InputMapperが排他モードで接続できないエラーの原因と対処法
Windows 10にFall Creators UpdateやAnniversary Updateを適用した後、「InputMapperの排他モード(Exclusive Mode)が機能しなくなった」という報告が多くのユーザーから寄せられています。各種ユーザーレポートによると、Run DS4 exclusively機能を実行しても排他モードへ切り替わらなくなったとのことです。なお、旧バージョンのInputMapperでは、設定メニュー内にUse Exclusive Modeという項目として表示されていました。

InputMapperが排他的に接続できないエラーの原因
問題の調査とさまざまなユーザーレポートの分析を行った結果、このトラブルは、WindowsがHIDデバイスへの接続を処理する仕様の変更に起因していることが判明しました。
Anniversary UpdateとCreators Updateの両方で、利用可能なすべてのHIDデバイスをシステム側が開くプロセスが導入されました。その結果、InputMapperがデバイスを排他的にオープンすることが妨げられるようになったのです。この競合はkernel32.dllの内部で発生しているため、開発者側からの解決は不可能とされています。
InputMapperが排他的に接続できないエラーの修正方法
InputMapperを使ってPS4コントローラーをPCに接続・設定する際にお困りの方に向けて、本記事では複数のトラブルシューティング手法を紹介します。以下に挙げるのは、同じ状況に直面したWindows 10ユーザーが実際に問題を解決するために使った方法です。
ここで紹介するすべての方法は、少なくとも1名以上のユーザーによって効果が確認されています。ご自身の環境や状況に合わせて、最も実行しやすい方法をお選びください。それでは始めましょう。
方法1:InputMapper HidGuardianを使用する
InputMapperの開発者は、対象ドライバーをフィルタリングするサービスを起動できるスタンドアロンツールを新たにリリースしました。このツールを利用することで、Windows 10でも排他モードを実現しやすくなります。
このツールは、親アプリケーションであるInputMapperと併用する設計になっており、WindowsがDS4の排他機能に干渉しないよう制御します。InputMapper HidGuardianは公式の配布リンクからダウンロード可能です。
使い方は簡単です。InputMapperを起動する前にサービスを実行し(付属のすべての.batファイルを管理者として開く)、Run Ds4 exclusivelyボタンをクリックするまでサービスを開いたままにしておいてください。
方法2:Bluetooth HIDデバイスを再有効化する
一部のユーザーによると、Bluetooth HIDデバイスとDualShock 4コントローラーの連携方法が変更されたことで、InputMapperが誤動作するケースがあるそうです。実際、関連アプリケーションをすべて終了した状態でBluetooth HIDデバイスを一度無効化し、再度有効化すると、このエラーを解消できることが確認されています。
具体的な手順は以下の通りです。
- PSコントローラーをPCに接続するために使用している可能性のあるアプリケーションをすべて終了します。対象にはInputMapper、DS4Windows、SCP、DS4Toolなどが含まれます。
- PSコントローラーがPCに接続されていないことを確認します。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「devmgmt.msc」と入力してEnterを押し、デバイスマネージャーを起動します。
- デバイスマネージャー内で「Bluetooth HIDデバイス」を探します(通常は「ヒューマンインターフェイスデバイス」カテゴリ内にあります)。
注意: 有線コントローラーを使用している場合は、デバイス名がHID準拠ゲームコントローラーと表示されることがあります。 - 該当デバイスを右クリックして「デバイスを無効化」を選択します。無効化したら、画面上部の操作メニューからハードウェア変更のスキャンをクリックします。

- デバイス一覧が更新されたら、Bluetooth HIDデバイスを再度右クリックし、デバイスを有効化を選択します。
- PS4コントローラーをPCに接続するためのアプリケーションを起動します。これでInputMapperが正常に動作するはずです。
DualShock 4コントローラーを再接続するたびに、この手順を繰り返す必要がある点に注意してください。Dualshock Exclusive Mode Toolを利用すれば、作業を大幅に簡略化できます。この無料のドネーションウェアは、上記の手順を自動的に実行してくれるため、貴重なゲーム時間を節約できます。
方法3:HidGuardianの排他モードを使用・設定する
もうひとつの有効な手段は、HidGuardianの排他モードを直接設定する方法です。手順は有線コントローラーとBluetooth(ワイヤレス)コントローラーで異なります。作業前に必ず管理者権限でログインしてください。なお、設定内容は後からいつでも元に戻せます。
Bluetooth/ワイヤレスコントローラーの場合:
すべての種類のBluetoothおよびワイヤレス接続に対して、以下の手順を実行してください。
- Windows + Rキーを押し、ダイアログボックスに「devmgmt.msc」と入力してEnterを押します。

- デバイスマネージャーからBluetoothドライバーを探し、右クリックしてプロパティを選択します。
- タブから詳細セクションを選択し、プルダウンメニューからハードウェアIDを選択します。

- 先頭のIDをメモ帳にコピーし、ID内の「BTHENUM」を「HID」に書き換えます。
(例:ハードウェアIDが「BTHENUM_148F&PID_5370」の場合は「HID_148F&PID_5370」に変更します) - 再びWindows + Rキーを押し、ダイアログボックスに「regedit」と入力してEnterを押します。
- レジストリエディターが起動したら、以下のキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HidGuardian\Parameters
- Affected Devicesの項目をダブルクリックし、先ほど作成した書き換え済みIDを貼り付けます。
有線コントローラーの場合:
- 前述の解決策と同様にデバイスマネージャーを開き、ドライバーのIDセクションまで移動します。
- 今回は先頭のIDだけではなく、最初の3つのIDをメモ帳にコピーします。この場合、IDの書き換えは不要です。
- 先ほどと同じレジストリエントリへ移動し、コピーした3つのIDをすべてAffected Devicesに貼り付けます。
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