Windows 10で動画が再生できない・読み込み止まりする問題を解決する9つの方法
Windows 10にアップグレードした後、YouTubeやNetflixなどの動画がストリーミング再生できなくなった——そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。実際、Windows 10ではこの問題が多く報告されています。動画を読み込もうとしてもローディング表示が延々と続き、最初のフレームで固まってしまうこともあります。ダウンロード済みのローカル動画は正常に再生できるのに、ブラウザでのストリーミングだけがうまくいかないケースも特徴的です。また、すべてのブラウザで発生する場合もあれば、特定のブラウザだけで起こる場合もあります。
この問題の原因はさまざまですが、多くはグラフィック関連や動画プレーヤーに起因します。具体的には、以下のような要因が考えられます。
- グラフィックドライバーが古い、または互換性がない
- ハードウェアアクセラレーションが原因になっている
- Microsoft Silverlightなどのアプリケーションに不具合がある
つまり、設定が意図せず変更されたか、古いドライバーやアプリケーションがWindows 10と互換性を持っていないことが主な原因です。ここでは、動画のストリーミング問題を解決するための方法を順番にご紹介します。
方法1:電源オプションを変更する
少し意外に思えるかもしれませんが、電源オプションの設定を変更することで問題が解決したというユーザーが非常に多くいます。手順は簡単で、電源プランを「高パフォーマンス」から「バランス」に変更するだけです。
- Windowsキーを押しながらRキーを押す
- powercfg.cplと入力してEnterキーを押す
- 「バランス(推奨)」を選択する


これだけで即座に問題が解決することもあります。設定を変更したらウィンドウを閉じ、動画が正常に再生できるか確認してください。変化が感じられない場合は、一度PCを再起動してから再度試してみてください。
方法2:動画プレーヤーを最新版に更新する
使用している動画プレーヤーやストリーミングツールのバージョンが古い、またはWindows 10と互換性がない場合も、この問題が発生します。まずはお使いのプレーヤーの公式サイトにアクセスし、最新版をダウンロードしてインストールしてみてください。
動画プレーヤーやストリーミング製品は種類が多いため、ここですべての手順を紹介することはできませんが、多くの製品には「更新プログラムの確認」機能が搭載されています。そちらを利用するのも良いでしょう。
方法3:ハードウェアアクセラレーションを無効化する
ハードウェアアクセラレーションを無効化することで問題が解決したという報告も多数あります。ブラウザごとの手順を以下にまとめました。
Firefoxの場合:
Firefoxのハードウェアアクセラレーション設定は通常非表示になっているため、まず設定を変更して項目を表示させる必要があります。
- Firefoxを開く
- 右上隅の三本線アイコンをクリックしてメニューを開く
- 「オプション」を選択する
- 下にスクロールし、「パフォーマンス」セクションの「推奨のパフォーマンス設定を使用する」のチェックを外す
- 新しく表示された「可能な場合はハードウェアアクセラレーションを使用する」のチェックも外す



Google Chromeの場合:
- Google Chromeを開く
- 右上隅の三点リーダー(⋮)をクリックしてメニューを開く
- 「設定」を選択する
- 下にスクロールして「詳細設定」をクリックする
- さらにスクロールし、「システム」セクションにある「使用可能な場合はハードウェア アクセラレーションを使用する」をオフに切り替える



Internet Explorer / Microsoft Edgeの場合:
- Windowsキーを押しながらRキーを押す
- inetcpl.cplと入力してEnterキーを押す
- 「詳細設定」タブをクリックする
- 「設定」セクションの「アクセラレータ グラフィックス」にある「ソフトウェア レンダリングを使わずに GPU レンダリングを使う」のチェックを外す
- 「適用」をクリックし、「OK」を選択する


設定が完了したらPCを再起動し、問題が解決したかどうかを確認してください。
方法4:オーディオ再生設定を変更する
オーディオ再生のビットレートを下げることでも、このストリーミング問題が解決することがあります。以下の手順で設定を変更してみてください。
- タスクバー右下のスピーカーアイコンを右クリックし、「サウンド」または「再生デバイス」を選択する
- 既定の再生デバイスを選択する(緑色のチェックマークが付いているもの)
- その状態で「プロパティ」を選択する
- 「詳細」タブを開く
- 「既定の形式」のドロップダウンメニューから「16 ビット、44100 Hz (CD 音質)」を選択する
- 「適用」をクリックし、「OK」を選択する
- 再度「OK」をクリックして閉じる



設定後、もう一度動画を再生してみてください。正常に動作するはずです。
方法5:グラフィックドライバーを更新する
Windowsのアップグレードや更新の直後に問題が発生した場合は、グラフィックドライバーの互換性不足が原因である可能性が高いです。ドライバーを最新版に更新しましょう。
自動更新の場合:
- Windowsキーを押しながらRキーを押す
- devmgmt.mscと入力してEnterキーを押す
- 「ディスプレイアダプター」をダブルクリックして展開する
- 使用中のビデオカードを右クリックし、「ドライバー ソフトウェアの更新」を選択する
- 「更新されたドライバー ソフトウェアを自動的に検索」をクリックし、Windowsによる更新を待つ



手動で更新する場合:
Windowsが新しいドライバーを見つけられない場合は、メーカーのサイトから手動で入手できます。
- Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、devmgmt.mscと入力してEnterキーを押す
- 「ディスプレイアダプター」をダブルクリックし、さらにビデオカードをダブルクリックする
- 「ドライバー」タブを開き、現在のドライバーバージョンを確認する(このウィンドウは開いたままにしておく)
- ブラウザでビデオカードメーカー(例:Intel、NVIDIA、AMDなど)の公式サイトにアクセスする
- お使いのデバイス向けの最新ドライバーを検索し、バージョンが同じなら問題ありません。古い場合は新しいバージョンをダウンロードする
注意:最新版で解決しない場合は、3〜4ヶ月以上前の旧バージョンのドライバーを試してみてください。旧版の方が安定するケースもあります。 - ダウンロードしたセットアップファイルをダブルクリックしてインストールするか、デバイスマネージャーから「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索」→「参照」→ドライバーファイルを選択→「次へ」の手順でインストールする



方法6:GPU構成を調整する
PCに専用GPUと内蔵GPU(iGPU)の両方が搭載されている場合、動画の再生がiGPUに割り当てられており、その性能では処理しきれないために問題が発生することがあります。まずはiGPUを無効化し、それでも改善しない場合はサウンドドライバーの再インストールを試みます。
- Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を開く
- Devmgmt.mscと入力してEnterキーを押す
- デバイスマネージャーで「ディスプレイアダプター」を展開し、内蔵GPUのドライバーを右クリックする
- 「デバイスを無効化」を選択し、問題が解決するか確認する
- 改善しない場合は、デバイスマネージャーに戻り「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開して、内蔵されているすべてのドライバーを無効化する
- システムトレイのスピーカーアイコンに斜線が表示されます
- Windowsキー+IでWindowsの設定を開き、「更新とセキュリティ」をクリックする
- 「更新プログラムのチェック」をクリックし、利用可能な更新をすべてインストールする
- ドライバーが自動的に再インストールされます
- 問題が解決したかどうかを確認する



方法7:Windows Updateからディスプレイドライバーを再インストールする
メーカーサイトのドライバーではなく、Windows Update経由で配布されるドライバーを再インストールすると問題が解決する場合があります。
- Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、Devmgmt.mscと入力してEnterキーを押す
- デバイスマネージャーで「ディスプレイアダプター」を展開し、専用GPUのドライバーを右クリックする
- 「デバイスのアンインストール」をクリックすると、Microsoft基本ディスプレイドライバーに戻ります
- この状態で動画が再生できるか確認する
- 専用ドライバーに戻したい場合は、Windowsキー+Iで設定を開き、「更新とセキュリティ」をクリックする
- 「更新プログラムのチェック」を実行し、PCに更新プログラムをダウンロード・インストールさせる
- ドライバーは更新と一緒にインストールされます
- PCを再起動し、問題が解決したか確認する
- 動画再生時に専用GPUが実際に使用されていることも確認しておきましょう

方法8:メディアコーデックパックをインストールする
上記の方法でも問題が解決しない場合は、Microsoftから最新のメディアコーデックパックをインストールするというシンプルな対処法があります。多くのユーザーがこの方法で問題を解消しています。
- KB3010081用およびKB3099229用のコーデックパックをダウンロードする
- また、Microsoftの公式サイトでお使いのバージョンに対応したコーデックを検索することもできます
- ダウンロードした実行ファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールする
- 問題が解決したかどうかを確認する

方法9:高速スタートアップを無効化する
高速スタートアップ(Fast Boot)が有効になっていることが原因でエラーが発生するケースもあります。以下の手順で無効化してみましょう。
- Windowsキー+Rで「ファイル名を指定して実行」を開く
- Control panelと入力してEnterキーを押し、コントロールパネルを開く
- 「ハードウェアとサウンド」をクリックし、「電源オプション」を選択する
- 「システム設定」から「電源ボタンの動作を選択する」をクリックする
- 下部にある「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外して設定を保存する
- 問題が解決したかどうかを確認する


設定が完了したらPCを再起動してください。これで問題が解決するはずです。それでもYouTubeで動画が再生できない場合は、YouTube専用のトラブルシューティングガイドも参考にしてみてください。すべての方法がうまくいかない場合は、以前のWindowsビルドに戻すか、最終手段としてPCを初期化(リセット)すれば、確実に問題を解決できるでしょう。
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