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【解決方法】「Desktop Window Managerが動作を停止し、終了しました」エラーの対処法まとめ

Desktop Window Manager(デスクトップ ウィンドウ マネージャー、略してDWM)は、Windows Vistaで初めて導入され、Windows 7やWindows 8にも引き続き搭載されている重要な機能です。その役割は、デスクトップの表示を合成(コンポジション)することにあります。このデスクトップ構成機能により、透明感のあるガラス風ウィンドウ枠、3Dウィンドウ切り替えアニメーション、Windows FlipやWindows Flip 3Dといったタスク切り替え機能、高解像度ディスプレイへの対応など、さまざまな視覚効果が実現されています。

Desktop Window ManagerはWindowsサービスとして常駐しており、「サービス」管理ツールから有効化・無効化を切り替えることが可能です。しかし、何らかの理由で正常に動作しなくなると、デスクトップ上に「Desktop Window Manager は動作を停止し、終了しました」というエラーメッセージが表示されます。【解決方法】「Desktop Window Managerが動作を停止し、終了しました」エラーの対処法まとめ

この問題は、Windows VistaからWindows 8まで幅広いOSで発生することが報告されています。発生原因は多岐にわたり、サービス自体の不具合、OS側の問題、ファイル同士の競合、マルウェア感染などが考えられます。

本記事では、このエラーを解消するための具体的な対処法を順番にご紹介します。それでは早速見ていきましょう。

事前準備:破損したシステムファイルを修復する

まずは専用ツール「Restoro」をダウンロードして実行し、破損または欠落しているシステムファイルをスキャンしましょう。問題のあるファイルが検出された場合は、後述する各対処法と併せてRestoroで修復を行うことで、より確実にエラーを解消できます。

方法1:セカンドモニターの画面回転設定を見直す

複数のモニターを使用していませんか?また、グラフィックカード付属のソフトウェアを使って画面の回転設定などを変更したことはありませんか?両方とも当てはまらない方は、次の方法へ進んでください。一方でも当てはまる場合は、この方法を試す価値があります。

実際、セカンドモニターの画面回転を「縦向き(ポートレート)」に変更した後に、このエラーが発生したというユーザーが少なからずいます。この場合の解決策はシンプルで、画面の向きを「横向き(ランドスケープ)」に戻すことです。設定を変更したらPCを再起動し、エラーが解消されたかどうかを確認してください。

方法2:クリーンブートを実行する

クリーンブートは、2つのアプリケーション間に競合があるかどうか、あるいは特定のアプリケーションに問題がないかを調査するための最も有効な手段の一つです。クリーンブート状態では、アプリケーションサービスやドライバーサービスを読み込まずにWindowsを起動できるため、Desktop Window Managerと他のアプリケーションの間に競合が存在するかどうかを切り分けられます。

クリーンブート後もエラーが再現する場合は、他のアプリケーションとの競合ではないため、次の方法に進んでください。逆にエラーが発生しなくなった場合は、何らかのアプリケーションがDesktop Window Managerと競合していることになります。どのアプリが原因かを特定するには、アプリを一つずつ有効化しては再起動を繰り返して確認するのが確実です。詳細な手順については、下記の関連リンク先の記事をご参照ください。

方法3:Desktop Window Managerサービスの状態を確認する

サービスが起動していなければ、関連するアプリケーションや機能は動作しません。Desktop Window Managerも同じで、サービスが停止していればエラーが発生します。ここでは、「サービス」ツールからDesktop Window Managerサービスを適切に設定する手順を紹介します。Windows 7 Professionalでの操作例ですが、他のOSでもほぼ同じ手順で実行できます。

  1. Windowsロゴキーを押しながらRキーを押す
  2. services.msc」と入力してEnterキーを押し、「サービス」を開く
  3. Desktop Window Manager Session Manager」サービスを探す。このサービスは、Desktop Window Managerの起動と維持を担当しています
  4. 該当サービスを右クリックし、「プロパティ」を選択
  5. 全般」タブを開く
  6. スタートアップの種類」を「自動」に変更し、「開始」ボタンをクリック。すでにサービスが実行中の場合は、「停止」ボタンをクリックして「はい」で確認した後、再度「開始」をクリックしてサービスを再起動する【解決方法】「Desktop Window Managerが動作を停止し、終了しました」エラーの対処法まとめ
  1. 適用」をクリックし、「OK」で確定する
  2. 「サービス」ツールを閉じる
  3. PCを再起動し、動作を確認する

なお、Desktop Window Managerが必要なく、無効化しても作業効率や業務に支障が出ない場合は、このサービスを無効にするのも一つの選択肢です。その際は上記と同じ手順で、スタートアップの種類を「自動」ではなく「手動」に変更してください。

方法4:グラフィックカードドライバーのバージョンを変更する

グラフィックドライバーの更新またはダウングレードも、この問題の有力な解決策となります。どちらを選ぶべきかは、直前に行った操作によって異なります。

直前にグラフィックカードドライバーを更新してからエラーが発生するようになった場合は、ドライバーを以前のバージョンにロールバックしてください。逆に、最近ドライバーを更新していないのであれば、むしろ最新版へのアップデートを試す絶好のタイミングです。それぞれの具体的な手順については、関連記事を参考に進めてください。

方法5:Aero Peekをオフにする

Aero PeekはWindows 7から搭載された機能で、タスクバーの右端にあります。マウスをタスクバー右端に移動すると、開いているすべてのアプリケーションやウィンドウが一時的に隠れ、デスクトップが表示される仕組みです。

この方法ではAero Peekを無効化します。具体的な手順は関連記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。この操作はWindows 7とWindows 8の両方で共通の手順となっています。

方法6:ハードディスクをデフラグする

長期間PCを使用していると、ハードディスク上のファイルが断片化し、Windowsの動作が徐々に遅くなります。これに対する最善の対策が、標準搭載の「ディスク デフラグ ツール」によるデフラグメント処理です。デフラグツールにはいくつかの起動方法がありますが、ここではすべてのOSで使える方法を紹介します。

なお、SSD(ソリッドステートドライブ)をお使いの方は次の方法へ進んでください。SSDはHDDとは動作原理が異なるため、デフラグは不要です。ここでは、Windows 7 Pro環境でWD製320GB SATA IIハードディスクを最適化する手順を示します。

  1. Windowsロゴキーを押しながらRキーを押す
  2. dfrgui」と入力してEnterキーを押し、「ディスク デフラグ ツール」を開く
  3. ディスクの最適化」をクリックする【解決方法】「Desktop Window Managerが動作を停止し、終了しました」エラーの対処法まとめ
  4. デフラグが完了するまで待機する
  5. ディスク デフラグ ツールを閉じる
  6. PCを再起動し、動作を確認する

方法7:システムの復元を実行する

バックアップと復元の仕組みを整えておくことは、家庭環境でもビジネス環境でも非常に重要です。Windowsやデータの復旧手段はいくつかありますが、その一つが「システムの復元」です。システムの復元が有効になっている場合、すべてが正常に動作していた過去の時点までOSの状態を戻すことができます。

ただし注意点として、システムの復元が無効になっている場合は、過去の状態に戻すことはできません。実行手順の詳細については、関連記事をご確認ください。

方法8:Windows Updateを実行する

OS・ドライバー・アプリケーションを常に最新の状態に保つことは、Windows PCの安定運用に不可欠な基本作業です。Microsoftは毎月第2火曜日(または第4火曜日)に更新プログラムを公開しており、これは「Patch Tuesday(パッチチューズデー)」と呼ばれています。

Windows Updateを怠ると、セキュリティパッチが未適用のままになり、マルウェアに感染してOSやソフトウェア、大切なデータが破壊されるリスクが高まります。この方法では、ご自身のPCでWindows Updateを実行してください。具体的な操作手順は関連記事で詳しく解説しています。

方法9:ハードディスクをマルウェアスキャンする

マルウェアはOS、アプリケーション、ドライバー、データに深刻な被害をもたらす可能性があり、決して軽視できません。この方法では、Malwarebytesを使ってハードディスク全体をスキャンします。まだインストールしていない場合は、公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。実行手順は関連記事をご参照ください。

さらに、Avira AntivirやMicrosoft Defenderによるスキャンも併用することをおすすめします。これらの使い方についても、関連記事で詳しく説明しています。マルウェアの除去が完了したら、必ずPCを再起動しましょう。

方法10:チェックディスクを実行する

ファイルの破損や不良セクターが原因でハードディスクが正常に動作していない場合は、チェックディスク(Check Disk)の実行が有効です。チェックディスクは、不良セクターを検出し、修復可能なものであれば修正してくれるユーティリティです。

コマンドプロンプトからチェックディスクを実行する手順については、関連記事で詳しく解説しています。この方法はWindows VistaからWindows 7までのOSに対応しています。

方法11:SFC /SCANNOW を実行する

システム ファイル チェッカー(SFC)は、Windowsに組み込まれたコマンドラインユーティリティで、システムファイルの破損を検査します。破損が見つかった場合、SFCは自動的に修復を試みます。SFCには複数のコマンドがありますが、その中でも「SCANNOW」は、保護対象のすべてのシステムファイルの整合性をスキャンし、問題のあるファイルがあれば可能な範囲で修復してくれるコマンドです。

この方法では「SFC /SCANNOW」コマンドを実行します。Windows VistaからWindows 7までのOSで利用できます。

方法12:Windowsのインストールを修復する

マルウェア感染やファイル破損などが原因で、Windowsのインストール自体が損傷してしまうこともあります。そのような場合は、Windowsの修復インストールが最善の解決策です。

この方法では、BIOSまたはUEFIの設定を変更してWindows DVDからPCを起動し、その後Windowsの修復を実行します。手順はWindows VistaとWindows 8で共通です。

方法13:Windows 7をService Pack 1に更新する

Windows 7をSP1(Service Pack 1)未適用のまま使用している場合は、お使いの環境に合ったSP1をダウンロードしてインストールしましょう。OSのアーキテクチャに応じて、32ビット版または64ビット版のSP1を選択する必要があります。Windows 7 SP1はMicrosoft Download Centerから入手できます。Windows 7以外をお使いの方は、次の方法へ進んでください。更新手順の詳細は関連記事をご覧ください。

方法14:新しいユーザーアカウントを作成する

ユーザーアカウントが破損すると、Desktop Window Managerに関する問題など、さまざまな不具合が発生することがあります。この場合、新しいアカウントを作成することで問題を回避できます。

新しいユーザーアカウントの作成にOSの再インストールは必要ありません。現在のアカウントからでも作成できます。ただし、標準ユーザーアカウントではユーザーアカウントを作成できないため、管理者権限が必要です。また、既存のデータを新しいアカウントへ移行する作業も必要になります。作成手順の詳細は関連記事をご確認ください。Windows VistaからWindows 8までの各OSで、手順は同一または類似しています。

方法15:BIOSまたはUEFIのバージョンを変更する

BIOSやUEFIの役割については、これまでの記事でも何度か解説してきました。この方法では、BIOSまたはUEFIのバージョンを変更します。

まずおすすめしたいのは、BIOS/UEFIを最新バージョンへアップデートすることです。それでも問題が解決しない場合は、逆にバージョンをダウングレードしてみてください。具体的な手順は、BIOSやUEFIのバージョン変更方法を解説した記事を参考にしてください。なお、バージョン変更の前には、必ずお使いのマザーボードの技術資料(マニュアル)を確認することを強くおすすめします。

方法16:OSをアップグレードする

もし今なおWindows Vistaを使用しているなら要注意です。Windows VistaはすでにMicrosoftのサポートが終了しており、セキュリティ面でも大きなリスクを抱えています。Windows 7以降の新しいOSへのアップグレードを強くおすすめします。実際、OSを新しいバージョンへアップグレードしたことでこの問題が解消したというユーザーも少なくありません。


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