心配もほとんどありません。エラーに悩まされ続けるより、環境ごと切り替えてしまう方が結果的に快適でコストも抑えられるでしょう。
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